【糖類と糖質の違い】

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

隣の診察室から聞こえて来た
患者さんからの何気ない質問。

「糖類と糖質って何が違うんですか?」

あなたは答えられますか?

外来担当の先生はモゴモゴして答えられず、
看護婦さんが「糖類は糖質の一部です
とサポート的に答えていました。

医療従事者ですらこの説明。
とは言え彼らは「病気の専門家」で
栄養学は殆ど学びませんので
仕方ないと言えば仕方ないのですが。
あなたはこの説明で分かります?

ちなみにその患者さんは
「分かりました」と言ってましたが、
おそらく分からなかったと思います。

その方は、色々な原材料表示等を
見ていて疑問に思われたのでしょう。
疑問に思われること自体、
素晴らしいことだと思います。

では、どう説明すれば良かったのか?

ついでなので、「炭水化物」も
一緒に説明しちゃいましょう。

・炭水化物=糖質+食物繊維
・糖質=糖類+多糖類(オリゴ糖、糖アルコール、デンプンなど)
・糖類=単糖類(ブドウ糖、果糖)+二糖類(ショ糖、麦芽糖、乳糖)

コレも逆に詳し過ぎて分かりにくいカモ。(^◇^;)

確かに糖類は糖質に含まれますので、
看護婦さんの説明も間違っては無い。
でも、そこだけ言われても分かりませんよね?

少なくとも僕なら分かりません。
では、どの様な説明が良いのでしょう?

厳密ではありませんが、

・炭水化物=甘いもの+デンプン+食物繊維
・糖質=甘いもの+デンプン
・糖類=甘いもの

と言う認識でもほぼ合ってますので、
自分ならばこの様に説明します。
実用上は問題ないですしね。

オリゴ糖や糖アルコールなどと言う
単語が理解できている方は、
そもそも質問して来ないと思います。

糖質も糖類も食べた後消化酵素により
殆どはブドウ糖と果糖にまで分解されて
吸収されます。

ブドウ糖は血糖値を上げます。と言うか
血糖値とは「ブドウ糖の血中濃度」
ですので、血糖値の乱高下を抑える
「糖質制限」が最近言われる様に
なりました。

「糖質はブドウ糖になり大切なエネルギー源。
制限するなんてもってのほか!」
と言う方々もいます。

しかし、純粋な糖質を大量に摂ると、
身体は必死にインスリンを分泌して
細胞内にブドウ糖を吸収して、
その代謝過程でビタミンやミネラルを
たくさん使うことになります。

加えて、小麦粉や精白米、砂糖などは
ビタミンやミネラルが殆ど含まれない
「空っぽのカロリー」と言われます。

カロリーは十分に摂っていても、
体内の代謝経路に重要な
ビタミン、ミネラルが足りなくなる
「質的栄養失調」が増えているのです。

ですから、「完全オフ」にしなくても
「純粋な糖質(精製糖質とも言います)」
の摂り過ぎをやめて適正量にして、
ビタミンやミネラルを意識して摂る
ことは必要になるのです。

他にも、蛋白質や良質な脂質も
不足している方が多いのですが、
長くなりそうなので今日はこの辺で。

「健康自立力」

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

 

最近、自分のFacebookの
タイムライン上に、
とある内容の写真の紹介が
ありました。

 

【「健康自立力」との出逢い】

あるアメリカ人医師はこういった-

「なぁ、君ら日本人は不思議な民族だよね。

高いお金を払ってわざわざ人間ドックで

病気を探しにいったり、

病気になった後のことには

果てしなくお金をつぎ込むのに、

病気にならないようにするためには、

ほとんどお金を使わないんだからね。」

続きを読む

「脂肪燃焼サプリメント」って効果ある?

