Dr.Kのヘルスケア情報局
セルフケアの意識を広めるとともに、健康維持増進、パフォーマンスアップをサポート
ホーム / アンチエイジング /

【NMNって何なのさ?】

【NMNって何なのさ?】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

最近当たり前の様に広告で出てくる「NMN」
それが何なのかの説明も無くて、
イライラしてる方もいる様です(笑)

これ、実は昨日書かせて頂きました、
抗老化(アンチエイジング)で注目されている
「サーチュイン遺伝子の活性化」
に深く関わってくる物質です。

サーチュイン遺伝子とは何か?
については前回の記事をご覧下さい。

前回の記事にも書いた、
現在知られている
サーチュイン遺伝子7種の活性を
全て上げる事が知られている物質として、
NAD(ニコチンアミドジヌクレオチド)
があります。

NADを如何に増やして
サーチュイン遺伝子を活性化するか、
と言うところが
抗老化(アンチエイジング)の
話題となっているのですが、
人間での知見はまだ少ない
と言うのが現状です。

NADを増やしたいならば、
直接摂取すれば良いのでは?
と思う方もいらっしゃるでしょうが、
NADは吸収率が低く、
直接摂取しても体内のNADを
増やすことは困難なんです。

NADの合成経路としては、
・トリプトファンから8段階の化学反応を経て
・ニコチン酸から3段階の化学反応を経て
・ニコチン酸アミドから2段階の化学反応を経て
・ニコチンアミドリポシドから2段階の化学反応を経て
・NMNがAMP(アデノシン1リン酸)と結合して
と言う経路が判明していますので、
吸収率と利用率の高い物があれば、
それを摂取すれば良いことになります。

トリプトファンはアミノ酸の一種。
ニコチン酸、ニコチン酸アミドは、
「ナイアシン」サプリメントとして
売られている物質になります。

これらのサプリメントの主成分は、
基本的に体内にも自然に存在する
栄養成分なので安全性も高いのは
間違いありませんが、
NAD合成にしか使われない
と言う訳では無いので、
抗老化(アンチエイジング)と言う意味で
効率としてはあまり高くないです。

とは言え
「ナイアシン」は別経路で
うつ病への効果も報告されており、
サプリメントとしては
良いサプリだと思います。
ナイアシンフラッシュに
注意する必要はありますけどね。

吸収利用率の高いNMNを
摂る事は悪くないと思います。
ただ合成の手間がかかるため、
あまりに値段が高く、
研究者達が自己責任で内服してる様な
本当に有効と思われる量を摂り続けるのは、
自分が少し前に調べた時には、
1日10000円以上かかりますので、
相当な富裕層で無い限りは、
現実的ではありません。

注目度が上がり生産量が増える事で、
生産コストも下がりつつありますが、
品質や成分の含有量により幅が大きいですが、
各メーカーが推奨する内服量でも、
1日500-5000円する製品が多い様です。

ニコチンアミドリポシドも
NMNと同様に注目されており、
期待できると思います。

NMNサプリメントよりは安価ですが、
1ヶ月10000円程度と高いです。

最近ではNMNを点滴静注する
クリニックもある様ですが、
ナイアシンやニコチンアミドリポシド、
トリプトファンなども使えば、
より安価に効果的になりそうな気もします。

とは言えお金をかけなくて出来る
カロリー制限によって、
還元型のNADHが
酸化型のNAD+に変化し、
細胞内のNAD+の濃度が上昇し
サーチュイン遺伝子を
より活性化させて、
老化の防止に繋がる
と言う事も知られてます。

前にも書きましたが、
いつもの食事を少し減らす
と言う感じの「腹八分目」じゃなく、
計算上の必要最小限の食事量の
70%程度に制限する事が大切です。

1日3食を必要カロリーの70%にする、
と言うのも良いとは思いますが、
食べない時間を16時間以上設けると、
細胞内の老廃物などを積極的に再利用する
オートファジーと言う機構も活性化します。

睡眠前後の4時間以内は水分以外は食べない、
として1日1-2食にした方が、
やりやすいと思いますし、
1回の食事量をそこまで減らさずに済むので、
ストレスも感じにくいと思います。

妊婦さん、成長期のお子さん、
運動する事が仕事の人達は、
この様なカロリー制限をすると、
発育やパフォーマンスに支障を来たすので、
「必要最小限の量を食べる」とか
「精製糖質の過剰摂取はしない」
くらいにして、
カロリー制限や食べない時間を
無理に取り入れる事はやめましょう。

職業上の理由で運動や体重が必要
と言う訳で無いのであれば、
・毎日16時間固形物は食べない
・週に連続しない2日24時間固形物を食べない
・毎月3-5日固形物を食べない
と言うどのやり方でも
同じ様な効果はある様ですので、
ライフスタイルなどに合わせて、
やってみても良いと思います。

16時間断食の場合には、
残りの8時間は特に制限なし、
と言うやり方でも良いですし、
体が楽になるのであれば、
カロリー制限や糖質制限を併用するのも、
良いと思います。

この他にも即効性はありませんが、
・ビタミンB3が豊富な食品の摂取
・適度な有酸素運動の習慣化
と言う事も体内のNADを維持するのに
良いとされています。

老化を促進してしまう事が分かっている
・高度加工食品やジャンクフード
・常習的な飲酒
・過度な日焼け
・化学物質の摂取や暴露
を可能な範囲で避けるのも、
お金がかからない有効な対策です。

これらをやられた上で
お金に余裕があるのならば、
NMNやニコチンアミドリポシド
の様なサプリメントを摂取する、
と言うのは良いと思います。

ただ強調されてる効果の多くは、
動物実験レベルですので、
人間にどれだけ効果があるかは、
ほとんど分かってないと
思っておきましょう。

健康改善や病気予防に興味があるけど、
何を学べば良いのか分からない方は、
一般社団法人Wellness Life Support
https://wellnesslifesupport.or.jp
の上級会員となってみて下さい。

この記事を共有する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です