2018年 10月 の投稿一覧

健康的な生き方の為に大切な考え方(2018年10月31 版)

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

アブラシリーズ、
様々な反響を頂き、
有難う御座いました!

 

さて、11月2日〜4日には
メンターのDr. Jonesの
大阪セミナーが開催予定です。

健康や病気予防の
最先端の知識を学んで
きたいと思います!

 

海外発の健康情報では、
海外にある希少な植物や
食べ物、サプリメントが
推奨されたりします。

それらを追い求めて
メディアに踊らされている
様に見える人が多いですね。

それらが有効な方がいる
と言うことは事実ですし、
否定してはいけませんが、
逆に「世界中の人達が、
365日全く同じ様な食事を
することが果たして健全か?」
と考えることが大切です。

 

自分は様々な勉強をしますが、
健康を実践していく為の
生活習慣/環境を実践する
正解はひとつでは無い
と感じています。

もちろん、
ベースとなる基本的な考え方は
共通することがありますので、

素直に理解して吸収すべき
とは思います。

 

自分も、
Dr.JonesとDr.Mattから
様々な知識を学んでいますが、
それぞれの地域や文化、
個人に合うベストなやり方を
見出す手助けをすることが
とても大切だと思います。

あくまで例え話ですが、
アマゾンなどの秘境にしか

自生しない様なモノを
世界中の人々が健康の為に
常食し始めたら、
完全に供給不足になりますし、
それ以外にもあらゆる地域に
それぞれ健康の為になる
食材や食事法はあるはずです。

 

「『文明化』と言う名の『生活の均質化』」
が実は様々な問題の原因なのかも
とも思うくらいです。

 

特に、日本は
元禄時代の食事は
世界一健康的だった

とする報告もあるくらいです。

絶え間なくメディアで紹介される
数多の食材やサプリメントは
確かに素晴らしいモノですが、
自生している地域の人、
手に入る人達が使えば良いこと。

自分の住んでいるところに合った、
そして季節に合ったものが
あるはずです。

もちろん、
すぐに効果を出したい場合には、
言われたモノややり方を取り入れて
愚直に実践するのが一番
でしょう。

しかし、
世界中で全く同じことを
実践し続けていくと言うことは、
あまりに不自然です。

細かいことを言えば、
・体内代謝に関わる酵素などのバランス
・腸内細菌叢の菌株数やバランス
・生活環境による栄養不足や毒物蓄積

などが個人差には
関わっているのですが。

だからこそ、
個人や個別の環境に合わせて
健康の実践を支援する為の
コーチ、コンサルティング、
と言うことが大切になる
のです。

 

自分は、
日本人に合うモノを使い
日本人の為の健康実践
を支援していきたい
と思っています。

将来的には、
海外でも、
現地の方に合うモノを使い
現地の方の為の健康実践
を支援していければ
と思っています。

 

もし
ご自身に合う方法を見つけたい、
望む結果を早く出したい、
と言う場合には、
個別面談申込のフォームより
お申込み下さい。

健康に必要な知識を
これから学んでいきながら、
健康に意識の高い人達と
交流をしていきたいと言う方は
オンラインコミュニティ
参加されるのもよいかと思います。

【アブラについて2018その3−飽和脂肪酸−】

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

「アブラについて2018」では
・栄養素としての脂質
・脂質の分類と体内での存在型
・不飽和脂肪酸の生体内での機能
についてお話ししました。

となると、残るは
「飽和脂肪酸」ですね。

「飽和脂肪酸≒動物性食品は不健康」
「不飽和脂肪酸≒植物性食品=健康」
と言うステレオタイプな認識は、
実は1970年代に提唱された仮説でした。

これに基づいて栄養指導が
行われたにも関わらず、
病気や肥満は増える一方でした。

 

アンチテーゼとして、
「脂肪を食べよう」
「糖質が諸悪の根源」
「果糖が諸悪の根源」
などの新仮説が提唱されていますが、
飽和脂肪酸については、
統一された見解は出ていません。

むしろ、常識の様に言われていた
「飽和脂肪酸=不健康」と言う仮説は
正当性が疑問視される傾向にあります。

 

不飽和脂肪酸については、
単純に「不飽和脂肪酸=健康」とは言えず、
その種類や質(特に酸化の有無)を
考えて理想的なω3:ω6=1:2-4と言う
バランスを目指した摂取が必要
と言うことを前回お伝えしました。
(未読の方はぜひ御覧ください。)

飽和脂肪酸は不健康?健康?

飽和脂肪酸についても、
単純に「飽和脂肪酸=不健康」と
言い切ることは難しいです。

「動物性食品が諸悪の根源」
と主張される人達もいらっしゃいます。
「健康や病気予防に有用な栄養素は
植物性食品をまるごと食べることで
ほとんど摂取可能」と言うことですが、
完全植物食をした場合に
サプリメントで補わなければいけない
栄養素があったりしますので、
「目に見えて動いて感情移入出来る動物を
殺して食べない道徳的なわたし」と言う
精神的満足感は得られますが、
健康と栄養を考えた場合には、
偏っている面があることは否めません。

思想、信念や宗教的信条に基づく選択は
「健康」「栄養」とは全く関係無いですし、
それを批評するつもりは全くありません。

 

その一方で、
・ケトン体ダイエット
・パレオダイエット
・MEC食(肉Meat、卵Egg、チーズCheese)
として動物性食品をメインとし、
流派によってはほとんど野菜は食べない
と言う方達もいます。

 

こちらもまた、全員では無いですが、
「食物繊維」「ファイトケミカル」
と言う栄養素をほぼ摂らない様な
形となり、かなり偏っています。

 

もし、飽和脂肪酸や動物性食品が
悪いのであれば、これらの集団は
菜食メインの集団と比較して、
病気発症率、死亡率が
著明に高くなって良いはずです。

 

まだ新しい食事法ですので、
結果がどうなるかは、
今後あるいは後世の方々が
判断することになると思います。

 

そもそも飽和脂肪酸は
ヒトは体内で合成でき、
必ず摂らなければいけない
ものではありません。

では、飽和脂肪酸を食べる理由は
一体なんでしょう?