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

前回投稿からだいぶ間が開きました。

今後も不定期な更新がしばらく
続くと思います。申し訳ありません。

では、本日の話題ですね。

最近、
「○○と言うサプリメントはどうでしょう?」
と言う質問を頂く様になりました。

サプリメントの種類

サプリメント(栄養補助食品)と一口に言っても、
実はいくつか種類があります。
大きく2つに分けると
・栄養素補充(蛋白質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカル等)
・特定の効果を期待したもの(集中力強化、免疫力強化など)
で、最近質問されるサプリメントの多くは
「脂肪燃焼」「体重減少」を謳うもの

動物や人を対象にした投与実験で
○%の脂肪減少効果、体重減少効果
があったとか言うモノもあります。

もっともらしく、
白色脂肪細胞の代謝機能を活性化させる
などと理論を書いてあるものもありました。

断言することは出来ませんが、
多くのこの種のサプリメントは
効果はほとんど期待出来ません。

「飲んだら勝手に脂肪が消える薬」は存在する?

そもそも、本当に効果があるなら、
「肥満症」と言う保険病名で
医薬品として採用されるはずですね。

実は「肥満症治療薬」は
既に米国FDAの認可を受けた製品が
何種類か存在しています

しかし、それらの多くは、
脳に作用して
「食欲抑制」
「報酬系活性化」
をさせる薬剤です。

よほどの病的な肥満や
摂食障害の方には必要かも
知れませんが、そうでない限り
使うべきでは無い薬剤です。

そして、本来はその様な方も
脳に作用する薬剤を使わずに
生活習慣を、特に食習慣を
改善させることが一番
です。

その他「痩せ薬」の様なモノとしては、
下剤に類するもので
排便を促進させる漢方薬やサプリメント
が存在しますが、
脂肪燃焼とは関連は無いですね。

残念ながら、飲むだけで
「脂肪が勝手に消え去っていく」
「食事制限や運動は必要ない」
となる様なモノは存在しないのです。

多くの人の体脂肪が増える原因は…


では、どうしようも無いのでしょうか?

何事にも原因はあります。
体脂肪が増えることにも。

それは
「過剰な糖が血液中にどんどん送り込まれる」
ことです。

砂糖やでんぷん質のモノを食べると、
最終的に「ブドウ糖」となって、
血液中に入ります。

すると、膵臓からインスリンが
分泌され、各種細胞内に
ブドウ糖が取り込まれます。

そして、必要以上のブドウ糖は
脂肪細胞内で中性脂肪に変換され
非常用のエネルギーとして
蓄えられるのです。

過剰な脂肪や蛋白質は
消化しきれずに排泄されるか、
一部は腸内細菌の餌となりますが、
ブドウ糖はそもそも自然界では
貴重である為、この様な
メカニズムとなったと
考えられています。

脂肪を減少させる最良の方法は?

脂肪が増える原因は「糖の過剰摂取」
と言うことであるのであれば、
対策はそれを避けることです。

具体的には
・砂糖
・分解されて糖になる小麦粉や米など
を過剰に常食しないことです。

「ダイエット甘味料」と言われる
人工甘味料なども血糖値への影響は
無いですが、脳と身体を混乱させるだけ
ですので、避けた方が無難です。

「果糖」については血糖値への影響が
ブドウ糖より少ないと言われますが、
肝臓への負担が大きくなるとともに、
脂肪肝の原因となることが分かって
いますので、常食は控えた方が良いです。

お菓子や加工食品の原材料表示に
目を通すようにしましょう。
そして、上記の様なモノが
含まれている商品については1日1回未満、
大きな目標がある方は週に1回未満
の摂取頻度とするべきです。

糖質の完全カットは不健康を招く
と言う方々もいますが、
そもそも完全カット自体が
普通の人には続けられませんし、
自分自身の目標に応じて、
ゆるくするか厳しくするかは
決めて良いかと思います。

ただ、大切なのは、
現在の食事から糖質を抜くだけであれば、
エネルギーと栄養不足になります。

それを避ける為には、
しっかりと多めなくらいに
野菜や蛋白源、良質な脂質を
摂ることが大切です。

良質な脂質などについて
詳しくは過去記事にお書きしてますので、
興味のある方は是非読んでみて下さいね。

そして、最後にもうひとつ。
食事は今までのままで
「運動だけで痩せる」ことは
出来ません。

逆に、運動習慣のある人も
運動は続けながら
「精製糖質過剰な食事」にすることで
簡単に体脂肪が増やせます。

運動は
・筋肉や関節、腱の強化
・心肺機能強化
・柔軟性向上
などの効果はあります。

ボディメイクが目的ならば
食生活を変えるとともに
運動を併用することで
目標の体型に近づきながら
体脂肪を落とすことが
可能になります。

あなたも、出来ることから
始めてみませんか?

