「健康自立力」

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

 

最近、自分のFacebookの
タイムライン上に、
とある内容の写真の紹介が
ありました。

 

【「健康自立力」との出逢い】

あるアメリカ人医師はこういった-

「なぁ、君ら日本人は不思議な民族だよね。

高いお金を払ってわざわざ人間ドックで

病気を探しにいったり、

病気になった後のことには

果てしなくお金をつぎ込むのに、

病気にならないようにするためには、

ほとんどお金を使わないんだからね。」

「確かに!」
「なるほど、その通り!」
と思う方は多い様で、この文そのものを
取り上げているblogやFacebook投稿は
検索してみると多いんですね。

 

しかし、何らかの本の袖にある
この文章がどの本のモノなのか?
気になって調べてみましたが、
情報がほとんど見つかりません。
自分の検索方法が悪かったのかも
知れませんけどね。

 

ようやく、この元ネタを見つけました。
どうやら誰かがネタでフォトショップ等で
創作したモノでは無さそうで、
ひとまず安心しました。(笑)

 

脳神経外科医 田中佳先生の
発想の転換で元気に長生き 健康自立力
と言う書籍の袖部分に紹介されていた様です。

2010年5月に発売されたとのこと。
8年前の本の袖の言葉が、
2018年になってもまだ引用されてた。
素晴らしいことです。

 

【日本の医療の現状】

でも、日本の医療は
どうしてこの様に揶揄される様な
現状になっているのでしょうか。

 

国民皆保険で誰でも安価に
医療機関を利用できて、
世界で一番CTやMRIを保有していて、
世界的な先進医療を行っているのに、
医師の数が足りなくなるほどに
病人は増え続け、医療費も増え続け、
ガン死亡者数は日本だけが
増え続けていると言われている現実。

 

・日本の医者は病気を治そうとしていない?
・薬と処置でしか稼げないから根治させない?
・研究者や医師は製薬会社と結託してる?
そう言う側面があることは事実です。

 

しかし、現場の医師は哀しいくらい愚直に
「ガイドライン通りの治療」で
患者さんの症状を和らげようと
文字通り自分達の命を削る様な
努力をしています。

 

製薬会社の創薬研究者だって
「症状が起きる代謝経路を特定し
そこへアプローチして症状を抑制する」
化学物質を創り出すことに寝食を忘れ
人生を捧げています。

それは、自分の臨床経験から間違いない。
一部に例外はいるかも知れませんが。

 

しかし、このままの対症療法を
続けていても埓があかないことに、
いや、むしろ根本原因に目を向けていないので
根本的には良くならないことに、
目を向けなければいけません。

 

今のままの生活と医療を続けていては
「何も改善できない」ことに
国民、医療従事者、そして国も、
真剣に目を向けなければならない
時が来ているのです。

 

【予防に使うお金は見えない】

では、何故われわれ日本人は
・病気を見つけること
・病気になった後のこと
に果てしなくお金をつぎ込むのに、
・病気にならない様にするため
にお金を使わないのでしょうか?

 

日本には世界に誇るべき
国民皆保険と言う制度があり、
前者二つには7-9割の負担を
保険金から補助してくれるので、
実質負担は1-3割程度です。

 

「病気にならない様にするため」
には、保険は効きませんので、
10割自己負担になります。

 

そして自己負担金ですので、
全国民平均で実際に幾ら払っているかは、
誰にも分からないのが現状です。

 

そして多くの方は、
・生活習慣や生活環境で病気や老化を防げる
と言う事実すらも漠然としか
理解できていません。

自分自身や子供、孫の為に
何にお金をかけるべきなのか
知らないのです。

 

【保険制度による意識の違い】

アンチエイジング業界では、
「加齢」と「老化」は別の概念とされます。
「加齢」は誰にも訪れる均質な変化
「老化」は悪環境による病的変化
と言う感じです。

 

そして、誰にも避けられない加齢は
受け入れざるを得ませんが、
老化に対してしっかり対策をすることで、
病気予防になり、健康長寿へと繋がる。

 

米国の様に、
国民皆保険制度の無い国々では、
・病気を見つける、あるいは見つけた後
は実質全額負担になり、
治療の為に財産を喪うことすら
珍しくはありません。

・病気にならない為に
お金を使う方が余程安上がりなのです。

 

日本は1-3割の自己負担ですので
見かけは病気にならない為の方が
お金がかかる様な感じが強く、
病気予防の為の対策を
「金持ちの道楽」の様な感覚で捉える
方も少なくありません。

 

【生活習慣/環境の改善の重要性】

しかし、最新の研究では、
癌を含むほとんどの慢性疾患は、
75-90%は生活習慣、生活環境に由来し、
遺伝的要因は10-25%に過ぎない
と言うことも分かっています。

 

日々の生活で、
・何を食べるか
・何を使うか
・どう言う環境にいるか
によって、

・病気の芽を育てるかどうか
・「老化」を抑制、回避出来るか
が変わってくるのです。

 

【国民皆保険制度の危うさ】

ヘルスコンサルタントは、
生活習慣、生活環境を改善するサポートを
目的としています。

 

日本の国民皆保険制度は破綻寸前、
いや既に破綻しているとすら言われています。

東京大学大学院の国際保健政策学教授
渋谷 健司先生が以前から警鐘を鳴らされているのです。

 

病気を予防する為に
あなたが出さなければならない出費は
ならなくて良い病気や老化を避けて、
使わなくて良い検査や治療を避ける
為に必要なものです。

 

本来なら、そこにお金をつぎ込む
体制、姿勢が健全です。

 

病気予防に有用な食品や住居、家庭用品に
7-9割の公的補助が入るとしたら、
あなたは病気になるモノを
全額負担してでも敢えて選びますか?

 

もちろん、本当に良いものを完璧に揃えるには
それなりのお金がかかることも事実です。

 

しかし、正しい知識をもとにすれば、
お金をかけないなりの次善策があります。

 

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