【真の自分との対話】

こんにちは、Dr.Kです!

2019年も残すところあと少し。
もうお休みに入った方も
多いのでは無いでしょうか?

今年も様々な学びがありました。
・ウェルスダイナミクス
・リスイン(英語学習法)
・ヨガ瞑想
などなど。

米国のヘルスコーチの集まりに
参加したのも今年なんですね。
なんだかもうかなり昔の様な。

自分が人生の成功者となる為に
何が大切なのか、と言うのが
ようやくですが見えてきた気がします。

ウェルスダイナミクスとは
「成功の力学」と訳せますが、
・パーソナリティ分析
・内観分析
・人脈分析
などの手法を用いて、
その人が持つ強みを活かし、
如何に必要なことに集中し、
自分の目標に進んでいくか、
と言うことを見つける為の
手助けとなるものの見方です。

その中でも大切なのは、
内的価値と呼ばれる自分の内面を
徹底的に観察し分析すること。

実はヨガ瞑想の真髄にも
「真の自分との対話」
と言うのがあります。
その為の下準備として
身体の柔軟性や筋力を鍛え、
脊髄を刺激するハタヨガがあり、
瞑想により過去のカルマ(業)による
抑圧感情や愛情飢餓を解消する
と言う過程が必要とされています。

この解消過程には
適切な対応が出来る指導者が必要で、
指導者不在のままで
過去の問題や寄生意識が表面化し暴走する
スピリチュアルエマージェンシー
と呼ばれる状態が多くの問題を
引き起こしているとも言われます。

禅僧の白隠禅師が書かれた「夜船閑話」
にも自律訓練法に似た「内観の法」が
記されています。
もうひとつ白隠禅師が修行時代に
瞑想を長時間し過ぎて「禅病」に陥り、
京の山奥に棲む仙人により「軟酥の法」
と言う観想療法を伝授され回復した、
と言う話も記載があります。

また昭和期に活躍された
吉本伊信と言う実業家でもある僧侶が
浄土真宗系の諦観庵に伝わる
「身調べ」と言う自己反省法から
密教色や苦行を取り除いた「内観法」
と言う一般向けの修養法を創り出し、
医療界でも採用され世界中で認められる
様になっています。

身近な人達に対する自分について、
3つの観点から反省をするのが
そのやり方ですが、1週間研修所に
こもって余計な邪魔が入らない様に
します。人生観が大きく転換する
と言うことも良く言われています。

上座部(小乗)仏教の瞑想法である
ヴィパッサナー瞑想も最近欧米で
注目されています。
元々はその前段階として対象に集中する
サマタ瞑想で集中力を磨き、
あるがままに自分の内側を見つける
内観法としてのヴィパッサナー瞑想を
行うことが求められていた様です。

全てに共通することは、
自分の内面をひたすら
客観的に観ること。
自分の感情や想いを理解し
否定しないこと。

ただ指導者も居ない中で
いきなり完璧に行うことは
無理ですので少しずつ
定期的に続けていくのが
良いかと思います。

そうすれば本当にやりたいことが
自然と見えてくるはずです。

自律訓練法を更に究めると、
潜在意識の力を使いこなす
自己催眠法と言うものも
使うことが出来ます。

アプローチには様々な方法があり、
適切な指導者につくのが修得には
不可欠とも言われます。

その第一歩としては、
姿勢を正してゆっくり腹式呼吸で
深呼吸をしながら呼吸に意識を集中
することを始めてみる
と言うのも良いかと思います。

慣れてきたら五官(視聴嗅触味)の
それぞれに集中をしてみたりする
のもありです。
ココを意識的に抽出したのが
「マインドフルネス」や
Googleによる
「Search Inside Youeself」
と言う感じですね。

5分から長くて30分程度で十分ですが、
コレだけでも自律神経のバランスが
かなり改善しリラックス出来ます。

長くすれば良いと言うモノでも無く、
適切な指導者が居ない中で長時間行うと
むしろ白隠禅師の様にノイローゼ状態に
陥ったりします。
5分を1日2-3回程度にして
長期継続する方が良いです。

最後に念のためですが、
内観や瞑想は「何も考えない」「無」
と言うのが大切と言う誤解があります。

禅宗の座禅のイメージから来た
考え方かと思いますが、
ヨガ瞑想の達人によれば、
瞑想は考えに考え抜く
究極の思考法とも言えると言います。

実は禅宗の座禅も考え抜く要素があります。
日本に定着している禅宗には
臨済宗と曹洞宗の二宗派があります。

信者の多い曹洞宗は
只管打坐と言う言葉の様に、
ひたすら何も求めず座禅を組む
黙照禅と言う修法を重視します。

臨済宗はと言えば、
「禅問答」と言う言葉の様に、
指導者により出される公案と言う
一見答えの出ない様な問題について
ひたすら考え抜くと言う
看話禅と言う修法を重視します。

同じ禅宗なのに何故ここまで
アプローチが違うのか不思議にも
感じますよね。
ただアプローチは違えども
目指す悟りは同じと言うことの様です。

話は逸れましたが、
考え抜くために前段階として
集中力を磨く段階があるのです。

上記の呼吸や五官に集中する瞑想は
意識の集中力を磨く段階で、
真の自分との対話には
実践を続けることが大切
とされています。

適切な指導者を見つけられたら、
修得もより早くなります。

そして
自律訓練法にせよ
なんらかの瞑想法にせよ
潜在意識や真の自分と
対話する習慣を持つことは
生きたい人生を歩む為には
とても大切な要素です。

大切な答えは自分の中にある
と言うなんとも哲学的な。

出来ることから
始めてみませんか?