相談やサポートが必要な方は
個別面談申し込み」より
お申込み下さい。

「毎年『健康診断』受けてるから安心」は本当?

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

・特に病気の症状は無い
・毎年「健康診断」を受けてるから安心
・特定の病気は「検診」を定期的に受けてる
だから、自分は大丈夫。
と思われている方が多いです。

いやいや、厚労省や会社も推奨してますやん。
何か間違っているの?

と思った方は是非この記事を読んで下さい。
http://bunshun.jp/articles/-/2063
2017年4月の記事ですがとても大切です。

医療問題を中心に取材執筆活動を
されている鳥集 徹さんの署名記事。

鳥集さんは「がん検診は受けなくていい」
と主張されています。
・「がん検診は死亡率を下げる効果が乏しい」だけでなく、
・「命を奪わない病変を『がん』と過剰診断する」ことによって、
・「無用な検査や治療を受ける人が何万という単位で激増している」
と言うのです。

がんのリスクが高い一部の人にとっては、
がん検診が必要なことは言うまでもありませんが。

「Choosing Wisely」を知っていますか?

Choosing Wiselyと言うのは、
現在行われている検査や治療が
過剰になっていないかを科学的に検証し、
本当に必要かつ十分な医療を提供しよう
という運動です。

米国で「米国内科認定機構(ABIM)財団」と
消費者団体の「コンシューマー・リポート」が
中心となって運営し、各専門学会が5つずつあげた
「日常的に行われているが、
患者に意義ある恩恵をもたらしていない検査や治療」
のリストが、ウェブサイトに掲載されています。

日本でも201610月に活動が開始されましたが、
2017年8月以降は更新されていないですね。

定期的な健康診断は、長生きにつながらない

米国版に、米国総合内科学会による
健康診断(Health Checkups」という項目もあり、
「健康な人に毎年の身体検査はたいてい不必要で、
益よりも害をなすことが多い」
とされており、理由も述べられています。

「毎年の健康診断の有効性を調べた研究がたくさんありますが、
概して、健康維持や長生きにはつながらないようです。
また、入院の回避や、がん、心臓病による死亡の予防には
ほとんど役立ちません」

実際に、信頼性の高い14のRandomized controlled Trialを
解析した研究( BMJ 2012;345:e7191 )によると、

定期的に健診を受けても
・総死亡率は低下せず、
・心血管病やがんの死亡率も減少していません
でした。

つまり、定期健診は長生きには繋がらないのです。

Choosing Wiselyの健康診断の項目では、

米国では必要性の低い健康診断に
年間3億ドル(約330億円)がつぎ込まれ、
追加の検査や治療のために数十億ドル以上が
浪費されている

と書かれています。
日本も同じ様な状況なのは、
容易に想像できますね。

本当に検査が必要な方は実はかなり限られている

検査が必要な人についてもChoosing Wiselyに挙げられています。
・「体調が悪い」
・「病気の症状が出ている」
・「慢性の症状が続いている」
・「新しく使い始めた薬の効果を調べる」
・「喫煙や肥満などのリスクをもっている」
・「妊娠中で母体のケアのため」
等々です。

逆に言えば、
上記の様な問題がなければ、
健康な人は、定期的な健診や
人間ドックを受ける必要は無い
と言うことです。

日本にて義務の様になっている、
・定期健診
・特定健診
については、受診者の為と言うより
以前の記事でも書いた通り、
企業の
・労働生産性の向上
・業績の向上
・イメージアップ
が主目的になっています。

「『定期健診』を受けているから安心」では無い

と言うことで、
自覚症状の無い方への定期健診は
害こそあれ、有益なことは無い。
と言うのはお分かり頂けたと思います。

そして、今までも何度も記事で書いてますが、
多くの病気や不調については
「生活習慣/環境」を改善することで
予防/改善させることが出来ることも
事実です。

豊かな人生を送る為の基盤である
「健康」の重要性を知っているのなら、
健康診断や特定疾患の検診を受けて
安心していても意味がないのです。
正しい生活習慣/環境を少しでも
多く実践していくことが大切なのです。

あなたも出来ることから
始めてみませんか?

