西城秀樹さんの死に想うこと

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

歌手の西城秀樹さんが
63歳と言う若さで亡くなりました。

度重なる脳梗塞に襲われたものの、
懸命にリハビリを続けられてました。
死因は急性心不全とのこと。

ご冥福をお祈りいたします。

しかし、度重なる脳梗塞は
本当に避けることの出来ない病魔に
突然運悪く襲われたのでしょうか?

症状も無く病気では無い≠健康

2016年12月の文藝春秋に
載っていたと言う記事。

bunshun.jp/articles/-/7436

この中に、

「そのとき(初回脳梗塞が起きる)まで
ぼくは、最高に健康な男だと
過信していました。」

とありました。

さぞかし健康に配慮されていたのか
と思いきや、

若い頃からワインを毎晩2本、
タバコを1日4箱という生活でしたが、
46歳で結婚してから食生活に
気を配るようになっていました。」

と言うのが現実だった様です。
健康に気遣う結婚まで続けたとして
26年の喫煙と多量飲酒。
おそらく糖質も過剰摂取していたでしょう。
脂質には気を使っていたのでしょうか?
おそらく低脂質=健康くらいで、
それ以外は気にもとめていなかった
のでは無いでしょうか。

自覚と現実は随分と違うことが
分かるかと思います。

痩せ体型で毎日運動≠健康

「181センチ、68キロの体型を
維持するため、ジムに通って
トレーニングも欠かしませんでした。」

181cmの身長で68kg。
スリムで素晴らしい!
とは言えないのです。

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
で計算されるBMIと言う指標を
ご存知でしょうか。

肥満の指標として使われることが多く、
日本では23以上で肥満。

しかし、米国等では25以上で肥満。
アジア系については23以上は要注意
と言うことも言われますが、
死亡率が一番低いのは22と言う話も。
そして、筋肉量が多い方は25程度でも
問題無いと言う報告もあります。

身長181cmでBMI22は約72kg。
せめて筋肉量を増やして75kg程度で
コントロールされていたら、
もしかしたらと思います。

また、真面目な日本人の伝統ですが、
毎日ジムに通ってトレーニングすると、
身体の中で活性酸素が発生し
体内の慢性炎症を促進させます。

関節や腱が十分に回復出来なくなり、
怪我や故障の原因にもなります。

健康の為に運動をするのであれば、
・筋肉で体重を目標のBMIや見た目まで増やす
・休養を重視したトレーニング計画
・抗酸化作用のある栄養の摂取
などを意識して行う必要があります。

無茶なダイエットや脱水は危険

そして

「倒れる前は、3週間で
5キロの無茶なダイエット。
運動中もそのあとのサウナでも、
水分補給をしないほうが
効果があると勘違いもしていた。」

と言うことです。

無茶な減量は身体に負担となりますし、
脱水状態になると、血液の粘性が高まり、
血管が詰まるリスクは高くなります。

以前は、運動中の水分摂取は厳禁
とする風潮がありました。
精神を鍛えるため等を言われましたが、
水分制限は腎臓障害が無い限り
やってはいけません

普通の日常生活でも2L程度の
水分補給が必要と言われています。
運動や酷暑、乾燥などで汗を多く
かいたりする様であれば、
それに合わせて補充が必要です。

ましてや、それまで長年に渡り、
喫煙と多量飲酒、おそらく糖質も
かなり摂っていたと思われますので、
慢性炎症で血管壁はかなり傷んでいた
はずですので、起こるべくして
起こった脳梗塞だったと言えます。

あなたが長年かけて育てた病気や不調は
一朝一夕には元通りになりません

「ゆっくりと時間をかけて
病気になったんだから、
ゆっくり歩いて治していこうよ」

と言う奥様の言葉は正しいです。

それまでの人生でやってきた
日々の生活習慣が原因で病気に
なったにも関わらず、
短期間で治せないことに苛立ちを
隠せない方は多いです。

しかし、根本からしっかり治すには
厳格な食事療法などの生活習慣、
そして生活環境の改善を行う
必要があるのです。

如何に健康そうに見えたり
自らの健康を自負してても、
誤った習慣を繰り返していては
将来「病魔に襲われる」のを
待つばかりです。

少しでも早い時期に正しい知識を得て
正しい食習慣、生活環境を実践する
と言うことが如何に大切なことか、
を西城秀樹さんは身をもって
教えてくれた様に感じます。

ある日突然襲ってくる病は
ほとんどありません。

西城秀樹さんの様に、
健康そうに見えていたり、
自分は特に病気では無いから健康だ、
と自負されている方々も
気がつかないうちに体内で
病気の芽が進行しつつあり、
ある日突然域値を超えて牙を剥く
と言うのが多くの病気の真相です。

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