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カナダで嗜好用大麻解禁!

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です!

2018年10月17日にカナダにて
年齢制限や所持量、栽培量などの制限は
ありますが、「嗜好用大麻」が
合法化されました。

大麻の用途

大麻には、
・嗜好用
・産業用(繊維やオイル採取用)
・医療用(CBDオイルなど)
などの用途があります。

今回は医療用大麻が
既に合法化されていた
カナダで嗜好用としても
解禁されたとのことです。

現地はなんだか凄い
お祭り騒ぎの様ですが、
「麻薬の合法化」で
犯罪が増えるのでは無いか、
怖いなぁー、と漠然と
感じている方もいれば、

わーい、
カナダに旅行とか移住すれば
大麻合法的に吸えたりするんだ!
と思われている方もいるかと
思います。

しかし、別になんでわざわざ
解禁する必要あるの?
って思う方もいると思います。

大麻取締法

日本では「大麻取締法」と言う法律が
第二次世界大戦終戦後の1948年に
GHQの指示にて作られました。

しかし、不思議なことに
2000年以上前から麻を生活に
取り入れている日本やその他
黄色人種の国々では、
「嗜好用」としてマリファナの様に
使用する文化自体が無かった
んですね。

占領地(日本)で米兵が
嗜好用品として濫用するのを
規制する意味で作られたと言う
説もあるくらいです。

その後、1951年の
サンフランシスコ講和条約の際に
占領下における法律について
見直しがされた際も、
もともと日本人にとって
嗜好用としての認識が無かった為、
規制しててもしてなくても
関係ないと言うことで放置され
残ったとも言われています。

そして、
認可された「栽培者」「研究者」が
「大麻取扱者」として所持や栽培が
認められていることになっていますが、
日本では研究はほとんど行われていません。

国内で行われている研究では
天然のカンナビノイド(麻の成分)では無く、
化学構造式を元に作られた
「合成カンナビノイド」を研究対象と
することがほとんどの様で、
植物として、ハーブの様なものとしての
効用などの研究は一切ありません。

そもそも論ですが、
麻にも種類によって、
精神的作用の強い
テトラヒドロカンナビノール(THC)
という成分が多いものと
ほとんど含まないものがあり、
日本に古くから自生している麻は
ほとんどTHCを含まないものなんですね。

そして、いわゆる覚醒剤や麻薬は
抽出した成分自体を規制しているのに、
大麻取締法については植物を規制した。

これについては、
GHQの大麻規制に関わった白人達にとって、
大麻(マリファナ)はインドなど南方産の
高THC種のイメージしか無かったため、
麻は全てTHCが多く含まれていると
誤解していたから、と言われています。

ですから、
酩酊状態になるTHC成分が含まれていない
種類でも、麻の「栽培」「所持」が違法となる
と言う不思議な状況になっています。

たまに自生している麻が発見されて、
警察などが必死になって刈り取っている
風景がありますが、おそらくあれも
THC成分は含まれていない種類でしょう。

ちなみにですが、
繊維やオイルを使う為の種類は
カンナビス・サティバ・エルと言う種類。
そしてTHCを多く含むインド産のは、
カンナビス・インディカと言う種類だそうですが、
実は国際条約などで規制されている種は
サティバ・エルなのだそうです。

なんだか良く分からない状況ですね。
専門家ですら分からないらしいので、
我々が分かるはずも無いのですが、
「石油業界の陰謀」説もまことしやかに
語られている様です。

医療用大麻とは

そして、昨今芸能人絡みなどで
「医療用大麻」と言うことが
話題にのぼってきます。

これは、カンナビノイド(大麻草の成分)
の中でもカンナビジオール(CBD)と言う成分に
鎮痛作用や鎮静作用があり
難治性疼痛や末期がん患者、不安神経症などに
有効で、THCの様な精神興奮作用は無い
とされています。

ですので、素晴らしい薬として
海外では使用報告もあるのですが、
規制の影響できちんとした研究が
行われていないと言う現状があります。

サプリメントや医療用としてのCBD

「CBDオイル」と言う形での
サプリメントも海外にあり、
日本でも個人輸入して使用される
ケースがあります。

では、これは大麻取締法の対象
なのでしょうか?
「大麻取締法」で取り締まっているのは
「成分」では無く「草」の「部位」です。

具体的に言うと、
「大麻草及びその製品を言う。
ただし、大麻草の成熟した
茎及びその製品並びに
大麻草の種子及びその製品を除く」
と言うことです。

と言うことは、
成熟した大麻草の茎ではなく、
葉や花穂から抽出されたCBD含有製品は
例えTHCが含まれなくても

現行の大麻取締法に抵触する
と言うことです。

日本人はカナダで大麻嗜好品利用が出来るのか

結論から言うと出来ません

誰もがお分かりの様に
・日本国内への持ち込み
・日本国内での嗜好品としての利用
(利用する際には所持してることが前提の論理ですが)