「逆張り」情報に要注意

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

前回投稿からちょっと
間が開いてしまいました。

「健康ブーム」と「逆張り情報」

最近、「健康ブーム」と言われており、
健康に良い情報が氾濫しています。

そして、流行として
・糖質制限
・グルテンフリー
の様な情報がメディアで
多数取り上げられたかと
思うと、
「糖質制限はいけない」
「グルテンフリーは健康を害する」
と言う様な、いわゆる「逆張り」
とでも言う様な情報が出てきます。

例えばこれらの様な情報です。
(例として挙げただけで内容を全否定するつもりはありません。)
糖質制限ダイエットの恐ろしい罠『40歳すぎたら食べないと痩せません』
健康オタクほど陥りがち!食べ物を選べなくなる『オルトレキシア』の弊害

「糖質制限ダイエット」は「食べないダイエット」
と言うイメージを持たせようとしていますが、
そもそも糖質制限ダイエットの多くは、
カロリー換算でかなり食べる食事法です。

そして、血糖値を急激に上昇/下降させる
「砂糖や精製糖質の『摂り過ぎ』」を
適正量にするとともに、血糖値の安定化
を意識しましょう、と言うものが多いです。

もちろん、特定の病気に対する治療で
行われる場合については「厳格」な
「糖質制限」が必要になります。

加えて、「オルトレキシア」の記事では
「健康オタク=偏執的」の様な
イメージを植え付けようとしています。

そして、結局記事の中で出てくる方々が主張していることは、
「バランスよく味わってしっかり噛んで食べる」
「健康を過度に気にして不健康になるな」
と言うことですが、それは別に
「健康オタク」や「糖質制限」は関係ない。

流行りの逆張りをして注目をひこうと
しているとしか思えません。

情報を見た時は、一歩下がって判断を。

もちろん、
単純にパッと出てきた情報に乗るのは愚かです。

少し前の投稿でも書きましたが、
断定的な情報は疑い、一歩下がって
冷静な判断をすることが大切です。

そうすれば、
「糖質制限は過ち」=砂糖小麦粉食べ放題天国!
「健康オタクは危険」=健康気にせず添加物食べ放題!
の様な勘違いにはならないはずです。

そして、
・砂糖小麦粉食べ放題
・健康に無頓着
と言うことが健康に良い
と言う専門家はいません。

ただ、同じものを食べるなら
感謝して楽しんで美味しく食べた
方が、精神的にも健康にも遥かに良い
と言う説はありますけどね。

「身体の機能はひとりひとり違う」

そして、この様な健康について
の情報を見た時に大切なのは、
これも以前の記事で書きましたが、
人間はひとりひとり違うと言うこと。

・腸内細菌のバランス
・消化酵素や体内代謝経路のバランス
全て個人個人で異なります。

最終的には自分に合うかどうかは
自分の身体の声を聞いて、
判断しなければならないのです。

そして、全てにおいて、極端に偏ったことは
間違っていると思って間違いはありません。

このblogの記事を読んで頂き、
気になったところから実践を
して頂いて、あなた自身に合った
・食事法
・運動法
・休息法
を是非見つけて下さい。

そして、サポートやアドバイスが
必要な場合は、「個別面談申し込み
よりお申し込み下さい。

出来ることから
始めてみませんか?

あなたは文章を読めますか?

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です!

今回は、健康に直接関係ない
お話しになります。

あなたは文章を読めますか?

当たり前だろう
舐めんじゃねぇよ!

と思った方、スミマセン。

実は最近、文章の読解力に
問題がある方が多い
と言われる様になってきました。

JB Pressさんの記事に

日本の生産性を引き下げている「文章を読めない人」
情報が伝わらず、高学歴でもコミュニケーションに支障

と言う記事がありました。

日々のメールやSNS投稿、
更には業務関連のメールまで、
きちんと文脈を理解した上で
対応が出来ていない人が多い、
それも高学歴であっても。

そして、これが実は
日本でテレワークが進まなかったり、
あるいは情報伝達の為の資料でも
米国人の資料と日本人の資料では
わかりやすさにかなりの差があり、
専門家がどうせ一般人には分からない
とむしろ喜んですらいるのでは
無いか、と言うことなんですが…。

「AIに出来ないこと」とはなんでしょう?

