日本農業が駄目になった原因とは?

2022年6月16日

興味深いエピソードが、
発酵をテーマとした架空の農大が舞台の
少し前に連載されていた
「もやしもん」と言う漫画で
紹介されていました。
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ちなみにこの「もやしもん」は
単純にストーリーを楽しんでも良いのですが、
微生物をテーマにしており、
発酵や常在菌などについて、
楽しみながら学べる素晴らしい作品です。
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発酵食品にはどの様な物があり、
どの様に作られているのか。
健康と微生物はどう関係しているのか、
と言うところも出てきます。
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発酵食品の国内売上1位は
伝統的な発酵食品では無く、
「キムチ」だったりするのもビックリです。
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「添加物」についても軽く出てきます。
これらを知っておくと、人工的な加工食品を
自分の目で識別し判断出来る様になります。
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生産者も消費者も極端な情報に踊らされ
不毛に批判や否定ばかりし合うのでは無く、
自分で情報を確認し自分の頭で考え、
お互いに健全なチェック機構となり、
支え合う様になると良いですね。
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理想論だと言われれば
そうかも知れませんけれども。
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以下が樹教授(漫画上の架空の登場人物)
の言葉ですが、
一部表現を変えたり補足してます。

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安心安全な野菜を求める声に応えて、
無農薬野菜を作り個別販売する事を
考えた農家が購入者を募集したところ、
大人気で莫大な申し込みがあったとか。
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説明会の席にて、
完全無農薬で最高の野菜を作る為には、
除草作業の助けが必要になるので、
購入希望者に分担して頂きたい、
と話したところ参加者は激減。
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残った参加者の中から除草作業中に、
「こんなに大変なら農薬で除草すれば良いのに」
と言う声が上がり、
心ある農家の心は完全に折れ
プロジェクトは中止になったとか。
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21世紀の令和の時代の話では無く、
1970年代のエピソードだそうです。
時代は変わっても人間性は変わらない
という事なのでしょうか。
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何処かの誰かが作った安心安全な製品を
常に手に入れたいと言う多くの人の本音。
自分自身は汗を流さず価格も安い方が良い。
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農業業界から見たら、
そんな事知ったこっちゃ無い。
政府・農協・農家に罪を転嫁し、
知る努力をせず汗も流さず求めるばかりの
「消費者という名の虚像によるエゴ」
が真の悪。
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売る側は「お客様は神様です」と
本気で考えていることが多いが、
一部の買う側が勘違いしモンスター化する。
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メディアもモンスター消費者の主張に
沿った情報発信を繰り返すことで、
一握りのモンスター消費者の
意に反する言動が自粛される様になる。
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生産者や販売者は
慈善事業や社会奉仕活動では無いのだから、
商品の利点や欠点を理解し許容出来る人に
買って頂けば良いのであって、
モンスター消費者など
商品の欠点が嫌な相手には
無理に売らないのが最も最善な解決策。
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そして「消費者」も
無知なまま偏った情報に踊らされない様に、
知る努力を怠らない事が大切。
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「農薬」も絶対的な悪ではなく、
使う人間の方に問題がある事がほとんど。
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使う必要のない健康被害しか起こさない
毒薬を敢えて好んで使う生産者はおらず、
農水省や農協により必要性と
安全な使用量や残留量が決められた
最低限の薬物を規定内で使い、
安くて虫やカビ、食中毒の心配の無い、
保存が効いて見栄えのする農産物が
虚像としての消費者からの要望により
作られているということです。
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「農協」も存在や仕組み全てが悪では無く、
新規就農者には手厚い支援も行っている。
とは言え食品偽装など不祥事の百貨店
という闇の側面があることもまた事実。
これは農協に限らずあらゆる業界にある問題。
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こんな商品に一銭だって払いたくない、
と消費者が思う様な生産者や販売者が
存在する事も事実。
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その様な場合に
改善の為の問題指摘と要望伝達は
必要かと思いますが、
不毛な批判や否定はお互いの時間の無駄で、
嫌なら買わない選択をすれば良い。
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受容できる人が多く買えば
ある視点では問題ある物も人気商品になり、
明らかにおかしいと思う人が多ければ、
淘汰されて市場から消え去るだけ。
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だからこそ生産者/販売者と消費者は
お互いに学び続けお互いをチェックし合い、
支え合うのが正しい関係。
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生産者の本音としては、
無農薬、減農薬、有機栽培をすれば、
売れるのは百も承知の事であり、
手間でコストがかかるからやらない
と言うのは二の次の理由にすぎない。
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農協と繋がりの深い人が組合員に圧力をかけ、
農薬や肥料の購入ノルマを割り当て買わせる。
無言の反抗で減農薬や無農薬を始めれば、
「お前の田畑から虫が来て被害に遭った」と
騒ぎ立てて陰湿な嫌がらせを続けるので、
ほとんどの挑戦者がやめてしまう。
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とはいえ最近では農協に加入せずに就農し、
無農薬無施肥で作物を育てる人もいますし、
より自然に近い飼育で畜産を営む人もいます。
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化学肥料や有機肥料、除草剤や殺虫剤は
無くても植物は育ちます。
人の意のままには育ちませんけれども、
最低限の手入れをし採種し継代する事で
その土地の土や気候により適合した性質に
変わってきたりします。
コレもある意味品種改良ですけどね。
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食糧安全保障と防災も無関係では無く、
減反や離農により田畑が荒れると、
川の氾濫や土石流などの原因になり、
その対策として何千億かけて
堤防を作ったりしているのが現状。
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そして農業の闇については、
漫画で触れられる域を越えているとして
「農地のど真ん中にある球場」
(おそらく埼玉県所沢市)の問題やら
日本のGDP比1.4%の生産額を
農協や農水省職員も含めた人口の1割で
取り合っていると言う事実が紹介され、
これ以上は漫画で公表出来ない内容だとし
有耶無耶にこの話題は終わっています。
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典拠:もやしもん(9)pp63-71、pp82-85

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まずは学びたいと言う方向けです。