【水処理エンジニア直伝「水道水の作り方」その0】

2018年8月9日

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
 宮崎 光史です。

水処理エンジニア 川中 功さん
関係をもたせて頂く様になり、
・日本の水道水が出来上がるまでに
どの様な処理と工夫が為されているのか、
そして
・浄水場で全処理が終わった水の
品質が市販のミネラルウォーターに
勝りこそすれ劣ることの無い品質
であることを教えて頂きました。

水道水が浄水場から各利用先に
届けられるまでの水道管では、
水漏れ許容が2%以内とされています。
(参考:下水道は20%以内)

実際は地域によって30%程度の
漏水があるとも言われており、
大腸菌混入を前提として、
消毒のために浄水場で最後に
次亜塩素酸ソーダが投入されます。

そして、
浄水場に近いほど残留塩素濃度が高く、
それに比例して

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の
有症率も高い、と言う報告もあります。

兵庫県姫路市を拠点にされている
川中さんの会社 Waters Inc.では、
水道水に含まれている塩素を
水道利用量の1%に過ぎない
飲水用のキッチンの蛇口につける
だけでは、
シャワーや入浴時、ウォシュレットなどによる
残留塩素が皮膚に与える影響は
変わらないと言うことで、
家に水道管が入ってくる段階で
塩素除去をするために、
産業用濾過装置を元に開発した
NeoParfait ネオパルフェ
と言う製品を製造販売されています。

活性炭フィルターを通して
脱塩素をすると言う装置であり、
基本は残留塩素除去をするのが目的です。

活性炭には無数の
2nm(ナノメートル)以下の
サイズの微細孔があり、
活性炭10gの表面積は
甲子園球場のグラウンド
2面に相当すると言われます。

 

この特徴により、
・冷蔵庫の脱臭
・砂糖やお酒の精製
・屎尿混入水からのアンモニア態窒素の除去
・福島原発事故の際に放射性ヨウ素除去
・急性薬物中毒の際に消化管内に残留する薬物の吸着
などに利用されています。

この特徴から、
塩素だけでなく、
鉛やカドミウムなどの
重金属を除去します。

ただ、
カルシウムやマグネシウム
の様な飲料水に含まれるべき
ミネラルについては
除去しないとのことです。

この活性炭を、
ネオパルフェのフィルターには
704g利用しているとのことで、
甲子園球場換算でグラウンド140面分

この品質のフィルターは
一般家庭の利用状況では
2-3年は利用しても問題無い
許容量を有しているとのことですが、
地域により水道管漏水状況が異なり
予想以上にフィルター汚染が酷い場合、
大雨や災害の影響で不純物が多く
混入する場合もある為、
年1回のメンテナンス、
フィルター交換をされている
とのことです。

ちなみに、川中社長は
元々産業用プラント用の
水処理エンジニアでもあるので、
・一戸建て
・集合住宅各戸
・集合住宅全体
・店舗
・宿泊施設
等々への対応も可能な様です。

これからの時代、
「家中まるごと塩素除去」
「店内まるごと塩素除去」

「施設内まるごと塩素除去」
と言うのは強い売りになる
かと思います。

現在は川中社長御本人により
取り付けや年1回のメンテナンス
フィルター交換を行っていますが、
徐々に販売数が増加し
全国に拡大するにつれて、
水道工事が可能な代理店を
募集されております。

・導入の為に話を聞いてみたい
・代理店募集について知りたい
等の要望がございましたら、
Waters Inc.または川中 功社長へ
連絡を取って頂くとともに、
「Dr.K、宮崎 光史の記事を見て」と
お伝え頂けると、何らかの
サービスがあるかも?(笑)

長くなりましたので、
「水道水の作り方」につきましては、
また改めてお伝えします。