実はこの話はつい最近拝読させて頂いた、
2011年より「ロボットは東大に入れるか」プロジェクト
のディレクターを務められた新井 紀子先生の著書

AI vs. 教科書が読めない子どもたち 

の主題ともなっていたことなのですが、
別に日本人が太古の昔から
歴史的に文章の読解力が低かった
わけではありません。

そして、新井先生は通称「東ロボ」プロジェクト
にて、本当に東大に合格できるプログラムを
作成しようとしていたわけでは無く、
AIに何が出来て何が出来ないのか、
を明確にしようと言う目的があり、
それが痛いほど分かったと言うのです。

シンギュラリティは来ないし、
AIが人間の仕事をすべて奪ってしまうような未来は来ませんが、
人間の仕事の多くがAIに代替される社会はすぐそこに迫っています。

AIはあくまで計算機であり、
入力されたものを出力するだけ。
論理・統計・確率については
数式に落とし込める為に、
AIを活かすことが出来ますが、
文脈の理解は出来ません。

ですので、「人間にしか無い読解力」
があれば、AIに置き換えられることは無い。

と言うことで、新井先生は

「現代社会に生きる私たちの多くは、
AIには肩代わりできない種類の仕事を
不足なくうまくやっていけるだけの読解力や常識、
あるいは柔軟性や発想力を十分に備えているでしょうか。

と疑問を投げかけ、
読解力を評価する為の
リーディングスキルテスト(RST)を開発、
中学生などを対象に実施したのですが、
驚くべきことに、AIが苦手とする同義判定問題
例えば

「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」
「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。」

の2つの文の意味が同じか違うかを
判定する様な問題を中学生の半数が
「同じ意味」と解答したと言います。

中学生だけで無く東大生であっても、
この様な傾向はあったとか。

パッと文章を見て反射的に反応する様な場合は、
文脈の理解をし損ねてしまうかも知れませんが、
しっかり文脈を理解できる読解力は、
これからの時代には必要不可欠であり、
「日本人に欠けている」と言うものでも
無さそうに思います。

あなたやあなたの家族の
読解力は大丈夫ですか?

「健診」は何のため?

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

TANITAと言う会社を
知っていますか?

金属加工メーカーとして創業、
その後体重計やトースターなど
の製造をてがけ、いまや
「健康機器メーカー」として
食堂経営なども行っている。

その「タニタ食堂」が
如何にして出来たかについて
面白おかしく映画化したのが
「体脂肪計タニタの社員食堂」
と言う映画です。

この映画の紹介を
ニッセイ基礎研究所の三原准主任研究員
面白い観点から紹介をされている記事を拝見させて頂きました。

映画では、体脂肪計を販売する
会社の社員が肥満では説得力が
無いとのことで、社内から
肥満を一掃するプロジェクトを
開始する、と言うことなのですが、
「会社の業績の為のダイエット」
と言うことですね。

「メタボ健診」は誰のため?

では、強制力が「国」から
来る場合はどうでしょうか?

2008年度から40歳以上の人に義務づけられている
「特定健診・特定保健指導」(通称メタボ健診)。

メタボ健診は腹囲などを計測して一定の数値を超えた場合、
医師や栄養士などが指導することになっています。

厚生労働省のウェブサイトには、
「日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防」
を目標に掲げています。

しかし、そもそもメタボ健診は元々、
2005~2006年に医療制度を大々的に見直した際、
首相官邸や財務省から「医療費適正化策を考えろ」
と迫られた厚生労働省が「窮余の一策」として
出した経緯があります。

医療費適正化=将来的な医療費を減らす為
と言うことですね。

しかし、健診自体の効果が検証されないまま、
メタボ健診を強化する動きが強まっています。

例えば、国民健康保険についても、
メタボ健診率が高い自治体に
予算を多く分配する制度がスタートしました。

「企業や自治体が払う金をへらす為」
に構成員にメタボ健診を強いている
状況になっている、と言うことです。

「定期健康診断」は誰のため?