間違いなく言えるのは
「料理にコクや深みを与える」
と思いますが。(笑)

飽和脂肪酸の分類

前々回、初回に簡単に分類を
お示ししましたが、
長鎖、中鎖、短鎖
の三種類がありましたね。
(細かい炭素数による区分けは
統一基準が無い為、資料により
境界が微妙に異なります。)

短鎖脂肪酸

短鎖脂肪酸は、
炭素数7個以下のもので、
酢酸、プロピオン酸、酪酸
などが含まれます。

短鎖脂肪酸は、大腸において、
食物繊維やオリゴ糖を腸内細菌が
代謝することにより生成されます。

生成された短鎖脂肪酸の大部分は
大腸粘膜組織から吸収され、
上皮細胞の増殖や粘液の分泌、
水やミネラルの吸収のための
エネルギー源として利用されます。

一部は血流に乗って全身に運ばれ、
肝臓や筋肉、腎臓などの組織で
エネルギー源や脂肪を合成する材料として
利用されます。

その他にも短鎖脂肪酸には、
・腸内を弱酸性の環境にすることで
 有害な菌の増殖を抑制する
・大腸の粘膜を刺激して蠕動運動を促進する
・ヒトの免疫反応を制御する
など様々な働きがあることが知られています。

中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸

中鎖脂肪酸は、
炭素数8-12個のもので、
ココナッツやパームフルーツなど
ヤシ科植物の種子の核の部分に
多く含まれています。
母乳や牛乳にも含まれています。

中鎖脂肪酸は、
炭素鎖が13個以上の長鎖脂肪酸に
比べて短いため、
比較的水になじみやすい特長をもちます。

食品に含まれる脂肪の多くは、
前々回にもお話した様に、
化学的に安定した
中性脂肪を構成しています。

体内に入ると
中性脂肪は十二指腸内で
胆汁により乳化されます

次に
消化酵素リパーゼの働きで、
脂肪酸を一つつけたモノグリセリドと
脂肪酸、グリセロールなどに分解されます

 

水に溶けやすいグリセロールは
そのまま小腸上皮細胞から吸収されますが、
モノグリセリドと長鎖脂肪酸は、
胆汁酸の働きによりミセルという
形態となりリンパ管へと吸収され、
胸管、鎖骨下静脈、心臓へと巡って
全身へ運ばれます

難しくて良く分からないですかね?

ザックリと言うと、
中鎖脂肪酸は腸→門脈→肝臓
長鎖脂肪酸は腸→リンパ管→心臓→全身
と言う過程を取るので、
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸と比較し
4-5倍の速度で吸収、代謝され、
より早くエネルギー源として
利用することが可能となります。

また、中鎖脂肪酸を摂ることで、
自身の体脂肪の燃焼もしやすくなる
とも言われています。

この特徴から、
中鎖脂肪酸がエネルギー源として
注目されているのです。

しかし、長鎖脂肪酸については、
基本的に心血管疾患その他の病気の
原因となる可能性があり避けるべき、
とする意見が大勢を占めています。

ただ一方で、
非精製糖質を摂る様な健康食と
同じ様な健康効果が超高脂肪食に
あるかも知れないと言う報告もあるのです。

飽和脂肪酸は質と量を限定すると健康に良い?

2017年1月に
The American Journal of Clinical Nutritionに
ノルウェーのベルゲン大学の研究チームが
「新鮮で加工度が低く
栄養価の高い食事を通じて
摂取したものであれば、
飽和脂肪酸はむしろ
健康に良いかもしれない」
とする研究報告を行いました。

対象数38名の12週間の
ランダム化比較試験ですので、
まだなんとも言えないですが、
・加工度の低い炭水化物(全粒穀物など)
・良質な脂肪
の健康影響は、
驚くほど似ていた
ということです。

この研究では、
38名の男性の腹部肥満者を
無作為に2群に分け、
・超高脂肪低糖質食(カロリー換算で脂質73%、糖質10%)
 (脂質の半分は飽和脂肪酸を摂取しています)
・低脂肪高糖質食(カロリー換算で脂質 30%、糖質53%)
の食事を12週間継続して
その効果を検証しています。

両群の
・総カロリー
・蛋白質
・多価不飽和脂肪酸
の摂取量は同一。
食品のタイプも同じにして、
ただ量が異なるだけでした。

その結果、
超高脂肪食でも
心血管系疾患のリスクは高くならず、
内臓脂肪、血圧、血中脂質、インスリン、
血糖などにむしろ改善を認めた
とのことです。

 

そして、この研究は
「新鮮で加工度が低く
栄養価も高い健康的な食事を通じて
飽和脂肪を大量に摂取した場合の
効果を調べる」
と言う目的があったとのことで、
・小麦粉を主成分とした製品の代わりに、
 豊富な野菜と米が使われ、
・脂肪の供給源も、低加工の主にバターやクリーム、
 低温圧搾された油など
が使用されています。

 

この研究を、
対象数が少なく追跡期間も短い
不十分な研究と無視する
ことも出来ます。

しかし、研究チームが言う様に、
脂肪の健康リスクは誇張され過ぎ
と言うことは間違いないでしょう。

そして、公衆衛生的には、
・小麦加工食品
・高度加工脂肪
・糖添加食品/飲料
を減らすことがより重要
と言うのも首肯できますね。

「健康な食事であるための
最も重要な原則が、

脂肪や炭水化物の量の問題ではなく、
それらの質であったことを
今回の結果が示している」
と言うJohnny Laupsa-Borge氏の言葉も
かなり本質では無いかと思います。

