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【昔の人は炭水化物摂取率が高い?】

【昔の人は炭水化物摂取率が高い?】

by 宮崎 光史

こんにちは。



ヘルスドクター

宮崎 光史です!



「75歳以上男性は60%超 昔の人は炭水化物の摂取率が高い?」

と言う日刊ゲンダイヘルスケアの

記事を読みました。

https://hc.nikkan-gendai.com/articles/252474



こう言う記事を見ると、

統計やデータをもとに

どう言う言い方をするかで

与える印象が変わるな、

と思います。



「長生きしている人は炭水化物摂取量が多い」

と受け止められることを狙った様な

書き方をしていますが、

「調査時の年齢別の平均的な栄養摂取割合」

であるだけで、

健康や特定疾病との関連は不明であり

「高齢者は自身の歯が少なくなる傾向があり、

それに伴い柔らかい炭水化物加工食品を

多く食べている」と言う仮説も出来ます。



あるいは

「施設入所割合が高くなり

施設で出される食事が高炭水化物食である」

と言う仮説も。


そして最後に書かれている

「若い人の真似をして

炭水化物を減らして脂質を増やせば

若返ることが出来る」

と言う書き方をされていますが、

そもそも

・過剰に糖質を摂らない

・良質な蛋白質、脂質を摂る

と言うのは

統計上の若い人の平均的栄養摂取割合を

元に言われている仮説ではありません。



過剰な糖質は体内における

慢性炎症や酸化、糖化の

原因となり、不調や病、

老化の原因であることが

明確になってきているから

言われていることです。



脂質も体内合成できない

必須脂肪酸と言われる

・オメガ3不飽和脂肪酸

・オメガ6不飽和脂肪酸

と言うモノがあり、

比率が適切でない場合

オメガ6は慢性炎症を悪化させ

オメガ3は慢性炎症を抑え

血液を固まりにくくする

働きがあります。



慢性炎症が長く続くことが、

様々な不調や疾患の原因である

と言うことも予防医学専門家の

間では常識となっています。



全細胞の細胞膜は

ほぼリン脂質と蛋白質で

構成されますし、特に

神経細胞の集合体である

脳は水分を除くと

6割が脂質で構成されています。



ですから、何も考えずに

安価な植物油を用いた食品を

食べ続けていると、

オメガ6が理想的な比率を

遥かに超過する量を摂取する

ことになり、体内の慢性炎症を

悪化させるだけでなく、

酸化した脂質が材料となり

細胞の質も低下することは

容易に想像出来るでしょう。



しつこい様ですが、

「炭水化物を含む糖質の摂り過ぎを避け、

良質な蛋白質と脂質を意識して摂る」

と言うのは若者の食事内容を

真似して若返ろうと言う

日本の年齢別栄養摂取割合の統計を

元にした仮説では無いです。



という事で、

集計データそれ自身は

捏造で無い限り事実でしょうが、

2因子のみの相関関係を

断言できるデータはほとんど

存在しませんし、

統計理論を元にした解釈も

ほとんど全てが

もっともらしい仮説に過ぎません。



現時点での自分の常識外の情報も

勝手な思い込みで排除否定する

ことは避けた方が良いです。



もちろんしっかり調べた上で

トンデモ理論であれば、

肯定したり拡散することを

避けるのは必要ですけどね。

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