◯◯ができたら疾患リスクは低くなる!?
こんにちは!
ヘルスドクター
健康実践支援専門医師
宮崎 光史です。
「腕立て伏せが40回できれば
心血管疾患リスクはかなり低い」
と言う米国医師会ネットワーク
での報告の紹介記事がありました。
腕立て伏せが40回できれば心血管疾患リスクはかなり低い
自重にせよ、マシンエクササイズにせよ、筋トレブームが続いている。米国医師会が発行するJAMAネットワークに掲載された報告によれば、腕立て伏せを40回以上できる中年男性は、心血管疾患(心筋梗塞や狭心症)のリスクがかなり低いという。
細かく紹介すると、
2000~10年の間に
Indiana州の18歳以上の
男性消防士の身体検査データから、
腕立て伏せ可能回数が判明している
1104例について関連を解析。
対象の平均年齢は39.6歳、
平均体格指数(BMI)は28.7。
10年間の追跡期間中、
37件の心血管疾患が発生。
解析の結果、
腕立て伏せ可能回数が
10回未満群と比べ、
40回以上群の
心血管疾患発症リスクが
96%も低かった。
似た様な報告は
・握力
・スクワット
など色々ありますが、
大事なのは全身の運動能力の
指標としてそれぞれの
トレーニングを使ってる
と言うことに注意が
必要です。
今回の紹介記事で言うと
「腕立て伏せだけ40回クリア」
したからリスクが96%低くなる
と言うのは誰にも言えない
と言うのが事実です。
握力やスクワットも同様。
適切なトレーニング習慣で
満遍なく鍛え上げられた身体を
中年期でも保っていることが
リスクを下げる可能性がある
と言うのは言えるのですが。
米国ではこの様な研究は
意外と多いのですが、
運動習慣を促す目的で
やられているのかと思います。
変に踊らされて
偏った運動をしない様に
バランス良く適度な
運動をする様にしましょう。
自分のリスクが心配な時に
腕立て伏せ可能回数を試してみる
と言うのは良い使い方かと
思います。
ただ今回の米国医師会の報告者は
「職業柄、
身体活動のレベルが高い男性を
対象としたもので、女性や
一般的な身体活動量の男性には
当てはまらない」
としてますので、
あくまで参考までに。