しかし、これに付け加えると、
会社勤めの方が毎年行っている「定期健康診断」
これも、実は「皆さん自身の健康」が
目的とは言えない側面があります。

そもそも、1年に1回健康診断を
強制しているのは、世界でも
日本くらいと言われています。

これも、実は企業の
・労働生産性の向上
・業績の向上
・イメージアップ
などが目的とされています。

あなたは何の為に生きていますか?

「目的が違っても、定期的に
チェックしてもらえるなら良い」
と言う見方もあるかも知れません。

しかし、あなたは何のために
生きているのでしょう?

「国」のため?
「企業」のため?

そうです、と自信を持って
言える方は少ないのでは無いでしょうか。

これから、人生100年の時代と
言われており、生きる目的の
「企業」に依存したまま人生を
最期まで送ることは難しいことは
火を見るよりも明らかです。

あなたは
「歯車としての生産性を維持」
したいですか?
おそらくそういう考えでは、
1回目の退職後の体力低下や認知力低下
により要介護となり、施設に入り
亡くなっていくと言う、
現在多い形の老後を過ごされる
かと思います。

この様な形の老後では、
最後に苦しく辛い思いを
するのは、皆さん自身だけでなく、
皆さんの家族です。

「自分の夢を実現する為に
その基盤である健康を維持する」
と言う認識が
これからは大切になります。

もちろん、健康診断や
様々な病気の検診を受けるな
と言うつもりはありません。

しかし、検査値が基準値内
だからと言って、体の中に
病気の芽が全く無いとは
言えないのが現状です。

健康的な生活習慣/環境で
病気を軽減させられる

「日々の生活習慣/環境」が
病気の芽を育てるとともに、
病気の芽を小さくしたり、
場合によっては消すことさえ
出来ると言うのが、
最先端の予防医学研究では
分かっています。

自分の夢の実現の為に
健康的な生活習慣/環境を
日々実践することを心がけ、
たまに健康診断や人間ドックを
受診しながら、調整していく。

そして、必要な時には
病院受診をして対症療法を
やってもらう。

これが、これからの時代に
必要な意識だと思います。

あなたの人生の夢はなんでしょう?

出来ることから
始めてみませんか?

健康と人間関係

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

・健康は全ての基盤
・健康への投資の大切さ
などをお伝えしてきました。

では、あなたにお聞きします。

「健康ってなんですか?」

様々な答えがあると思います。
正解はありませんが、
WHO(世界保健機関)のWHO憲章に
ある健康の定義が広く使われます。

健康とは、
病気ではないとか、弱っていないということではなく、
肉体的にも
精神的にも
そして社会的にも
すべてが 満たされた状態にあることをいいます。

と言うものです。
あなたはどう思っていましたか?

健康と「社会とのつながり」

東京大学の高齢社会総合研究機構・特任講師である
村山洋史 先生の署名記事を東洋経済web版に見つけました。
人の健康は『社会とのつながり』が決めていた
喫煙や飲酒、肥満よりも大きな影響がある
と言うものです。

そこで紹介されていた、
2010年に発表された論文にて、
どのライフスタイルが一番長寿と関連しているか、
と言う報告があったとのこと。

その報告では、
・タバコを吸わない
・アルコールを飲み過ぎない
・運動する
・太り過ぎない
といったライフスタイル以上に
長寿に影響するライフスタイルがあった
ことが示されました。

それが「社会とのつながりを持つこと」。

WHO憲章の定義にある
・肉体的
・精神的
のふたつは注目されることが多いですが、
・社会的
と言うのは見落とされがちです。

肥満と「社会的つながり」

加えて、単に繋がれば良いわけでも
無さそうな研究も紹介されていました。

つながり社会的ネットワークの驚くべき力
と言う本に書かれているとのことですが、
ハーバード大学のニコラス・クリスタキス元教授は、
米国のFramingham Heart Study(FHS)という
世界的に有名な調査のデータを用い、
5000人以上の人が持つつながりを分析した結果、
驚くべき「肥満の秘密」が明らかになったと言うのです。

Aが肥満だった場合、約50%の確率で友達Bは肥満になる。
Bの友達Cは、Aと直接関係がなくても20%の確率で肥満になる。
・さらに、Cの友達Dは、ABと直接関係がなくても10%の確率で肥満になる。

肥満が「伝染」していく理由の1つに、
肥満の人が近い関係にいると、
その人の考えや行動様式に
影響されやすいことが挙げられ、
クリスタキス先生は「行動の模倣」と呼びました。

人の年収は、
付き合っている人5人の年収の
平均とほぼ一致する、と言う
話を聞いたことはありませんか?