そして、飽和脂肪酸が善か悪か
と言うことについても、

「大部分の健康的な人にとっては、
飽和脂肪を多く摂取しても、
それが質の良い脂肪であり、
かつ極端に食べ過ぎなければ、
特に問題は起こらないでしょう、
健康的とすら言えるかも知れない」
とOttar K Nygård教授は仰られています。

カロリー換算73%(半分が飽和脂肪酸)
と言う超高脂肪食も、
・良質なものを選び
・全体量を調整すれば
「極端に食べ過ぎ」では無いと言う
ことでしょうか。

以上、3回に渡ってアブラについて
書いてみました。

参考になれば幸いです。

【アブラについて2018その2−不飽和脂肪酸−】

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

前回は
・栄養素とアブラ
・脂肪酸の種類
についてお話しました。

今回は「不飽和脂肪酸」
についてお話させて頂きます。

不飽和脂肪酸の分類

不飽和脂肪酸の分類については
前回お話しましたが、覚えていますか?

健康と食事に関係するモノとしては、
ω3、ω6、ω9の三種類でしたね。

これも、それぞれの種類のなかに
様々な脂肪酸があります。

そして、ヒトは生理学的に
脂肪酸を変換するある酵素が無い為、
ω3とω6の脂肪酸は外から摂る必要が
あります

最近、多価不飽和脂肪酸
(英語表記の頭文字を取りPUFAとも
呼ばれますが、ω3とω6のこと)は
必須では無く摂る必要が無い、
むしろ酸化しやすく諸悪の根源である、
と言う説を唱える方もいる様です。

真実はどうなのかの言及はしませんが、
もしPUFA不要説が本当であれば、
「生きるために酸素は不要」
「生きるために水は不要」
と言っているくらい、
生化学の常識を覆すことなのです。

「必須脂肪酸が必須では無い」ことが
証明されれば、ノーベル賞どころの
騒ぎでは無く、世界がひっくり返るのです。

前回の話で述べましたが、
・トリグリセリド(≒中性脂肪)
・リン脂質(細胞膜構成物)
を構成している脂肪酸には
様々なモノがあります

動物性食品の中性脂肪や細胞膜、
ω9が多い植物性食品にも
ω3やω6はある程度含まれている
と言う事実があります。

ですから、
アマニやエゴマ、魚介類など
ω3を比較的多く含む食材を
一切食べなくても生きているから
PUFA不要、とは言い切れない
ので、注意して下さい。

話が逸れてしまいました。

ω3とω6の必要性と関係性

ω3、ω6はどちらも
ヒトが生きていく上で
外から摂らなくてはいけない
必須脂肪酸です。

ω3:α-リノレン酸→EPA、DHAなど
ω6:リノール酸→γ−リノレン酸、アラキドン酸など
(だいぶ簡略化してます)
とそれぞれの代謝過程を経ますが、
その代謝過程で必要な酵素が共通しており、
片方が多くなると競合してしまい
もう片方の代謝速度が遅くなる
と言う関係があります。

理想的な摂取バランスは、
ω3:ω6=1:2−4と言われています。

そして、ω3とω6はヒトの体内では
変換出来ない為、どちらも必要なのです。

ω3のEPA、ω6のアラキドン酸から、
生理活性物質の
・プロスタグランジン
・ロイコトリエン
・トロンボキサン
(それぞれ多くの種類が特定されています)
などが合成されますが、これらが
・炎症
・血液凝固
などに深く関わってきます。

ω3から合成されるモノは炎症抑制
ω6から合成されるモノは炎症亢進
働きます。

先ほど書いた様に、
変換酵素が共通していると言うことも、
ω3の代謝が行われることで
ω6代謝を競合抑制し、炎症亢進を抑える、
と言う側面もあります

現代の食環境では、
ω3:ω6=1:20−40
とω6が理想バランスの10倍にも
なっていると言われています。

ですから、
・ω6不飽和脂肪酸を多く含む植物油を控える
・ω3不飽和脂肪酸を意識して摂取する。
と言うことが大切になるのです。

酸化脂肪酸の危険性

ただし、注意しないといけないのは、
ω3にせよω6にせよ酸化したアブラは
体内において悪影響があります。

具体的に言うと、
遊離脂肪酸→脂肪酸ラジカル→
過酸化脂肪酸ラジカル→過酸化脂質(アルデヒド類など)
と言う過程で酸化が進み、
発生した過酸化脂質がDNAや細胞に
慢性的な酸化刺激を与えることで、
発がん性を示すと言う報告もあります。

ですから、アブラは可能な限り酸化しない状態で
摂ることが必要になります。

アブラの酸化を避けるには

液状オイルの状態で保存をしておくと、
徐々に酸化が進みます。

どの時点で有害物質が発生しているのかは
油の種類や状態など様々な要因で変わります。

食べる前の油の酸化に大きな影響を与えるのは、
空気中の酸素や温度とされています。
0℃以下でも酸化は進みますし、
10℃上昇すると2倍の速度で酸化する
とも言われます。

【酸化が疑われる指標】
・加熱時に煙が出た
・油に新鮮な時より粘りが出てきた
・泡が新鮮な時より消えにくくなった
・色が褐色になってきた
・嫌な臭いがしてきた

こうなってくると酸化している
可能性が大きいです。

ですので、加熱調理をする場合、
加熱に耐えられる油を選ぶことも
大切になってきます。
・オリーブオイル
・ココナッツオイル
・アボカドオイル
などは加熱調理に向いている
と言われていますが、それでも
上記指標への注意と
下記保存法や使い方

