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日本農業が駄目になった原因とは?

日本農業が駄目になった原因とは?

by 宮崎 光史

興味深いエピソードが、
発酵をテーマとした架空の農大が舞台の
少し前に連載されていた
「もやしもん」と言う漫画で
紹介されていました。

ちなみにこの「もやしもん」は
単純にストーリーを楽しんでも良いのですが、
微生物をテーマにしており、
発酵や常在菌などについて、
楽しみながら学べる素晴らしい作品です。

発酵食品にはどの様な物があり、
どの様に作られているのか。
健康と微生物はどう関係しているのか、
と言うところも出てきます。

発酵食品の国内売上1位は
伝統的な発酵食品では無く、
「キムチ」だったりするのもビックリです。

「添加物」についても軽く出てきます。
これらを知っておくと、人工的な加工食品を
自分の目で識別し判断出来る様になります。

生産者も消費者も極端な情報に踊らされ
不毛に批判や否定ばかりし合うのでは無く、
自分で情報を確認し自分の頭で考え、
お互いに健全なチェック機構となり、
支え合う様になると良いですね。

理想論だと言われれば
そうかも知れませんけれども。

以下が樹教授(漫画上の架空の登場人物)
の言葉ですが、
一部表現を変えたり補足してます。

安心安全な野菜を求める声に応えて、
無農薬野菜を作り個別販売する事を
考えた農家が購入者を募集したところ、
大人気で莫大な申し込みがあったとか。

説明会の席にて、
完全無農薬で最高の野菜を作る為には、
除草作業の助けが必要になるので、
購入希望者に分担して頂きたい、
と話したところ参加者は激減。

残った参加者の中から除草作業中に、
「こんなに大変なら農薬で除草すれば良いのに」
と言う声が上がり、
心ある農家の心は完全に折れ
プロジェクトは中止になったとか。

21世紀の令和の時代の話では無く、
1970年代のエピソードだそうです。
時代は変わっても人間性は変わらない
という事なのでしょうか。

何処かの誰かが作った安心安全な製品を
常に手に入れたいと言う多くの人の本音。
自分自身は汗を流さず価格も安い方が良い。

農業業界から見たら、
そんな事知ったこっちゃ無い。
政府・農協・農家に罪を転嫁し、
知る努力をせず汗も流さず求めるばかりの
「消費者という名の虚像によるエゴ」
が真の悪。

売る側は「お客様は神様です」と
本気で考えていることが多いが、
一部の買う側が勘違いしモンスター化する。

メディアもモンスター消費者の主張に
沿った情報発信を繰り返すことで、
一握りのモンスター消費者の
意に反する言動が自粛される様になる。

生産者や販売者は
慈善事業や社会奉仕活動では無いのだから、
商品の利点や欠点を理解し許容出来る人に
買って頂けば良いのであって、
モンスター消費者など
商品の欠点が嫌な相手には
無理に売らないのが最も最善な解決策。

そして「消費者」も
無知なまま偏った情報に踊らされない様に、
知る努力を怠らない事が大切。

「農薬」も絶対的な悪ではなく、
使う人間の方に問題がある事がほとんど。

使う必要のない健康被害しか起こさない
毒薬を敢えて好んで使う生産者はおらず、
農水省や農協により必要性と
安全な使用量や残留量が決められた
最低限の薬物を規定内で使い、
安くて虫やカビ、食中毒の心配の無い、
保存が効いて見栄えのする農産物が
虚像としての消費者からの要望により
作られているということです。

「農協」も存在や仕組み全てが悪では無く、
新規就農者には手厚い支援も行っている。
とは言え食品偽装など不祥事の百貨店
という闇の側面があることもまた事実。
これは農協に限らずあらゆる業界にある問題。

こんな商品に一銭だって払いたくない、
と消費者が思う様な生産者や販売者が
存在する事も事実。

その様な場合に
改善の為の問題指摘と要望伝達は
必要かと思いますが、
不毛な批判や否定はお互いの時間の無駄で、
嫌なら買わない選択をすれば良い。

受容できる人が多く買えば
ある視点では問題ある物も人気商品になり、
明らかにおかしいと思う人が多ければ、
淘汰されて市場から消え去るだけ。

だからこそ生産者/販売者と消費者は
お互いに学び続けお互いをチェックし合い、
支え合うのが正しい関係。

生産者の本音としては、
無農薬、減農薬、有機栽培をすれば、
売れるのは百も承知の事であり、
手間でコストがかかるからやらない
と言うのは二の次の理由にすぎない。

農協と繋がりの深い人が組合員に圧力をかけ、
農薬や肥料の購入ノルマを割り当て買わせる。
無言の反抗で減農薬や無農薬を始めれば、
「お前の田畑から虫が来て被害に遭った」と
騒ぎ立てて陰湿な嫌がらせを続けるので、
ほとんどの挑戦者がやめてしまう。

とはいえ最近では農協に加入せずに就農し、
無農薬無施肥で作物を育てる人もいますし、
より自然に近い飼育で畜産を営む人もいます。

化学肥料や有機肥料、除草剤や殺虫剤は
無くても植物は育ちます。
人の意のままには育ちませんけれども、
最低限の手入れをし採種し継代する事で
その土地の土や気候により適合した性質に
変わってきたりします。
コレもある意味品種改良ですけどね。

食糧安全保障と防災も無関係では無く、
減反や離農により田畑が荒れると、
川の氾濫や土石流などの原因になり、
その対策として何千億かけて
堤防を作ったりしているのが現状。

そして農業の闇については、
漫画で触れられる域を越えているとして
「農地のど真ん中にある球場」
(おそらく埼玉県所沢市)の問題やら
日本のGDP比1.4%の生産額を
農協や農水省職員も含めた人口の1割で
取り合っていると言う事実が紹介され、
これ以上は漫画で公表出来ない内容だとし
有耶無耶にこの話題は終わっています。

典拠:もやしもん(9)pp63-71、pp82-85

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まずは学びたいと言う方向けです。

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