「オイルの流行り廃り」

こんにちは!

ヘルスコンサルタントの宮崎 光史です。

 

最近、知り合いの方と
お話しさせて頂いた時に
なんか食用オイルも
色々な物が出てくるよねー、
的なお話しが出てきました。

 

その方は自分達と飼い犬の為に
サーモンオイルのサプリメントを
買われたそうなんですね。
飼い犬の為にそんなことする
なんて、素敵すぎー!

 

って思ってたら、
「あれだけココナッツオイルやら
亜麻仁油やら騒がれていて、
今はギーでしょ?」
と。

 

勿論、細かい商品については
マーケティングの影響で
流行り廃りはあります。

しかし、体のことを考えた
脂質の摂り方については、
新たな知見が出て来た場合は
話は別ですが、基本的に変わりません。

 

なんだか色々な種類のオイルが
次々に出てきているけれども
何が何だか、的な方は
他にもいらっしゃるのでは?

と思いましたので、
脂質について整理してみたい
と思います。

【飽和脂肪酸:主にエネルギー源として使われる脂肪】

分子の構成に二重結合が無く、
鎖の長さで分類されます。

動物性脂肪(牛脂、豚脂(ラード)等、乳製品)、
アボカド等に含まれます。
ギーはバターから蛋白質などの不純物を
取り除いたより純度の高い油になります。

ココナツオイルに含まれる「中鎖脂肪酸」は
飽和脂肪酸の中でも吸収されてすぐに
エネルギー源となり、身体の脂肪燃焼回路を
オンにする手助けをすることで注目されています。
中鎖脂肪酸だけを抽出した「MCTオイル」も
色々な商品が出てきており、それを使うのも
良いと思います。

 

【不飽和脂肪酸:細胞膜、各種ホルモン等の構成材料、エネルギー源】

分子の中に二重結合があり、
最初に出現する炭素の位置により分類されます。

3種類あり、一価:ω9、多価:ω3、ω6、とも言われます。

ω3:荏胡麻(油)、亜麻仁(油)、魚、など
   血液をサラサラにする。
   体内炎症を軽減する。
   酸化しやすく基本は加熱厳禁

ω6:グレープシード油、コーン油、大豆油、綿実油、
   リノール酸高配合の食用油、マーガリン、マヨネーズ、
    松の実、胡麻(油)など
   体内炎症を増悪させる。
   やや加熱に耐えるが酸化もする

ω9:オリーブ油、キャノーラ(菜種)油、マカダミア油、
   落花生油、オレイン酸高配合の食用油、マカダミアナッツなど
   加熱に耐え、酸化はややしにくい

そして、上記の油の中で、
ヒトが身体の中で生合成出来ず
摂取する必要があるものは、
・ω3不飽和脂肪酸
・ω6不飽和脂肪酸
の2種類だけです。

ただ、その2種類は上記の様に
相反する性質を持っており、
摂取するバランスがとても大切に
なります。理想はω3:ω6=1:2-4。

ただ、現代食を気にせず食べると、
1:20-40とω6過剰となり、
体内の慢性炎症の原因になり、
細胞膜の質も著しく低下します。

その為、ω3の摂取を
意識する必要があり、
ω3のサプリメントも数多くあります。
しかし、酸化に注意が必要です。

ビタミンE やアスタキサンチン
の様な抗酸化物質が含まれ、
酸化し難いオイルもあります。
(サチャインチオイル、クリル(オキアミ)オイル等)
ちなみに、魚に含まれた状態の
ω3は、焼いたり煮たりした程度で
あれば問題ないと言われています。

 

同じ必須脂肪酸なのに、
ω6のサプリメントは
見当たりません。
現代人は既に過剰に
摂っているからです。

とは言え、質も大切です。
同じω6でもなるべく
酸化してないモノを
摂取することが望ましいです。

酸化した油は害でしかありません。

 

テレビなどメディアでは
マーケティングの為に
特定のもの健康効果を誇張して
報道/宣伝し購買欲を煽りがち
ですが、上記の様な全体像を
理解された上で判断することが
とても大切になります。

 

ココナツオイルやエゴマオイルは
ブームが去り、今のブームはギー。
と言う認識は誤りです。

ココナツオイル、ギーはともに
飽和脂肪酸を多く含み、
今後も上手く活用する意味があります。

エゴマオイルは魚油と同様に
現代人が不足しているω3。
意識して今後も摂取することが
大切なのです。

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