も大切になります。

また、油の保存方法や使い方も
注意しましょう。

・できるだけ空気に触れさせない
・遮光ガラスボトルなどに入れ、
 光が当たらないようにする

・冷暗所に置き、熱を避ける
・繰り返し使用を避ける
・湿度が高いところでの保存は避ける
・古い油に新しい油を継ぎ足さない

と言うことを注意するだけで
かなり変わってきます。

そして、
避けられなかった酸化脂質や
体内で発生した酸化物質の悪影響を
最小限にする為に、
食べ物から摂る抗酸化物質が有効
と言われています。

前回の栄養でお話しした、
ファイトケミカル:ベータカロテン、リコピンなど
ビタミン:ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなど
ですね。

植物の実などを搾っただけの状態のオイル、
いわゆるエキストラバージンのオイル
であれば、この様な成分も含まれたまま
ですので、更に酸化しにくいと言えます。

ただ、ファイトケミカル等が
独特の風味をもたらす為、
苦手な方は適切な精製過程を経た
オイルを使用しても良いと思います。

また、オイルを含む食材を搾らずに
まるごと食べると言うのもありです。

魚介類をそのまま調理するのであれば
通常の加熱調理では
含まれる脂肪酸は問題となるほど
酸化されないと言う報告もあります。

エゴマやアマニなどの種子類の場合は
消化吸収しやすい様に、
使用直前にすり潰してから
加熱せずに摂るのが良いかと思います。

 

魚に含まれるω3オイルの源である、
藻類やオキアミ(クリル)類なども
優良な摂取源となり得ると思います。

 

藻類にはスピルリナ、ユーグレナ、
クロレラ、ナンノクロロプシス、
などがあります。

 

藻類のサプリメントは、
オイル以外の栄養成分も優秀なので、
培養した藻類をパウダー状、
あるいはタブレット状に加工した
シンプルなモノが多いです。

 

クロレラはその中で細胞壁が硬い為、
適切な処理がされた消化吸収率を
意識したサプリメントを使って下さい。

 

ナンノクロロプシスはEPA含有量が
他の藻類と比較して非常に多く、
その他の栄養成分バランスも
優れていますので、
個人的に注目しています。

 

オキアミ(クリル)については、
サプリメント化されているモノも
ありますが、酸化に注意して下さい。
普通に食材として利用しても、
優秀な抗酸化物質であるアスタキサンチン
も含まれますので良いと思います。
入手がやや難しいかも知れませんが(^_^;)

次回は、「飽和脂肪酸」についてです!

【アブラについて2018その1−栄養素と脂肪酸−】

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

突然ですが質問です。
「アブラ」と言うと
何を思い浮かべますか?

石油?
ガソリン?
揚げ物に使うオイル?
お肉の脂身やサシ?
お腹まわりについてるもの?

様々なモノがありますね。

アブラ全般については、
それだけで年間講義が出来るくらい
大変な分量になります。

今回は「健康に重要なアブラ」について、
かなり分かりやすくした形で
ご紹介したいと思います。

細かい構造式などは省きます。
慣れない用語もあるかと思いますが、
大きな形を理解して頂ければ
大丈夫です。

長くなってしまったんで、
今回は「その1」として
「栄養素としてのアブラ」
「脂肪酸の分類」
についてお話させて頂きますね。

このblogでは以前にも、
・必須脂肪酸
・オメガ3やオメガ6
についての記事がありますので、
そちらも参考にしてみて下さいね。

食事に含まれる栄養素

食事に含まれる栄養素には
何が含まれるかご存知ですか?

【3大栄養素】

・タンパク質
・脂質
・炭水化物(糖質と認識した方が良い)
※発見当時の技術ではこの3種類の検出が限界であり、
 これが食物中の全栄養素と認識されていました。
※身体構成成分としてタンパク質、脂質は必須栄養素です。
 タンパク質、脂質については個人差はありますが、一度の
 消化吸収量に限界があり、吸収出来ない分は排泄されます
 糖質はエネルギー源として重要ですが体内合成が可能で、
 「必須栄養素」では無い上にほとんどの人で消化吸収率が
 高く、余剰分は中性脂肪として蓄えられるので、
 適正量に留める必要があります。
※厳密に言うと、炭水化物=食物繊維+糖質ですので、
 「糖質」と言う方が正確ですが、
 栄養学上は食物繊維も含めた意味を持って
 3大栄養素「炭水化物」として表現されることはありません。

【5大栄養素:上記3つに以下の2つを加えた総称】

・ビタミン
・ミネラル
※技術の発展により検出可能となり、
 3大栄養素に加えて、
 微量ですがこれらが生命活動にとって
 大事と言うことが分かってきました。
※これらの存在や機能が特定されるまでは、
 ビタミン欠乏やミネラル欠乏は、
 風土病や感染症などと言われていたのです。

【7大栄養素:上記5つに以下の2つを加えた総称】

・食物繊維
・ファイトケミカル(植物栄養素)
※つい最近まで、食物繊維は
 「消化されない余計な残りカス」
 「便をかさ増しし便通を整える」
 程度にしか認識されていませんでしたが、
 腸内細菌叢を構成する細菌のバランスを
 整えたり、その細菌による代謝産物が
 腸粘膜の健康維持に役立っていることが
 分かってきています。
※更に、植物が厳しい環境に耐える為に
 創り出した物質(ファイトケミカル)に
 抗炎症作用や抗がん作用が
 認められることが分かり、第7の栄養素
 として研究が進められています。