は日本人でも外国人でも
大麻取締法の対象になります。

もちろん、
嗜好品利用が合法である渡航先で
利用することは現地の法律では可能
です。

しかし、
現行の大麻取締法は海外の日本人も
対象にしている為、
・海外にいる日本人旅行者
・海外に移住した日本人
のどちらも対象になるのです。

ですから、
もしカナダやその他の国で
大麻を購入して利用した場合、
理屈的には帰国と同時に
大麻取締法違反として
捕まる可能性があります。

ただ、
「所持は違法」ですが、
「使用は違法とはならない」
と言う不思議な法律ですので、
例え帰国者の体内からTHC成分が
検出されたところで違法とは出来ず、
「海外で所持したこと」が
証明される必要があり、
「他人が所持しているものをちょっと吸った」
「大麻利用者が横にいた」
と言う主張をされれば対象外にせざるを得ない為、

個人的には帰国時の逮捕は
その場で所持していなければ
事実上不可能とも思います。

大麻規制の今後

CBD、いわゆる
医療用大麻成分については
今後の議論が待たれますが、
近い将来には日本国内でも
利用可能となるかも知れません。

しかし、その際には、
・成熟した茎
・種子
以外から抽出したものであれば、
所持した段階で違法となります。

ですので、
CBDを含む製品を
国内で販売する業者は、
大麻取締法対策として

「この製品に含まれるCBDは○○種(麻の種類)の成熟した茎/種子(部位)由来です」
「この製品に含まれるCBDは○○を原料とした化学合成物質です」
と言うことを明記しておく必要があります。

 

国内でCBD製品が利用可能となる時には
THCを含む草や製品に限った規制にする
などの大麻取締法の見直しや廃止などを
行わないといけない様にも感じます。

麻薬や覚醒剤の利用者により、
利用時の幻覚や錯乱状態などで、
あるいは断薬中のフラッシュバックなどで、
犯罪が起こっていると言うイメージが
あるかと思いますが、
そもそも
大麻の精神作用による犯罪は無い
と言うのも事実である様です。

覚せい剤や麻薬へと誘導させる
闇取引絡みの暴力や殺人は

当然起こっていますが。

こう言うことをやっている
犯罪組織の資金源を絶ち、
犯罪を減らすと言うのも
今回のカナダでの解禁の理由の
ひとつの様ですね。

いずれにせよ、我々の先人、
黄色人種には無かった
嗜好品(マリファナ)利用と言う習慣
については、正しい知識を知った上で
改めて議論した方が良いのでは
無いかと思います。

ちなみにですが、
タバコ属の植物は栽培や所持は
規制されていませんが、
「たばこ事業法」にて、
タバコの葉を加工して
「喫煙する為の製造たばこ」を
日本たばこ産業株式会社(JT)以外が
作ることが違法となっています。

面白いですね。

Sugar:The Bitter Truth

こんにちは!

ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。

「果糖中毒」の原著者
Robert H. Lustig医師の講義動画
Sugar: The Bitter Truth
を観てみました。
2009年7月30日(今から9年も前!!)に
公開されており、教授のスライドも
ブルーバックのやや古めかしいモノ。
当時はこういうスライドが普通だった
んですね。
折角観たので、皆さんにも
内容を共有したいと思います。

日本食はAll Carb. No Fat!?

その冒頭で出されるクイズ
・Atkinsダイエット
・Japaneseダイエット
これらはどちらも効果を発揮するが、
共通することは何か?

Lustig教授は、
AtkinsダイエットはAll Fat No Carb.
JapaneseダイエットはAll carb. No Fat
であると説明し、
双方に共通することは
Eliminate Fructose(果糖断ち)
をしていると言うことだと
主張します。

カロリーバランス理論は最大の過ち

そして、
遺伝子よりも環境が重要であり、
どんな遺伝子を持っているかでは無く、
日々何を食べているかの方が重要であり、
「摂取カロリーと消費カロリーのバランス」として
摂取>消費だと痩せて
摂取<消費だと太る
とする
カロリーバランス理論は最大の過ち
と断じ切ります。

