「今を生きろ」とは

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

昨日、
「将来の健康の為の投資が大切」
との記事を書かせて頂きました。

結構な反響を頂き、
とても嬉しく思います。

「今を生きろ」

その中に、
「『過去や未来では無く今を生きる』
と言う教えもあるのですが…。」
「完全に病気や不調は防げないのでは…」
と言うものがありました。

確かに物理的に、人間は
過去や未来に存在することは
出来ません。

特殊な思想や理論で、
過去や未来、現在に
同時に存在することが
可能だと言う主張も
あるかも知れませんが。

認識して関われるのは、
現在のみと言うことです。

そして、変えられるのは自分のみ。
他人や環境については
変えることが出来ません。

そう言う意味で
「今に集中して生きる」
と言うのはとても大切です。

しかし、それは
過去の経験や未来の目標を
一切見ないでひたすら現状に
反応して生きるべし、
と言う教えでは無いと思います。

そういう意味で言っている
方もいらっしゃったらスミマセン。

しかし、それでは
何の目的も無くただただ
全ての人に平等に与えられている
最大の資産である「時間」を
浪費する生き方です。

「今を生きろ」の真の意味とは

「今を生きろ」と言うのは、
将来のビジョンや目標を明確化し、
現状と目標の差を埋める為に
何をすれば良いのかを明確にした上で
今日やるべきことに注力して取り組め
と言うことだと思います。

その上で、コツコツと地道な
健康への投資をすることで、
より活力ある状態での目標実現が
叶います。

健康投資の意味とは

病気や不調を100%防ぐ為に
健康投資をしましょう、
と言うことは出来ません。

100%防ぐことは出来ないからです。

では、なぜ私は健康投資を勧めるのか?
改めて書かせて頂きます。

現代の癌を含む慢性疾患の多くは
生活習慣、生活環境が原因の
70-90%近くを占めていると
言われています。

ところが、多くの方は
何が原因になっているのかを
知らないまま、避けられたはずの
病気に苦しんでいるのです。

実は、細かい症状/不調が
体内の病気の進行のサイン
であることも多いのですが、
体の声だと気づかずに
症状や検査所見を軽く見せる
薬を使って見ないフリを
していることすらあります。

避けられない病気や怪我は
生活習慣を見直しても
避けられませんが、
そういう方は全患者の中でも
多くは無いと思います。

ですので、健康への投資を
するとともに、
身体の不調に応じた病院受診、
定期的な検診
と言うことは必要になります。

ただ、日本人の多くは、
安易に病院受診をしたり、
世界的に見ても異常な頻度で
健康診断を受けています。

もちろん、なかには
一度も病院受診をしたことが
無いと主張される高齢者の方も
いらっしゃいますが、
かなりのレアケースです。

ひどい場合には、
月が変わったら保険的に認められるからと
レントゲンやCT、採血検査を
毎月行う病院/医院すら以前はありました。
流石に現在は少なくなっていると
思いたいですが…。

ですので、受診について
主張する必要は無いのが現状です。

むしろ、安易に病院受診を
するのでは無く、日頃の生活を
見直すとともにセルフケアをする
と言う意識を持つことで、
病院に行かなくても良い病気/不調
は自力で改善させることを
主張させて頂いています。

そして、日々の生活習慣を
健康を意識したものにすることで、
実は日々の生活の質も向上し、
仕事の効率も向上することも
忘れてはいけません。

世界のエグゼクティブが
健康への投資に積極的なのも、
将来の病気予防や健康増進と言う
側面もありますが、
日々のパフォーマンス向上が
あるからとも言われます。

出来ることから
始めてみませんか?