上記の各栄養の詳細については
過去記事を参照して頂くか、
また別の機会にお話しますね。

食事に含まれるアブラ

さて、上記の様な食事に含まれる
栄養素のひとつである「脂質」ですが、
分子構造の特徴から大きくふたつの種類に分けられます。

・飽和脂肪酸
・不飽和脂肪酸

飽和脂肪酸

脂肪酸は炭素原子が
鎖状につながる構造をしていますが、
飽和脂肪酸は、
炭素同士の結合に二重結合が無いもの
です。特徴としては、
「常温で固体である」
「酸化しにくい」
です。

その炭素鎖の長さで
・短鎖(Short Chain):炭素が7個以下繋がったもの
・中鎖(Midium Chain):炭素が8-12個繋がったもの
・長鎖(Long Chain):炭素が13個以上繋がったもの
※統一基準が無く微妙に異なる定義もあります
と分類されます。

不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸は、
炭素同士の結合に二重結合があるもの
で、特徴としては
「常温で液体である」
「酸化する」
です。

不飽和脂肪酸については、
二重結合を持つ炭素原子が末端から何個目かによって
分類がありますが、食事と健康について話す際には、
以下の3種類が特に大切です。
ω3:炭素間二重結合が多い
  3種の中でもっとも酸化しやすい
ω6:炭素間二重結合が数箇所
  3種の中でやや酸化しやすい
ω9:炭素間二重結合がひとつ
  3種の中ではもっとも酸化しにくい
※ω(おめが)では無く、n-3と言う表記法もありますが
 意味は同じです。

生体内での脂肪酸

そして、ここからが大切なんですが、
生体内で常に「脂肪酸」単体で存在
しているわけではありません。

飽和脂肪酸も不飽和脂肪酸も
動物においても植物においても生体内では
グリセリンに脂肪酸が結合した
中性脂肪(neutral fat)と言う形で
蓄積されることが多いです。

脂肪酸の結合数によって、
グリセリン+脂肪酸1個=モノグリセリド
グリセリン+脂肪酸2個=ジグリセリド
グリセリン+脂肪酸3個=トリグリセリド
が存在しますが、動物血液中には
ほとんどトリグリセリドしか存在せず、
中性脂肪≒トリグリセリドと考えても
病気や検査結果などを扱う場合には
問題ありません

トリグリセリドを構成する脂肪酸は一種類では無く
様々な組み合わせが存在します

ですから、動物性食品に含まれる中性脂肪にも
不飽和脂肪酸が含まれていたりするので、
どの様な環境でどの様な食事をした動物なのか
がとても大切になってくるわけです。

また、動物細胞の表面を構成する
細胞膜の構成成分は、「リン脂質」です。

グリセリンやスフィンゴシンを中心骨格として
脂肪酸とリン酸が結合し、
さらにリン酸にアルコールがエステル結合した
構造を持っています。
理解できない方は無視して大丈夫です

簡単に言えば、
親水性のリン酸エステルに
疎水性の脂肪酸が2つ(同じモノとは限らず)
くっついた形です。

疎水性の部分を内側して二重構造を
取ることで、細胞膜の内面と外面は
親水性のリン酸エステルが並んでいます。
脂肪酸やアルコールには様々な種類があるため、
これもまた組み合わせが無数にあります。

そして、この二重膜の中に
タンパク質で出来た構造体が
埋まりこんでおり、
受容体、チャネル、ポンプ
などの様々な機能を担っています。

固定されたプラスチックの様な膜では無く、
柔らかなゼリーの様な膜の上を
かなり流動的に構造体が
動き回っている
イメージ
です。

「細胞膜がしなやか」
「細胞膜が柔らかい」
と言う言い方は、
この流動性が高く保たれている
と言うことを表しています。

健康診断でよく問題となる「コレステロール」
(厳密には問題となるのは運搬形態である
リポ蛋白との複合体)
ですが、この流動性のある
二重膜構造の安定化の為に
大変重要な
物質です。

コレステロールは、
他にもステロイドホルモンの材料
などとしても大変重要ですね。

細胞膜を構成している
リン脂質を構成する脂肪酸に

二重結合が多いほど、
(すなわちω3が多いほど)
炭素骨格が曲がっており
リン脂質同士の相互作用が弱まる為、
細胞膜の流動性がより高くなる
とされています。

この理由の他にも、
炎症のコントロールの為に
ω3とω6のバランスが重要に
なるのですが、
長くなりましたので、
とりあえず今回は
これくらいにしておきますね。

次回は「不飽和脂肪酸」
についてお話したいと思います。

カナダで嗜好用大麻解禁!

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です!

2018年10月17日にカナダにて
年齢制限や所持量、栽培量などの制限は
ありますが、「嗜好用大麻」が
合法化されました。

大麻の用途

大麻には、
・嗜好用
・産業用(繊維やオイル採取用)
・医療用(CBDオイルなど)
などの用途があります。

今回は医療用大麻が
既に合法化されていた
カナダで嗜好用としても
解禁されたとのことです。

現地はなんだか凄い
お祭り騒ぎの様ですが、
「麻薬の合法化」で
犯罪が増えるのでは無いか、
怖いなぁー、と漠然と
感じている方もいれば、

わーい、
カナダに旅行とか移住すれば
大麻合法的に吸えたりするんだ!
と思われている方もいるかと
思います。

しかし、別になんでわざわざ
解禁する必要あるの?
って思う方もいると思います。

大麻取締法

日本では「大麻取締法」と言う法律が
第二次世界大戦終戦後の1948年に
GHQの指示にて作られました。

しかし、不思議なことに
2000年以上前から麻を生活に
取り入れている日本やその他
黄色人種の国々では、
「嗜好用」としてマリファナの様に
使用する文化自体が無かった
んですね。