20-30年前よりもカロリー摂取が
増えていると言う事実を説明する為に、
レプチンへの感受性が低くなっている
と言うことだと説明します。

コカ・コーラの陰謀

そして、米国では様々な学会や政府が
脂肪摂取量を総摂取カロリーの
40%から30%に減らそうと言う活動が
あり、その目標は達成されたにも関わらず
肥満は増加の一途を辿りました。

その間に消費量が増えたモノは?
・ソフトドリンク 41%増
・果汁ドリンク 35%増
その容器のサイズも以前から
大きくなり続けています。

そして、コカコーラを例に取り、
何が含まれているのかを聞きます。

・カフェイン:覚醒作用と利尿作用
・塩:ナトリウムが含まれ、「飲むピザ」の様
   飲むことで脱水となり「喉の渇き」を誘発します。
・砂糖:塩を隠す為に大量に使われます。

そして、
2型糖尿病とソフトドリンク消費量には
明確な相関関係が多くの研究で指摘されています。

そして、1977年には砂糖の1.2倍甘い
高果糖コーンシロップ(High Fructose Corn Syrup)
が好んで使用される様になりました。
(純粋なブドウ糖は砂糖の74%の甘味です。)

そして、なんとこの
高果糖コーンシロップは
日本で1966年に開発され、
1975年に米国企業に紹介された
ものでした。

Lustig教授は
「第二次世界大戦への報復」
として日本人が米国に
投入したと揶揄されていますが、
なんのことは無い、
「日本人も自身が生み出した「毒」に
侵されている」と言う皮肉。

・高果糖コーンシロップ
・砂糖
はブドウ糖と果糖が含まれており、
人体へ与える影響は同じ「毒」
でる一方で、
高果糖コーンシロップは
砂糖の半額程度である為、
あらゆる加工食品に使われる様に
なったことが大きな悲劇となります。

ジュース消費に加えて
加工食品の摂取により、
果糖摂取量がどんどん
増えてしまったのです。

・食品価格を下げて大統領選を有利にしたい
と言う政治の思惑と一致した
・砂糖より低価格の高果糖コーンシロップの登場
・政府による脂肪消費減少
の3つが合わさり、
Perfect Stormとなって
我々に襲いかかったのです。

「カロリーをどれだけ摂ったか」では無く、
「果糖をどれだけ摂ったか」が
重要な問題なのです。

そして少なくともこの2009年時点で
Lustig教授は
HDL=善玉、
small-dense LDL=悪玉
normal-dense LDL=中立
と言う表現をされていますが、
コレステロールはあくまで
末梢の慢性炎症に対する反応
に過ぎません。
悪玉LDL=抹消に供給される修復材料
善玉HSL=細胞死や修復に伴う余剰資材回収
に過ぎないのです。

災害時に
支援物資を被災地に運ぶ=悪
被災地ゴミを回収し運び出す=善
として
災害ゴミ搬出部隊を増援し、
支援物資搬入部隊を攻撃、削減する
のと
同じことです。

そして、末梢組織の炎症を引き起こす
「ダースベイダー」
低脂肪ダイエットが主流となったと同時に
高炭水化物の味気ない加工食品への
添加物として選ばれた
「砂糖」「高果糖コーンシロップ」
なのです。

調理過程で使われる糖も
注意しなければなりません。
蛋白質と糖が反応し、
茶色い「AGEs(終末糖化産物)」が
出来るからです。

Fast-foodはFiberless-food
とListig教授は表現します。
そうすることで保存性が高まるからです。

そして、「低脂肪」を補う為に
使われる様になった
「健康的とされた」代替物
「トランス脂肪酸」の問題もあります。

こんなにも前から活動されていた
情報が、約10年経ってからやっと
日本に翻訳本として公開されました。

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個人事業を始めるにあたっての諸手続き

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

いままで病院や老健施設の勤務を
していた関係で、健康保険や年金
関連については自分で役所との
やり取りなどを直接やることは
ありませんでした

いくつか源泉徴収票を貼って出す
と言うだけの簡単な確定申告
してましたが。

昨年は初めて青色申告をし、
経費やら何やらを勉強しました。

今回、個人事業主として
ヘルスコンサルタント業を
メインに据えてやり始める
ことにしたと言うこともあり、
初めて住所地の役所での
国民年金加入手続き
勤務していた病院が入っていた
健康保険組合を訪れ任意継続手続き

任意継続と言う制度も初めて
知りました。

普通に地元の役所で国保に入るのと
月の保険料が2万円近く差があり
ビックリでした^^;。

そして、ここ2年滞納していた
学会費を郵便局にて納付して、
後ろめたかった気持ちも一段落。^^;

なんとなくやっと
まともな人の仲間入りが
出来た様な不思議な感覚です。

【「水道水の作り方」番外編:下水道の豆知識 「生活廃水による地球環境汚染」のウソ】

こんにちは。

ヘルスコンサルタント

宮崎 光史です!