健康に関しても、
その様な傾向がある、
と言うことです。

と言うことは、
より健康な人と繋がりを持つ
ことが、健康にはとても大切
なのかも知れませんね。

あなたの周りの人達は
どうでしょうか?

「○○だけ」は疑うべし

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

毎日新聞 東京版の
健康を決める力
という連載コラムに
『選択肢は一つ』は疑え
という記事がありました。

この記事は、

「平成30年6月1日から医療機関HPが広告として規制」
される為に、虚偽や誇大広告、体験談が規制される

ことを周知するのが目的でした。
上記の様な医療機関のサイトを見つけた場合
「医療機関ネットパトロール」( http://iryoukoukoku-patroll.com/ )
に通報出来るという制度もある様です。

確かに、インターネットやメディアには
特定の方法や商品のマーケティングの為に
「究極の〇〇、△△だけで□□になれる!」
「○○をするだけで××」
とする情報があふれています。

また、個人の体験談を記載して
「注:個人の体感、体験です」
の様な記載を小さくしている
ところもあります。

しかし、実は
「体験談記載」は医療機関HPだけで無く、
健康系の広告においても
認められている方法では無いのですが、
本当に多いですよね。
皆でやれば怖くない、と言うことでしょうか。

そして、違法では無い健康情報においても、
「限定的な情報」は疑うべきです。

「○○は健康に良い」→それだけでは無いはず。
「○○だけダイエット」→食事や生活全体を見直さないとダメ
「○○が△△の原因だった」→それだけでは無いはず。
と言う様に、「○○だけ」の情報を疑い、
別の情報と比較することが、
過剰な情報が氾濫している
これからの時代に求められています。

一番の問題は、個人個人で
・腸内環境
・消化酵素のバランスや強さ
・代謝経路のバランス
は大きく異なりますので、
誰かに合っているものが
あなた自身に合うかどうかは
分からないと言うくらいの
認識が必要です。

もちろん、多くの方に共通する
こともあります。
しかし、これらのことは当たり前過ぎて
記事や広告には書かれません。

健康に必要なこととしては、
・水分を十分に摂る
・良質な脂質、タンパク質、野菜を摂る
・適度な頻度と強度で運動する
・ストレス対策を習慣化する

・「酸化」「糖化」への対策を意識する
などです。
特定の病気の方は、医師の指示により
水分制限や蛋白質制限をされている場合があります。

メディアの広告や特集に
振り回されるのでは無く、
興味を惹かれたら、
鵜呑みにするのでは無く、
一歩下がるくらいの気持ちで
別の情報と比較した上で
判断する習慣をつけましょう。

健康寿命10年に対してあなたはいくら払いますか?

こんにちは。

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

資産100万ドル以上の投資家の健康意識

UBS Financial Srevicesが
100万ドル以上の投資が可能な
投資家5000人を対象にした
健康への意識調査の記事が
ありました。
https://zuuonline.com/archives/185379

対象となったのは、10カ国
(米国、英国、ドイツ、イタリア、スイス
香港、シンガポール、台湾、メキシコ、UAE)
とのことです。

「自分が100歳まで生きる」と思う人は
国や地域によって差はあるものの、
半数程度がその様に思っているとのこと。

そして、米国医師会(AMA)の2016年の報告では
1999-2014年の脳性記録や社会保障局記録から
所得と死亡率の関連性を分析したところ、
最も裕福な層1%と最も貧しい層1%の寿命差は
男性で14.6歳、女性で10.1歳もあったとのこと。

喫煙や過量飲酒との関連性は見られたものの、
医療サービスや物理的環境、所得格差、労働需給
との関連性は見られなかったとのことで、
AMAは「健康習慣」が要因と結論づけています。