占領地(日本)で米兵が
嗜好用品として濫用するのを
規制する意味で作られたと言う
説もあるくらいです。

その後、1951年の
サンフランシスコ講和条約の際に
占領下における法律について
見直しがされた際も、
もともと日本人にとって
嗜好用としての認識が無かった為、
規制しててもしてなくても
関係ないと言うことで放置され
残ったとも言われています。

そして、
認可された「栽培者」「研究者」が
「大麻取扱者」として所持や栽培が
認められていることになっていますが、
日本では研究はほとんど行われていません。

国内で行われている研究では
天然のカンナビノイド(麻の成分)では無く、
化学構造式を元に作られた
「合成カンナビノイド」を研究対象と
することがほとんどの様で、
植物として、ハーブの様なものとしての
効用などの研究は一切ありません。

そもそも論ですが、
麻にも種類によって、
精神的作用の強い
テトラヒドロカンナビノール(THC)
という成分が多いものと
ほとんど含まないものがあり、
日本に古くから自生している麻は
ほとんどTHCを含まないものなんですね。

そして、いわゆる覚醒剤や麻薬は
抽出した成分自体を規制しているのに、
大麻取締法については植物を規制した。

これについては、
GHQの大麻規制に関わった白人達にとって、
大麻(マリファナ)はインドなど南方産の
高THC種のイメージしか無かったため、
麻は全てTHCが多く含まれていると
誤解していたから、と言われています。

ですから、
酩酊状態になるTHC成分が含まれていない
種類でも、麻の「栽培」「所持」が違法となる
と言う不思議な状況になっています。

たまに自生している麻が発見されて、
警察などが必死になって刈り取っている
風景がありますが、おそらくあれも
THC成分は含まれていない種類でしょう。

ちなみにですが、
繊維やオイルを使う為の種類は
カンナビス・サティバ・エルと言う種類。
そしてTHCを多く含むインド産のは、
カンナビス・インディカと言う種類だそうですが、
実は国際条約などで規制されている種は
サティバ・エルなのだそうです。

なんだか良く分からない状況ですね。
専門家ですら分からないらしいので、
我々が分かるはずも無いのですが、
「石油業界の陰謀」説もまことしやかに
語られている様です。

医療用大麻とは

そして、昨今芸能人絡みなどで
「医療用大麻」と言うことが
話題にのぼってきます。

これは、カンナビノイド(大麻草の成分)
の中でもカンナビジオール(CBD)と言う成分に
鎮痛作用や鎮静作用があり
難治性疼痛や末期がん患者、不安神経症などに
有効で、THCの様な精神興奮作用は無い
とされています。

ですので、素晴らしい薬として
海外では使用報告もあるのですが、
規制の影響できちんとした研究が
行われていないと言う現状があります。

サプリメントや医療用としてのCBD

「CBDオイル」と言う形での
サプリメントも海外にあり、
日本でも個人輸入して使用される
ケースがあります。

では、これは大麻取締法の対象
なのでしょうか?
「大麻取締法」で取り締まっているのは
「成分」では無く「草」の「部位」です。

具体的に言うと、
「大麻草及びその製品を言う。
ただし、大麻草の成熟した
茎及びその製品並びに
大麻草の種子及びその製品を除く」
と言うことです。

と言うことは、
成熟した大麻草の茎ではなく、
葉や花穂から抽出されたCBD含有製品は
例えTHCが含まれなくても

現行の大麻取締法に抵触する
と言うことです。

日本人はカナダで大麻嗜好品利用が出来るのか

結論から言うと出来ません

誰もがお分かりの様に
・日本国内への持ち込み
・日本国内での嗜好品としての利用
(利用する際には所持してることが前提の論理ですが)

は日本人でも外国人でも
大麻取締法の対象になります。

もちろん、
嗜好品利用が合法である渡航先で
利用することは現地の法律では可能
です。

しかし、
現行の大麻取締法は海外の日本人も
対象にしている為、
・海外にいる日本人旅行者
・海外に移住した日本人
のどちらも対象になるのです。

ですから、
もしカナダやその他の国で
大麻を購入して利用した場合、
理屈的には帰国と同時に
大麻取締法違反として
捕まる可能性があります。

ただ、
「所持は違法」ですが、
「使用は違法とはならない」
と言う不思議な法律ですので、
例え帰国者の体内からTHC成分が
検出されたところで違法とは出来ず、
「海外で所持したこと」が
証明される必要があり、
「他人が所持しているものをちょっと吸った」
「大麻利用者が横にいた」
と言う主張をされれば対象外にせざるを得ない為、

個人的には帰国時の逮捕は
その場で所持していなければ
事実上不可能とも思います。

大麻規制の今後

CBD、いわゆる
医療用大麻成分については
今後の議論が待たれますが、
近い将来には日本国内でも
利用可能となるかも知れません。

しかし、その際には、
・成熟した茎
・種子
以外から抽出したものであれば、
所持した段階で違法となります。

ですので、
CBDを含む製品を
国内で販売する業者は、
大麻取締法対策として

「この製品に含まれるCBDは○○種(麻の種類)の成熟した茎/種子(部位)由来です」
「この製品に含まれるCBDは○○を原料とした化学合成物質です」
と言うことを明記しておく必要があります。

 

国内でCBD製品が利用可能となる時には
THCを含む草や製品に限った規制にする
などの大麻取締法の見直しや廃止などを
行わないといけない様にも感じます。

麻薬や覚醒剤の利用者により、
利用時の幻覚や錯乱状態などで、
あるいは断薬中のフラッシュバックなどで、
犯罪が起こっていると言うイメージが
あるかと思いますが、
そもそも
大麻の精神作用による犯罪は無い
と言うのも事実である様です。