少なくとも日本の下水処理施設は

人口増を見込んだ過大な規模。

実際は廃水量が少な過ぎて

調整が極めて難しいとか…。

例えて言うなら、

処理施設はフェラーリの様な

高級スポーツカー並なのに、

実廃水量は軽自動車でも十分な

市街地道路レベルなんだとか。

意外ですよね!

【糖類と糖質の違い】

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

隣の診察室から聞こえて来た
患者さんからの何気ない質問。

「糖類と糖質って何が違うんですか?」

あなたは答えられますか?

外来担当の先生はモゴモゴして答えられず、
看護婦さんが「糖類は糖質の一部です
とサポート的に答えていました。

医療従事者ですらこの説明。
とは言え彼らは「病気の専門家」で
栄養学は殆ど学びませんので
仕方ないと言えば仕方ないのですが。
あなたはこの説明で分かります?

ちなみにその患者さんは
「分かりました」と言ってましたが、
おそらく分からなかったと思います。

その方は、色々な原材料表示等を
見ていて疑問に思われたのでしょう。
疑問に思われること自体、
素晴らしいことだと思います。

では、どう説明すれば良かったのか?

ついでなので、「炭水化物」も
一緒に説明しちゃいましょう。

・炭水化物=糖質+食物繊維
・糖質=糖類+多糖類(オリゴ糖、糖アルコール、デンプンなど)
・糖類=単糖類(ブドウ糖、果糖)+二糖類(ショ糖、麦芽糖、乳糖)

コレも逆に詳し過ぎて分かりにくいカモ。(^◇^;)

確かに糖類は糖質に含まれますので、
看護婦さんの説明も間違っては無い。
でも、そこだけ言われても分かりませんよね?

少なくとも僕なら分かりません。
では、どの様な説明が良いのでしょう?

厳密ではありませんが、

・炭水化物=甘いもの+デンプン+食物繊維
・糖質=甘いもの+デンプン
・糖類=甘いもの

と言う認識でもほぼ合ってますので、
自分ならばこの様に説明します。
実用上は問題ないですしね。

オリゴ糖や糖アルコールなどと言う
単語が理解できている方は、
そもそも質問して来ないと思います。

糖質も糖類も食べた後消化酵素により
殆どはブドウ糖と果糖にまで分解されて
吸収されます。

ブドウ糖は血糖値を上げます。と言うか
血糖値とは「ブドウ糖の血中濃度」
ですので、血糖値の乱高下を抑える
「糖質制限」が最近言われる様に
なりました。

「糖質はブドウ糖になり大切なエネルギー源。
制限するなんてもってのほか!」
と言う方々もいます。

しかし、純粋な糖質を大量に摂ると、
身体は必死にインスリンを分泌して
細胞内にブドウ糖を吸収して、
その代謝過程でビタミンやミネラルを
たくさん使うことになります。

加えて、小麦粉や精白米、砂糖などは
ビタミンやミネラルが殆ど含まれない
「空っぽのカロリー」と言われます。

カロリーは十分に摂っていても、
体内の代謝経路に重要な
ビタミン、ミネラルが足りなくなる
「質的栄養失調」が増えているのです。

ですから、「完全オフ」にしなくても
「純粋な糖質(精製糖質とも言います)」
の摂り過ぎをやめて適正量にして、
ビタミンやミネラルを意識して摂る
ことは必要になるのです。

他にも、蛋白質や良質な脂質も
不足している方が多いのですが、
長くなりそうなので今日はこの辺で。

カロリー神話

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

ダイエットとカロリー
切っても切り離せません、
と言うイメージの方は
多いかと思います。

実際、この様な記事を
ご覧になることも
多いのでは無いでしょうか?

脂肪1kgを落とすには何kcalの消費が必要か【美容のギモン】

「Men’s Beauty」(小学館)は、男前を目指す男性のための身だしなみ強化書です。コンテンツの柱となるのは、「スキンケア」「ヘアケア」「ヘルスケア」。自分を美しく、カッコよく見せるための美容のみならず、人生を豊かにするための美容を啓蒙します。もっと、男、前へ。

では、カロリーと言う概念が
どの様に成り立っているか
御存知でしょうか?

