【健康診断で問題なければOK?】

こんにちは。



ヘルスドクター

健康実践支援専門医師

宮崎 光史です!



昨日の夜にたまたま

夕食したところで、

カウンター席の横に

座られていたご夫婦が

旦那様の健康診断結果を

見て、一喜一憂してました。



米印がついてるとかね。

判定がAだBだとかね。



で、お店の方がご丁寧に

「こちらお医者様ですよ」

とご紹介下さいまして(笑)



チェック&アドバイスを

差し上げました。



奥様の方は

上部消化管内視鏡検査

通称胃カメラと呼ばれる

検査を初めて受けられた

とのこと。



鼻からトライしたけど無理で

口から入れることになり、

まぁ苦しかったと。



小さなポリープあったけど

大丈夫と言われましたが、

大丈夫ですかね?的な。



ある程度の年齢になれば

病院での内視鏡検査や

CTやMRI検査などでの

「病気が無いことの確認」

をしておくことは大切。



ですが、毎年1回

血液尿検査、視力聴力、レントゲン

をすることは、実は

日本でしか行われていません。



費用対効果が低すぎる

と言うのが理由です。



もちろんなんらかの

異常や病気がある場合は

定期的な受診や検査が

必要なことはあります。



ただ異常なしの人達が

毎年1回検査を受けることは

単なるコスト増にしかなりません。



では何故会社は社員に対し

健康診断を受けさせる

のでしょうか?



「駒が動けなくなったら困る」

と言う経営的な観念から

行われていることです。



ただ、この発想が強まり

「病気や異常の早期発見」

と言う考えから

「病気や異常の予防」

をした方がより費用対効果が

高いと言う認識となり、

当blogでも先日ご紹介しました

CHO(最高健康責任者)と言う

役職や部署が

健康経営への意識が高い

企業に置かれ始めています。



食事内容やストレス対策等の

セミナーを定期的に開催したり、

運動習慣改善のサポートをしたり

するそうです。



これからの令和時代は、

皆保険制度がいつ崩壊し

機能しなくなるのか分かりません。



個々の人達も

日々の習慣が

病気や不調を作り出し、

健康な未来の礎となる

と言うことを理解し

実践することが大切です。



言うなれば、

自分の「CHO 最高健康責任者」

であると言う意識を持って、

健康管理をすることが、

年一回の健康診断を言われるがまま

受けるよりも遥かに重要で

費用対効果が高いのです。



経営者の中では有名な

「健康は全てでは無いが、

健康を失うと全てを失う」

と言う言葉があります。



遅すぎると言うことは無い。

貴方も自身のCHOとして

動き始めてみませんか?