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【二日酔い治療薬は効くのか?】

【二日酔い治療薬は効くのか?】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

先日知り合いから
とある記事を紹介されました。

「スウェーデンの企業が世界初の “2日酔治療薬” 『Myrkl』の販売を開始!しかしその効果には疑問の声も…?」
https://iflyer.tv/article/2022/07/11/hangover-pill/amp/
と言うものです。

有効成分としては、
ビタミン B12、有胞子性乳酸菌、
枯草菌、アミノ酸 L-システインが
配合されており、
値段は30錠で30ポンド(日本円:約4,897円)。

アルコールを摂取する
12時間前と1時間前に1錠づつ飲むと
体内で12時間アルコールが
分解され続け、
「1時間で体内アルコールの70%が分解される」
効果があるとか。

気になる方はこちらの公式ページから
購入してみるのも面白いとは思いますが、
日本への直接配送はしていない様です。

海外在住の知人や代行業者を経由して
入手は可能ですが、
未承認医薬品の個人輸入にあたりますので、
自己責任でお願い致します。
一応メーカーが「医薬品」って
主張してますからね。
https://www.myrkl.co.uk

とは言え個人的な見解としては、
試してみないとなんとも言えませんが、
サプリメントの域を出ない気がします。

簡単にアルコール代謝の復習を。

アルコールはそのままでは有害なので、
アルコール脱水素酵素(ADH)の働きで
アセトアルデヒドに変換されます。

アセトアルデヒドが蓄積すると、
頭痛や嘔気嘔吐など
悪酔い/二日酔い症状が起こります。

アセトアルデヒドはALDHによって
無害な酢酸に分解され、
最終的には二酸化炭素と水になります。

「お酒が弱い」人の多くは、
このALDHの活性が弱いんですね。
ALDH活性が強い人は、
アセトアルデヒドが蓄積し難いので、
悪酔いや二日酔いはしにくいです。

ALDH活性が弱い人でも、
習慣的にアルコール摂取を続けると、
ALDH以外の毒物処理系が活性化し、
効率よくアセトアルデヒドを
酢酸に分解する事が出来る様になりますが、
本来予備の機能をフル活用してるので、
かなり無理してる状態です。

ごく稀にADHの活性が弱い人もいます。
そうなるとアルコール→アセトアルデヒド
の分解反応が進みにくいので、
悪酔いや二日酔いはしないのですが、
酔っ払った様な気持ちの良い状態が続きますが、
本来毒物であるアルコールの代謝が進まないので、
体にとっては良くありません。

日本人やアジア人には、
ALDH活性が弱いタイプの人が多い、
と言われていますし、そのせいか
ウコン(クルクミン)、シジミエキス
などで肝機能をサポートする事で、
二日酔いになりにくくするサプリメントが
日本国内には数多く存在します。

その中でも抗酸化物質に注目した
お酒に弱い日本人のために開発された
悪酔い/二日酔い対策の為の
サプリメントも存在します。

SUPALIV(スパリブ)と言いますが、
薬機法が厳しくなった関係か、
公式サイト上の表現は
極めて穏やかになってますね。
https://www.supaliv.net/

二日酔い対策として開発されてますが、
抗酸化物質が豊富に含まれますので、
活性酸素対策にも効果的かと思います。
数あるサプリメントの中では、
かなり真剣に作られており、
効果もそれなりな気がします。

ファミリーマート、マツモトキヨシ
ドン・キホーテ、SEIYUや
ビックカメラ、ヨドバシカメラなどでも
取り扱いされていたりしますので、
入手しやすいのもメリットですね。

一部店舗では取り扱いが無い場合も
あるみたいなので絶対ではありませんが。

今回話題になった「二日酔い予防薬」が
スパリブと比較して明らかに差が出るのか、
と言うところが興味深いですが、
過剰な期待をし内服して過量飲酒をしたり、
飲み会の翌日に飲酒運転にならない様に
飲んでおくと言う様な使い方は
おススメしません。

あまりお酒に強く無い人が、
お付き合いで飲酒しないといけない時に
コッソリ対策で使う様な感じで、
考えていた方が良いでしょうね。

健康改善や病気予防に興味があるけど、
何を学べば良いのか分からない方は、
一般社団法人Wellness Life Support
https://wellnesslifesupport.or.jp
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