カロリー神話

昨年もBlogにて書きましたが、
http://www.miyazakikohji.com/calorie-myth/

摂取カロリー=含まれる3大栄養素の完全燃焼時の熱量

三大栄養素である
蛋白質、脂質、炭水化物を完全燃焼させると、
・蛋白質:4kcal/g
・脂質:9kcal/g
・炭水化物:4kcal/g
と言う熱量が発生します。

これを元に、食材に含まれる栄養素から
食材の完全燃焼時に発生する熱量を算出したのが
「食事のカロリー」です。

「カロリーメーター」と言う機械で
完全燃焼させることでも計測出来ます。

しかしこれらのカロリー、
生体内の化学反応については
全く考慮されていません。

例えば、
蛋白質→アミノ酸→身体の蛋白質
として消化吸収し栄養が利用されても
1g辺り4kcalとして計算されます。
H20とCO2になってないのに。

実際の生体内では、もっと複雑に
酵素やホルモン、腸内細菌
が消化吸収過程には絡んできます。

しかも、蛋白質、脂質、炭水化物
を消化する力は人によって異なり、
消化しきれない場合も多いです。

ですので、材料の異なる料理の
カロリーの多い少ないを比べる
と言うことに、実はあまり意味は
ありません。

強いて言えば、食べた量が
多いか少ないかを比べる程度。
であれば、料理の重量を比較
しても問題無さそうです。

消費カロリー=単なる酸素消費量

そして、運動においては
・温度や湿度、気圧が管理された個室で計測する「直接的熱量測定」
・マスクで口と鼻を覆って呼気を測定する「間接的熱量測定」
がありますが、測定しやすいということで、
ほとんどは簡便な「間接的熱量測定」を採用しています。

人が1リットルの酸素を消費すると
4.82kCalの熱量が放出されるので、
酸素1リットルの消費につき、約5kCal
として計算されます。

空気中の酸素濃度は21%なので、
単位時間あたりの呼気を測定することに
よって酸素摂取量が分かり、
ジョギングや水泳などの運動から、
掃除や洗濯といった日常的な活動に
いたるまでの消費カロリーが算出できます。

しかし、直接法で管理している温度、湿度、気圧が
測定環境によりかなり変わることから、
環境要因による誤差が大きい測定法
とされています。

摂取カロリー1kcal≠消費カロリー1kcal

 

そして、食事のカロリーと
運動のカロリーを同列に語る
のもまた意味がありません。

摂取した計算上のカロリーの
本当に何%が血肉となり、
エネルギー源として蓄えられている
のかを算出する方法は2018年時点で
存在しません。

そして、間接的熱量測定による
酸素消費量が本当に運動強度や
脂肪燃焼と同じ意味を持つのか、
と言うとこれもかなり疑問があります。

そもそも、
ケトン体をエネルギー源にするのか
ブドウ糖・グリコーゲンをエネルギー源
にするのかでも体内の化学反応経路は
変わるはすですので、
ガソリンエンジンを動力として
動く様々な機械の燃費を比較する
のとはわけが違うのです。

と言うのが現状です。

カロリーが約に立つのは
・同じ食事を食べた時の量の比較
・同じ運動をした時の身体負荷の比較
くらいだと個人的には思っています。

おにぎり一個で○○の運動に相当
などの比較は、意味が無いと言うことです。

じゃあどうすればよいのか?

では、どうすればよいのでしょうか?

食べるものについては、
カロリー(≒量)は気にせずに、
質を気にする様にしましょう。
そして、血糖値を安定させる
と言う意識がとても大切です。

自分の活動量、筋肉量にあった
糖質摂取量にとどめ、
良質な蛋白質、脂質とともに
良質な野菜をしっかり食べること。

運動については、
消費カロリーを気にするよりも
活性酸素対策や関節への負担対策
をしっかり意識しましょう。

これらを意識しないと、
体内の老化が進行するとともに、
将来関節や腱を痛めて、
日常生活すらままならなく
なることがあります。

正しい知識を持てば、
あやしい情報に踊らされずに
済みますよ。

モナリザ症候群って!?