覚せい剤や麻薬へと誘導させる
闇取引絡みの暴力や殺人は

当然起こっていますが。

こう言うことをやっている
犯罪組織の資金源を絶ち、
犯罪を減らすと言うのも
今回のカナダでの解禁の理由の
ひとつの様ですね。

いずれにせよ、我々の先人、
黄色人種には無かった
嗜好品(マリファナ)利用と言う習慣
については、正しい知識を知った上で
改めて議論した方が良いのでは
無いかと思います。

ちなみにですが、
タバコ属の植物は栽培や所持は
規制されていませんが、
「たばこ事業法」にて、
タバコの葉を加工して
「喫煙する為の製造たばこ」を
日本たばこ産業株式会社(JT)以外が
作ることが違法となっています。

面白いですね。

正しいデトックスの知識とは

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

しばらくご無沙汰してました。
申し訳ありません。(^_^;)

メンターである
Dr. Isaac JonesとDr.Matthew Accursoの
今年のプログラムをサポートしており、
彼らが米国にて実際に使用している
マニュアルを日本語化しております。

その中に、
とても大切な考えがありましたので、
共有させて頂きたいと思います。

デトックスとは

「デトックス」って聞いたことありますか?
日本語だと「解毒」「排毒」と言う感じでしょうか。
「身体に良くないものを出す」
と言うことですね。

では、「身体によくないもの」って
一体なんでしょう?

・様々な化学物質(家具などに使用される溶剤 、食品添加物など)
・病原微生物や病原微生物が放出する毒素
・個人的に身体に合わない天然物質
などですね。

では、デトックスをする為には
どうすれば良いでしょうか?

デトックスの方法

細かい方法論や使用するものは
たくさんありますが、
ザックリ言ってしまえば、
・身体に良くないものを入れない
・身体に良くないものを出す
と言うふたつのやり方があります。

一般的に「デトックス」と言うと、
特定のサプリメントや薬品を利用し、
「身体に悪いものをドバっと出す」
みたいなイメージだと思います。

ただ、それだけでは片手落ちなんですね。

身体に悪いものを入れない

では、身体に悪いものを入れないとは
言っても、何をすればよいのでしょうか?

現代社会の現状では、
・重金属:水銀や鉛など
・カビなどの生物毒
・食品添加物やパーソナルケア用品の添加物
・建築材料や家具、生活用品に含まれる化学物質
・自分がアレルギー反応を起こす食材や花粉など
などなどがあります。

理想的にはこれらを完全に
入れないことが出来れば良いですが、
現実的には不可能ですし、
北極や南極の様なところへ行っても、
実は様々な化学物質汚染がありますし、
宇宙空間へ行っても同じことです。

加えて言うと、
完全無菌の環境は、
逆に免疫機能などに
問題を起こします。

ですので、
可能な限り避ける
と言うのが一番の対策になります。

と言うかそれしか出来ませんよね。

身体に悪いものを出す

では、身体に悪いものを出すには、
どうすればよいのでしょうか?

特殊な薬剤を用いた
デトックスも場合によっては
必要になりますが、
日常的に一般人がする
ものではありませんよね。

身体から毒素を排出する機構としては、
・排便
・排尿
・発汗
・毛髪、皮膚など
と言うものがあります。

便からは約75%
尿からは約20%
汗からは約3%
毛髪などは約2%
と言われています。

ただ、汗はほとんど水分で
排毒効果は無い、と言う
専門家もいます。

発汗する習慣を続けることは
デトックスと言うよりも、
精神的なリフレッシュ効果と
言う意味では有効かと思いますが、
デトックス効果への
過度の期待はしない方が
良さそうです。

ですので、
腎不全などで無ければ、
快便快尿を保つ
排便排尿をなるべく我慢しない
と言うのが基本的対策ですね。

一番大切な意識とは…

では、
・なるべく入れない
・快便快尿を保つ
をしていれば大丈夫
なのでしょうか?

基本的にはそうです。

ただ、大切な考え方があります。

毒素の流入流出のバランスです。

どれだけ入れない様にしても、
十分に出せていなければ、
少しずつでも溜まっていきます。

どれだけ出しても
それ以上に入れれば、
これもまた溜まっていきます。

入れるのも出すのも
絶対量だけが重要なのでは無く、
出入りのバランスが大切です。

言われれば当たり前ですが、
あまり日常的に意識していない
方が多いのでは無いかと思います。

出来ることから
始めてみませんか?

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○○と言う健康法は正しいの?

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

昔からある
民間療法レベルの
健康法から、
もっともらしい
経験談やデータを伴う
食事法や運動法。

「○○と言う健康法は正しいんですか?」
と言う質問をよく受けます。

メディアでも
ドクター座談会の様な
形式で、正しい/誤りと
判断させる様なイベント
行われています。

ところが、不思議なことに、
・100%正しい
・100%誤っている
と言うことは
ほとんどありません。

その裏には、
「個人によって違う」
と言う事実があります。

そう、
例えすごい体験談があっても、
それがあなた自身に合うかは
医者にも分からないのです。

これは現代医療の症状を和らげる
対症療法についても同じです。

業界標準のガイドラインに
沿った治療をしても、
効果が出る人もいれば、
副作用が強く出てしまう人もいます。

ですから、医師は「絶対」は禁句。
ドラマの様なことは
現実には無いのです。

処方や処置が
ガイドライン的、技術的に完璧でも、
それが患者に正しい効果を
もたらすかは分からないのです。

もちろん、
多くの人に良い効果がある
可能性がある程度高いからこそ
ガイドライン、手技として
確立しているのですが。

もちろん、
多くの人に共通する
科学的事実もあります。
「生きていくには酸素が不可欠」
「生きていくには水が不可欠」
などですね。

では、「人によって違う」
と言うのはなんでしょう?

