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【日本の医療制度の根本的弱点】

【日本の医療制度の根本的弱点】

こんにちは、Dr.Kです。
なんとも赤裸々な記事を見つけました。

医療教育と医療制度の問題点を明らかにし、
政治が規制していることで
社会構造やニーズの変化に対応し切れず、
早晩崩壊する、しかもハードランディングで。
この記事の概要と思うところを
blogに書いてみました。

上 昌広医師の署名記事
「医学部の疲弊が映す日本の医療制度の根本弱点
社会の変化に対応できないのにお上頼みが続く」
https://toyokeizai.net/articles/-/320641?display=b

理系志向の強い進学校では、
最近特に文系が減り、
医学部志向になっているそうです。

一方では医学部には、
医療事故、男女差別、不正入試、
臨床研究不正などなど
スキャンダルの連鎖が。

上医師は、
従来型の医学部の在り方が、
社会の変化に適応出来なくなった
断末魔と言います。

わが国の医学部の原型は
明治時代に国主導で形成され、
現在も国の管理下にあります。

医学部定員は政府が規制し、
定員増や医学部新設は政治案件。
政治とは既得権層の利害調整で、
医学部定員もその利害調整絡み、
と言う訳です。

政府は「将来的に医師は余る」と主張し、
1982年、1997年に医学部定員を削減を
閣議決定しましたが、
コレも日本医師会や財務省の意向が
強く絡んだモノでした。

そして
「妊婦のたらい回し問題」
「医師不足」が社会問題となり、
参議院で与野党が逆転した後、
舛添厚労相(当時)の作った
医療の未来を検討する委員会から
政治力の低下した日本医師会を排除、
医学部定員の5割増が提案され、
医学部定員が増えることになります。

同時に地域の医師不足を改善するため、
卒業後一定期間は大学の地元で働くこと
を条件に地域枠と言う名称で
医学部の定員が増員されました。

医師の都市偏在による地域医療の
医師不足問題を解決しそうに見える
素晴らしい制度に思えましたが、
社会構造の変化を無視しており、
国立社会保障・人口問題研究所による
試算では、今後わが国の死亡数が激増し、
ピークを迎える2039年には
年間に165万人が亡くなるとされます。

その7割は体力の低下した75歳以上であり、
求められるのは高度先進医療では無く、
プライマリケア、慢性期医療、リハビリ
と言う方向に必然的に変わり、
医療の現場も病院から患者さんの自宅
へと変わらなくてはいけません。

大学病院の中身をその様な変化に合った
内容に改革する必要がありますが、
文科省と厚労省が関わる事案であり、
既得権益層とのすり合わせが必要であり、
柔軟な対応は期待出来ない。

加えて医療保険や年金も
既に崩壊し始めており、
単に介護を強化するだけでは
現場も利用者も疲弊しますし、
利用出来る人が限られてしまいます。

如何に健康や体力を維持するか、
最期まで明晰な頭脳を維持して
動ける身体でいられるか、
自分でセルフケアをする意識が
当たり前にならないといけない
時代がすぐそこまで来ているのです。

自分が関わっているヘルスコーチも、
この部分のサポートをする為の存在です。
適応病名が減らされる傾向にある
健康保険や生命保険では対象になり得ない。
その様な領域を対象にしています。

そしてなんと医学教育は
グローバル化が進んでいます。
変化を主導するのは東欧の医学校です。

文化レベルは高いのに物価が安いため、
東欧は医学教育を外貨獲得の手段として、
積極的に推進しています。

東欧の医学部を卒業し、
大学が実施する試験に合格すれば、
EU共通の医師免許が取得でき、
卒業生はドイツや英国など雇用条件が
良い国で働けるのです。
日本からも多くの学生が入学しています。

EUはホメオパシーやアンソロポゾフィーなど
代替医療や全人的医療理論が
とても受け入れられている為に、
それらに触れる機会が得られることも
大きいと感じます。

アジアでは中国も
外国人学生を受け入れています。
授業は中国語ですが、
日本に出先機関があり、
対策講座や説明会を開催しています。

これからの中国での
医療ニーズの爆発的増大を考えれば、
中国語で医学を学ぶことの意義は
大きいと言えるでしょう。

今後全人的医療を提供する上でも
中医学的な基礎知識も
学べる利点も大きいでしょう。

一方日本国内においては、
医学教育や医療制度は
文科省や厚労省が規制しており、
その規制のおかげで旧態依然とした
医学部が生き残っていると言います。

通常大学は優秀な学生を獲得するために、
鎬を削りますが、一部の大学では、
学生の優秀さより、
縁故や性別を優先していました。
ですから点数調整なんて当たり前。

コレが単に表面化して露呈し、
現代においては「スキャンダル」扱い
されているだけと言うこと。

縁故や性別を優先していた学部は
社会的に叩かれた後は、
その対価として得ていた
寄附金や入学金などが得られず、
それを前提としたシステムが
維持出来ずに消えていく存在に
なりつつあります。

昨日今日始まった問題ではなく、
医師の間では「なぜ今更」と言う
空気感が漂うだけでした。

こんな状況でもやってられたのは、
わが国の医学教育が
規制で守られていたからですが、
それも限界を迎えています。

日本の医学教育や医療システムは、
このままでは早晩崩壊するしか無い。
しかも国家が規制しているので、
柔軟に変化することはできず、
「ハードランディング」しか無い。

そしてそのハードランディングは
すぐそこまで来ています。
咳が出たから、熱が出たからと
安易に医師や病院に頼れなくなります。
救急車も有料化されるか
活動規模を縮小されるでしょう。

事故やひどい外傷などは
病院で治療を受けるしかありませんが、
おそらく入院費用も今後は自己負担が
かなり増えると思います。
現在の米国な現状に近い状況を
イメージされると良いかと思います。

あなたやあなたの家族の健康は、
自分である程度セルフケア
出来ることが大切になります。

その為の知識とサポートを
手に入れておくことはとても重要です。
別にヘルスコーチじゃなくても、
ヘルスドクターじゃなくても構いません。

ご自身で意識を持ってネットや書籍で
学ぶのも良いと思います。
本来ヘルスドクターはその様な
意識の高い方を対象にしています。

ご自身で解決できれば最高ですし、
不安があれば是非利用して下さい。

選択するのはあなた自身です。

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