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

日本人の肥満者の7割が
「モナリザ症候群」と言う
新しい概念に当てはまるのだとか。

食べていないのに太る!肥満者の7割が陥る「モナリザ症候群」の恐怖

食べ過ぎているわけでもないのに太ってしまう……体質や加齢のせいと諦める前に疑うべきなのが、肥満者の7割が陥る「モナリザ症候群」だ。「モナリザ症候群」の原因は、自律神経にあるという。カロリー制限や運動だけではなく、自律神経を整えることが、ダイエット成功の秘訣になるかもしれない。

Most Obesity kNown Are Low In Sypathetic Activity
(肥満者の大多数は交感神経の働きが衰えている)
の略語、MONALISAだそう。
有名な絵画とは無関係とは言え、
提唱者はおそらくモナリザに
しようと頑張ったんでしょう。(笑)

太っている人の多くが、
交感神経の働きが衰えている
と言うことから、
自律神経のバランスを良くすれば
肥満が解消出来るかも、と言う
ことなんですが…。

コレって、糖尿病の原因が
活動量、筋肉量に見合わない
糖分、糖質の摂り過ぎにあるのに
それには手を付けずに
インスリンやインスリン受容体
などを刺激するクスリで対処する
こととなんら変わりないですね。

新たに色々な疾患概念を創ることは
もちろん有益な場合もありますが、
何故自律神経のバランスが悪く
なるのか、を考える必要があります。

「食べ過ぎている訳では無い」
と言うことから、糖質は推奨量の
カロリー換算60%食べている
のかも知れません。

とすると、活動量や筋肉量と比較して
糖質を摂り過ぎてしまい、過剰な
果糖、ブドウ糖が中性脂肪に変換
されている可能性があります。

もしかしたら、軽く
・カロリー制限
・脂質制限
をしているかもしれません。

そして、糖質過剰かつエネルギー/栄養不足
の状態では、自律神経のバランスが
崩れるのも仕方ない状況です。

食生活や運動習慣を変えずに
自律神経のバランスを整える、
極端な話、
・交感神経を刺激する薬剤
・副交感神経を抑制する薬剤
を使ったら本当に痩せるのか?

と言うことですが、おそらく
効果はほとんど無いのでは、
と思います。

むしろ、自律神経を無理やり
調整することによる障害が
出てきそうに思います。

では、どの様にすれば良いのでしょう?

いままでの記事で何度も書いてますが、
甘い物、炭水化物を減らし、
緑黄色野菜、良質な蛋白質や脂質を
カロリーは大目なくらいしっかり摂り、
適切な負荷と頻度の運動をする
ことで余分な体脂肪も落ちますし、
自律神経のバランスも改善される
のでは無いかと思います。

もちろん、精神的ストレスの
対策も必要ですけどね。

究極の食事とは?

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

 

巷に健康、アンチエイジングや
様々なダイエットについての情報が
氾濫しています。

「健康への不安」を持つ方が多く、
人々の関心も高いと言うことも
あるかと思います。

全く正反対の内容だったり
極端な内容だったりすると
一体どうすれば良いのか、
わからなくなりますよね。

 

そう言う方にピッタリの本が4月13日に出ました。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の
内科学助教授をされている津川 友介先生の最新作。
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事
です。

「はじめに」に記されている言葉が
自分がまさに感じていることでした。
少し長いですが引用させて頂きます。

 

「人間は食べたものでできている。
何を食べ、何を食べないかは
全ての人が日々実行している小さな「選択」である。

今日のお昼何を食べようかと考えているとき、
夕ごはんの献立を考えている とき、
何を判断材料にしているだろうか。

私たちは、それこそ数時間ごとに、
何を口にするのか、選択を迫られ続けている。

もちろん一度の食事の選択によって
病気になったり健康になったりすることはない。

しかし、毎日の小さな選択は、
確実にあなたを病気から遠ざけたり、近づけたりしている。
その自覚はあるだろうか。

タバコを吸っている 人のように、
少なからず自分の健康にとって
悪いことをしている自覚があるならば、
病気になったとしてまだ納得できるかもしれない。

ただ日々の食事に関してはそうではないだろう。

多くの人は、食事に関する選択 が
自らの健康にとってプラスになるのかマイナスになるのか、
漠然としたイメージしか持っていないのではないだろうか。

正しい情報がないために知らず知らずのうちに
病気に近づいてしまうような選択を積み重ね、
何十年後に脳梗塞やがんになってはじめてそれを自覚する。

それではあまりに不幸ではないか。
そういった人を一人でも減らしたい、
多くの人に自分の意志で健康になるか、
それとも病気になるかを
選択する力を持っていただきたい。」

これは、自分がヘルスコンサルタントとして
働きたいと思った、まさにその想いと同じ。

そして、津川先生は万人に当てはまる究極の解として
「究極の食事」を提案しているわけではありません。

医療政策学者・医師として日々活動されている中で
先生自身が科学的裏付けがあると判断したものを
紹介して下さっており、それを理解した上で
どの様に行動するかは読者次第、としているのです。