おおまかに言うと、
・遺伝的体質:代謝/消化酵素の強さやバランスなど
・生活習慣:成長過程の環境、食事など
が違うんですね。

そして、多くの病気は
70-95%が生活習慣が原因
と言われています。

少なくとも現時点では
努力や金でどうにもならない
遺伝的体質は5-30%程度
と言うことです。

今後、
遺伝子操作が容易になれば、
この5-30%もコントロール
出来る様になるのかも
知れませんけどね。

そして、
どの様な生活習慣が良いか
おおまかな傾向は多くの人に
共通していますが、
細かいことは人によって
異なるのが事実なのです。

ですから、
医師などの専門家に聞いても
誰を対象に話をしているのかで、
・正しい
・誤り
と言う判断に差が出るのです。

【先進国現代人に共通する問題例】
・糖質過剰
・蛋白質不足
・微量栄養素欠乏
・脂質バランス不良
・毒性化学物質蓄積
など

現代人に程度の差はあっても
広くアレルギー反応が起きている
可能性があるとされている食材は
皆さんも聞いたこと
あるかも知れませんが、
・小麦:グルテン
・乳製品:カゼイン
・ナス科植物:レクチン
などがありますが、
反応には個人差が大きいですし、
目に見える異常が出ない方がほとんどです。

 

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オイルが身体に合わない…

こんにちは。

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

「脂質が大切」と言われるけれど…

・細胞膜は脂質で構成されている
・脳の60%程度は脂質
と言うことで
・良質な脂質が大切
と言われる様になりました。

しかし、
脂肪、特に液状オイルを摂ると
下痢をしてしまったりして
「自分にはオイルが合わない」
と言われる方がいます。

特にエネルギー源として注目される
中鎖飽和脂肪酸(MCT)に多い印象です。

 

「脂質が合わない」=「脂質は避ける」べき?

もちろん遺伝的に過敏な体質
と言う面もあるかも知れません。

その場合は精製度の高い液状油を避け、
食物から良質な油を直接摂る必要があります。

しかし、今まで摂っていなかった
ものに身体が慣れていない、
と言うこともあります。

本当に全種類の脂質が摂れないと言う方は
ほとんどいないはずです。
御自身の身体の構成物なのですから。

下痢をしてしまったりする場合は、
まずは半分、四分の一、と減量していき、
下痢をしない量が分かったら、
しばらくその量を継続して摂り、
身体が慣れたら増やしていく、
と言う方法があります。

次に、MCTオイルの様な
特定成分の純度を上げたオイルが
合わない可能性があります。

MCTオイルの原料として使われる
ココナツオイルには、
4種類のMCTが含まれています。

  • ラウリン酸:殺菌作用はあるが、長鎖脂肪酸の様に代謝され脂肪代謝を上げる働きは無い。
  • カプロン酸:脂肪代謝を上げるが、下痢や胸焼けを起こしやすい
  • カプリン酸:脂肪代謝を上げるが、効果が出るまでに時間がかかる
  • カプリル酸:最も早く体内のケトン体レベルを上げ、整腸作用もある

です。

ですので、脂肪代謝を上げる為に
MCTオイルを利用したいけれども
下痢や胸焼けがキツくて無理!
と言う場合は、その主要因とされる
カプロン酸が含まれず
純度の高いカプリル酸製品である
Brain Octane Oil(ブレインオクタンオイル)
と言う商品もあるので、
試してみても良いかと思います。

「カプリル酸」の
サプリメントもあるので、
それを使う方法もあります。

もっと手軽に出来る方法としては、
無理に精製されたMCTオイルを摂るのでは無く、
・精製度の低いエキストラヴァージンココナツオイル
・牧草飼育の牛や山羊などミルクから
 作られたバターやギー(澄ましバター)
利用すると言う方法もあります。

また、ここが大切ですが、
健康の為にMCTオイルは必須ではありません。

身体に合わない場合は無理に
脂質代謝を上げようと思わず、
むしろ良質な必須脂肪酸を
摂ることを意識しましょう。

・魚介類
・ナッツ類
などをうまく活用すると良いです。

必須脂肪酸については過去記事
健康と食事、栄養について
に記載しましたので、
必要な方はご参照下さい。

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「健康は流行?」

こんにちは。

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

「病気の専門家」である医師も、
実は健康については素人同然です。

テレビに出ていた「神の手」を
持つとされているドクターも、
『パワーサラダ』がブームでしょ
と言う理由で市販のパックサラダを
毎日3食買っていると言うことで
「健康に気遣ったモデル並みの食事」
と賞賛されていました。(^_^;)

アプリで注文してお持ち帰りしている
とのことで、健康に気遣ったお店のもの
かとは思いますので、ドレッシングなども
ある程度は使用オイルや添加物を
気にされているのかも知れません。

確かに
・仕出し弁当
・おにぎりやサンドイッチ
・カップ麺

・ファーストフードの出前
(実は医療関係者はこの様な食事が多いです)
よりははるかに良いですが、
とりあえず野菜が入っていれば
良いわけでも無いのです。

一過性の流行に乗って、
様々な食事を試すことも
悪くはありませんが、
まずは大事な原理原則を
しっかり知らなくては、
メディアによるマーケティングに
踊らされるだけです。

何が大切なのかが分からない場合は
このblogの過去記事を読んでもらう
のも良いですし、
市販の健康本を読まれるのも良いです。

どの本を読めば良いのか分からないほど
健康本はちまたに溢れていますが、
たまに書籍紹介もblogでするので、
自分が紹介した本を読むのも良いと思います。

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