Dr.Kのヘルスケア情報局
セルフケアの意識を広めるとともに、健康維持増進、パフォーマンスアップをサポート
ホーム / ヘルスコンサルタント /

【ビタミンDってなんなの?】

【ビタミンDってなんなの?】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.Kです!

最近面白い質問を頂きました。
「マルチビタミンサプリメントに
ビタミンDが入ってないのは
なんでですか?」と言うもの。

確かに「マルチ」なはずなのに、
なんでやねーん!ですよね。

ビタミンDは
元々ビタミンとされていましたが、
その後日光に当たることで
コレステロールを材料にして
体内にて合成されることが
判明していますので、
ある意味ホルモンの一種と言う
側面もある物質です。

コレステロールは様々なホルモンの
材料になりますので、
体内からコレステロールを
ただただ減らすことが健康とは
言えないわけですね。

細胞膜のリン脂質二重構造も
リン脂質のみでは安定しませんが、
コレステロールがあることで
極めて安定化することが
実験で確認されています。

そしてビタミンDは
日光浴で体内合成できる為、
マルチビタミンサプリメント
には通常は含まれません。

脂溶性ビタミン(A、D、E、K)には
脂肪組織に蓄積し易く過剰症にも
気をつけなければいけませんしね。

冬季などの十分な日光浴が
出来ない場合に
サプリメントが使われますが、
運動時や免疫反応で消耗される
と言うことも分かってきています。

ビタミンDには
キノコ類に多く含まれるD2、
動物体内に多く含まれるD3があります。

D1は発見後に
D2を主成分とする混合物だった
ことが判明しており、
現在この呼称は
使われなくなっています。

ビタミンDは
・腸でのカルシウムの吸収を高める。
・腎臓でのカルシウムの血中から尿への移行を抑制する。
・骨から血中へカルシウムの放出を高める。
と言う効果で
血液中のカルシウム濃度を
高める働きがあります。

Dだけだと骨が弱くなる
と言われるのはこの為です。

骨の健康の為には
もう一つビタミンKが必要です。
マルチビタミンサプリメントに
よっては少し入ってます。
というのも、
少量のビタミンKは
血液凝固機能に重要だからです。

ビタミンKにはK1、K2があります。
完全合成によるK3もありますが、
自然界で大切では無いので触れません。

K2はメナキノンとも呼ばれ、
側鎖の長さによりMK-4、MK-7などがあります。

MK-4は植物に含まれるK1が
動物体内で代謝されて出来、
MK-7は細菌により合成され
納豆に非常に多く含まれます。

MK-4やMK-7などのビタミンK2は
骨形成に関わる
オステオカルシンと言う
骨に含まれるタンパク質を
活性化するだけでなく、
骨組織に対して
直接的に骨形成を促進し、
骨の破壊を抑える効果や、
骨コラーゲン生産を促進し骨質を改善する
と言うことが報告されていますので、
ビタミンKをビタミンDと同時に
摂ることが骨形成に重要とされています。

ただこれらの機能を十分に発揮する為には、
凝固機能維持の為の量を上回る
ビタミンKが必要になります。

単に骨形成だけでなく、
ビタミンDとビタミンKを摂取することで、
血管壁の石灰化を伴う動脈硬化が抑制され、
血管の弾力性が維持されると言う報告もあります。
コレステロールを材料にして作られる
ビタミンDが豊富にあることで、
肝臓からのコレステロール搬出に
ネガティブフィードバックがかかったり
するのかも知れませんね。

いずれにせよ日光を浴びて、
K1(葉野菜、植物油、豆類、海藻類、魚介類)K2(納豆)
を食べてればある程度は
解決出来るはずの問題ですが、
不思議なことにビタミンDは
消化管からの吸収量が少ないと
生合成能力があるにも関わらず、
容易に欠乏することが指摘されており、
サプリメントでの摂取が推奨されたり
しているのです。

ビタミンD2はキノコ類に含まれ、
天日干しすることで増加すると
言われています。
ビタミンD3は脂溶性ですので、
食材では鮪や鮭などの脂の多い魚、
牛レバー、卵黄などに含まれます。

米国では牛乳、シリアル、オレンジジュースに
添加されていることもあるそうですが、
その様な場合にはサプリメントを
用いていると過剰摂取のリスクも
ありますのでご注意下さい。

この記事を共有する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です