・医師・栄養士がただしいとは限らない
・省庁が出す「○○ガイドライン」も関係団体の
 ロビイングにより科学的根拠と関係無い内容のこともある

と言うことで、まずは科学的根拠に基づいた
「病気にならずに長く生きられる可能性を高める食事」
とはどの様なものかを提示されています。

そして、いわゆる「ダイエット」については
ハーバード公衆衛生大学院の研究者達の
「摂取するカロリーの『量』以上に『質』が重要」
と言う結論を紹介し、
「やせる為の食事」≒「病気予防や長寿の為の食事」
であることも示されています。

目次の内容を御紹介すると

第1章 日本人が勘違いしがちな健康常識
 1 科学的根拠にもとづく本当に体に良い食事
 2 食品に含まれる「成分」に惑わされるな
第2章 体に良いという科学的根拠がある食べ物
 1 オリーブオイルやナッツは脳卒中やがんのリスクを下げる 
 2 果物は糖尿病を予防するが、フルーツジュースは糖尿病のリスクを上げる
 3 魚は心筋梗塞や乳がんのリスクを下げる 
第3章 体に悪いという科学的根拠がある食べ物
 1 「白い炭水化物」は体に悪い
 2 牛肉、豚肉、ソーセージやハムは健康に悪い
特別編 病気の人、子ども、妊婦にとっての「究極の食事」

自分の知識を整理し裏付けのある知識を確認する
と言う意味でも読む価値がありますし、
健康などの情報に触れる前の基礎知識、羅針盤
として読まれることも良いかと思います。

世に出ている健康情報としては
極めて中立的な内容ではありますが、
人が書く以上、津川先生の主観的な判断も
もちろん入っていますし、
先生のその判断の仕方も一般の方が
氾濫している情報に触れた際の
見本になると思います。

 

個人的に改めて衝撃だったのが
「白米は摂取量に応じて糖尿病リスクが上がる」
と言うコホート研究の結論でした。
「食べすぎなければ良い」
と言うモノでは無いのです。
※1日1時間以上の肉体労働をする人、
 アスリートについては有意差が
 無かったとのことです。

「白米=主食」と言うマインドセットを
変える必要があると言うことです。
病気予防、長寿と言う健康を目指す
のであれば。

津川先生は、
・玄米
・大皿一杯の野菜
を主食とすることを
提案されています。

 

津川先生の考える「究極の食事」は

・白い炭水化物(小麦粉、白米、砂糖、その他でんぷん質)
・赤い肉(
牛肉、豚肉、羊肉など)
・加工肉(ハム、ソーセージなど)
避けることに加え、

① 野菜と果物
②魚
③茶色い炭水化物(雑穀類)
④オリーブオイル
⑤ナッツ類
の摂取量を増やす

と言うものです。
※病気を有している患者さんについては
 病気別に注意することが更に加わります。

食事制限をゆるめて良いのは、
食が細くなってきた高齢者。
低栄養になるよりは、肉や炭水化物を
ほどほどにでも摂る方が長生きに
なるという考え方もある、と言う
ことの様です。

 

そして、津川先生によると
本当に健康になるための第一歩は

① テレビなどのメディアの健康情報
② 本屋で売られている「健康本」
③日本語で書かれたインターネットの情報
の3つはあまり信用しないこと

だとか。

テレビ、「健康 本」、インターネットの健康 情報は
有益な情報を届けてあげようという善意のもとで
情報を提供しているのではなく、
健康にはみんな興味があるので、マーケティングツール
として使えば 高い視聴率や売り上げを達成できる、
というマインドセットで作られているから
だとのこと。

日本語情報の質をあげる為に、
まだまだ頑張らないといけませんね。

 

そして、津川先生がオススメしているのが
「英語で検索すること」
もちろん英語サイトにも怪しい情報はあるが、
日本語ほどひどい状況では無いとか。

 

気になった方は、是非読んでみて下さい。

出来ることから、始めてみませんか?

AGEsってご存知ですか?

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

 

AGEsとは終末糖化産物の略ですが、
老化や病気の原因になるとして
注目されています。

実は怖い「体の糖化」老化を早め病を招く糖化物質《AGEs》蓄積を防ぐには【予防医療の最前線】

「AGEs」(エージス、エイジス)という言葉を、耳にしたことはありませんか? 「AGEs」とは「終末糖化産物」の略称で、体内のたんぱく質がブドウ糖と結合して変性したものです(この反応を「糖化反応」と呼びます)。加齢によってこの物質が蓄積することから,age(エイジ、加齢)にちなんで”AGE”または”AGEs”と名付けられました(※1)。 …

以前、このBlog記事でも取り上げましたので、
お時間のある方は是非お読み頂ければ幸いです。

「AGEについて考える日」

 

AGEsは体内でどの様な影響があるのでしょうか?