ワシントン大学も同様な内容の調査を
保健医療センターと国勢調査局の
1980-2014年のデータを用いて
米国内3110地域における平均余命を
分析した報告を2017年にしており、
コロラド州高級住宅地で87歳
サウスダコタ州の最貧地域で66歳
となっており、物理的環境要因や所得格差が
その要因では無いかと結論づけています。

資産1000万ドル以上の投資家の年間医療費は
それ以下の投資家の4倍と言われています。
そして
「健康に暮らせる期間が10年延びるなら、
資産の何%を失ってもいいか」と言う問いには、
資産5000万ドル48%
資産1000-5000万ドル:38%
資産200-5000万ドル:36%
資産100-200万ドル:32%
と答えたとのことです。

投資家は「健康」を重視する

回答者の
90%が「富よりも健康が大事」
92%が「富のおかげでより健康な生活が送れる」
とこたえており、医療費だけでなく
予防対策への投資も惜しまないそうです。
具体的には、
・健康的な生活を心がける
・定期的に医者の診察を受け
・悪いところがあれば早期に治療する
ということです。

投資家の多くが
健康維持=仕事のひとつ
という認識をしており、
77%が「出来るだけ長く働きつづけることが健康によい」
63%が「健康のために出来るだけ働き続けるべき」
と考えているとのことです。
ワーク・ライフ・バランスを重視した上で、
との条件つきですけどね。

「健康」は金持ちだけの特権では無い

では、健康寿命を延ばすのは
資産の多い投資家しか出来ない
のでしょうか?

パーソナルドクターや
パーソナルトレーナーを雇ったり、
高額なサプリメントや食材を
世界中から取り寄せたり、
健康的な食事を作る専属シェフを
雇ったりする様なことは
そうかも知れません。

しかし、健康への意識を
高く持つことは、お金はかかりません。

もちろん、日々食べる物にも
事欠く様な方であれば、
健康だなんだと言ってられない
とは思いますけれども。

しかし、日々食べる物を選ぶ際に
無頓着に「安くて腹の膨れるもの」を選ぶのでは無く、
「選べるなかでより健康なもの」を選ぶことは
出来るはずです。

より健康なものは、
・少し量が少なくて腹持ちが悪い
・砂糖や添加物が少ないので味気ない
などあるかも知れません。

しかし、「健康維持=仕事のひとつ
と言う意識があれば、どちらを選べば
良いのかは一目瞭然です。

「安くて腹の膨れるもの」は
砂糖やデンプンが多く、栄養素がありません。
脂質も酸化されていたり、体内炎症を
悪化させる様な種類のモノが多いです。

砂糖やデンプンの代謝はビタミン・ミネラルを
多く消耗しますので、余計に栄養不足になります。

それだけでなく、
血糖値を乱高下させ、体内に慢性炎症を
引き起こし、様々な病気をジワジワを体内で
育てていくのです。

そして、休養についても、
単に時間つぶしにしかならないことを
するのでは無く、自分の為になることをする。

瞑想の習慣も良いでしょう。
別にお金がかかることではありません。
もちろん、しっかり知識のある人に教わる
のであれば、お金はかかります。
しかし、本を図書館で借りることは
殆どの日本国民であれば可能です。

お金をかけずに学ぶには、
最初のうちは知識を得る為に
休憩時間に読書をする必要があります。
あるいはインターネットにある
情報を読んでも良いでしょう。

運動習慣については、
肉体労働系の方であれば、
むしろ身体をいたわる様に
気をつける必要があります。

事務仕事系の方であれば、
意識して休憩時間に動いたり
週に何回か運動習慣を作る
必要があるかも知れません。

これらも、特に資産家で無ければ
出来ないほどの高額なものは
必要ありません。

極端な話になりますが、
投獄されている囚人の方は
「健康と体力が命綱」であり、
独特のトレーニングで身体を鍛える
人もいるとのことです。
もちろん高価なジムも無く、
パーソナルトレーナーもいません。

要は意識の持ち方と工夫次第、
ということです。言い方がキツイですが、
・無頓着な生活で体内の病気の芽を育てる
・健康を意識して出来る限り病気の芽を育てず小さくする
という選択を日々の生活で皆がしているのです。
別に資産や資格は必要ありません。
自分の健康や将来を大切に想うかどうか。
それだけです。

出来ることから
始めてみませんか?