AGEsは蛋白質と糖が結合してできるので、
体内の蛋白質が存在する部分に異常が現れます。

例えば、人体の蛋白質の1/3は「コラーゲン」ですが、
実はこのコラーゲンは10種類以上の種類があり、
骨や皮膚、軟骨、血管など全身に存在します。

また、筋肉を構成する「エラスチン」というのも
体内の蛋白質として重要です。

筋肉は体を構成する骨格筋のみならず、
胃腸や血管・尿管の太さを調整する
平滑筋として内臓に広く分布しています。

このように、全身に蛋白質が存在しているため、
AGEsの蓄積によって、
骨折、皮膚のたるみ・シワ、筋力低下、
臓器機能障害、アルツハイマー病など加齢性疾患、
など全身に影響が現れる要因とされています。

 

どの様な対策が取れるのでしょうか?

1.食事からのAGEs摂取を可能な限り避ける
2.酸化ストレスを減らす
3.腎機能を維持する
と言うことが大切だと言われています。

焼く、揚げるなどの
調理や保存の過程において
蛋白質と糖が反応してAGEsが形成
されますので、その様な調理をしたものを
常食しない様に気をつけましょう。
http://www.miyazakikohji.com/boilled_meat_is_useful_for-_antiaging%E3%80%90/

 

加えて、血糖値の乱高下を避ける
こともとても大切になります。
ですので、低GI食品
(厳密には低GLの方が良い指標ですが)
を意識して摂取し、血糖値の変化を
なるべく小さくすることが大切です。

 

そして、AGEsが出来てすぐは
可逆的だと言われていますが、
そこに酸化ストレスが加わると
もとに戻れない不可逆的な変化に
なってしまうと言われています。

ですので、
・抗酸化物質をしっかり摂る
・精神的なストレスケアを習慣化する
・過剰な運動で酸化ストレスを増やさない
と言うことが大切になります。

出来ることから、始めてみませんか?

「心肺蘇生」出来ますか?

こんにちは!

 

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

 

4月4日に大相撲の土俵上で心肺停止に
なった市長に観客の女性看護師が行い
話題になった心肺蘇生法。

 

その出来事をキッカケに、
漫画家もされている医師が
Twitter上で心肺蘇生法を
イラストとともに紹介された
ことが話題になっています。

あなたの目の前で誰かが倒れたら…。医師兼マンガ家が心臓マッサージ方法を図解

「誰でもできることが大事」

 

コレは一般人向けの心肺蘇生法。

 

専門職向けのモノと何が違うか?
呼吸確認に脈拍確認が加わり、
人工呼吸が心臓マッサージに加わります。

 

・感染症の危険や吐物などで汚染されている際に
 人工呼吸への抵抗感があること

・慣れない脈拍確認で判断できないこともあること

・心臓マッサージで胸郭圧迫をすることで、
 多少ながらも呼吸補助になること

・人工呼吸に躊躇するよりも
 一刻も早い心臓マッサージの開始が
 救命率向上に重要であること

などから、一般人向けの心肺蘇生法では
この記事にある様な形になっています。

 

アンパンマンマーチを頭の中で流しながら
心肺蘇生を行うと言うのは
自分も救命センターにて教わりました。

 

心肺蘇生とアンパンマン。
あまりに不釣り合いにも思えますが、
正義の味方、みんなのヒーロー。

 

是非皆さんもイメージとして
記憶しておいて下さい。

 

胸郭圧迫の強さとリズムが
とても大切なんです。

 

胸郭圧迫は、4-5cm沈むくらい。
かなり強い力です。
途中で肋骨が折れる感触がする
こともあるくらいですが、
やむを得ませんので、
気にせず続けましょう。

 

そして、最初に人を呼ぶ
救急/消防センターへ連絡
することを忘れずに。

 

そして、救急隊が到着するまで
複数人で交代しながら
続けましょう。

 

助けられる命は助けられる様に、
知識と行動力が大切です。

 

心肺蘇生法に自信が無ければ、
その様な場面に遭遇した際に
連絡係や記録係をすることで
貢献することも良いかと思います。

AEDと言う機械を探してくる、
説明を読みながら装着する、
と言ったことなら出来るかも
知れません。

 

出来ることから始めてみませんか?