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【遺伝子組み換え作物について】

【遺伝子組み換え作物について】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.Kです!

遺伝子組み換え作物(GMO)は悪!
という情報を目にすることが
多いですよね。

何か良くないことがあるのでは?
と言う漠然とした不安感がある
と言うのは理解出来ます。

そもそも遺伝子自体は
自然界においても増殖過程で
微妙な突然変異を繰り返してますし、
保有する遺伝子内に眠っていた
配列が特定の変異により発現する
「先祖返り」と言うことも
稀にあります。

より望ましい性質を求めて
選別した個体同士を交配させて
新たな種を作り出す「品種改良」
もかなり古くから行われています。

しかし従来の様な品種改良では
10年単位の時間がかかったり、
望む性質を発現させる率が不安定
と言う問題がありました。

そこで出てきた画期的な技術が
遺伝子組み換えやその発展形の
ゲノム編集技術です。

本来なら交配出来ない様な
別種な遺伝子さえも組み込め、
短時間で作成可能と言うのが
大きなメリットです。

遺伝子組み換えとゲノム編集は
その精確さが異なります。

例えて言うならば、
書籍のページを切り取り
他の本の中に移植するのが
遺伝子組み換え。

文単位でコピペして
別の書籍の文中に違和感なく
移植するのがゲノム編集。

と言うイメージでしょうか。


GMOへの不安感は
大きくふたつに分類出来ます。
・食べたヒトへの組み替え遺伝子の影響
・遺伝子組み換え作物に意図しない毒物が作られヒトに影響を与える

【食べたモノの遺伝子の行方】
動物性にせよ植物性にせよ、
人間の体内に入った食物中の遺伝子は
膵臓から分泌される消化酵素群により
核酸レベルにまで分解されます。
意味のない核酸の集合体となった後、
そのほとんどは排泄物として排出され、
ごく一部は体内に吸収され、
自身の細胞を掲載する際の遺伝子材料
として利用されますが、
核酸は3つ揃って1つのアミノ酸を
指定しますので、1個ずつに分解された
核酸自体がその由来がなんであれ
悪影響を与えることはありません。

もし食べ物に含まれる遺伝子が
人体に悪影響を与えるのであれば、
ホルスタイン種の牛乳を常習的に
飲む人達の皮膚に白黒のブチが出たり
する様な現象が起きても良さそうな
モノですが、せいぜい混入した
成長促進剤や乳汁分泌促進剤としての
ホルモン剤による性成熟傷害や
カルシウム/リンのアンバランスによる
骨中カルシウムの減少など
遺伝子とは無関係の事象ばかりです。


【意図しない有害物質が悪影響を?】
こちらについては、
完全に否定することは出来ませんし、
品種改良においても起きている
と言うことも出来ます。

より美味しく甘い性質を求めて
果糖が多く含まれる一方で
渋味やエグ味、苦味の少ない
野菜や果物が品種改良にて
創り出されていますが、
その為に渋味、苦味、エグ味など
の原因である色素成分の
含有量が減少し、
様々な病態を引き起こす
果糖が多く含まれる様になり、
栄養不足と果糖過剰の状態を
もたらし様々な病態を
引き起こしています。

現代で普及している種類の
乳牛の乳汁内に含まれる
タンパク質「A1カゼイン」が
遅延型アレルギーを引き起こし
様々な不調やリーキーガットの
原因となっているとも言われますが、
ベルギーブルー種、ブラウンスイス種
の様な原種に近い牛種の乳汁や
羊、山羊の乳汁に含まれるA2カゼインでは
症状が起こらないとも言われます。

プロテニスプレイヤーの
ジョコビッチ氏の書籍などで
有名になった麦類に含まれる
「グルテン」ですが、
コレも現代普及している
よりグルテンを多く含み
食感が良くなる様にと
品種改良を重ねてきた現代の
小麦のグルテンが
遅延型アレルギー、リーキーガット
を引き起こしていると言われ、
古代小麦と総称される原種に近い
小麦では悪影響が出ないと言う
情報もあります。

そして最近では
「コメアレルギー」の子供も
増えてきていると言います。
モチモチ食感を追求し
アミロペクチンが多いこと、
使用される農薬の残留が
原因とされていますが、
特定はされていません。
しかしアミロペクチンが少なく
アミロースの多いササニシキ系の
コメであれば食べられると言う
報告も多い様ですね。

そもそも現代人は
糖質(甘いもの、デンプン)を
摂り過ぎています。
特に果糖はトウモロコシから
作られる異性化糖が清涼飲料水や
その他の加工食品に多用されますし、
最近の野菜や果物にも多く
含まれます。

ですから糖質の常食は避け、
果糖はなるべく口に入れず、
食べるとしても出来る限り
古代麦に近い品種の小麦粉を
使った製品やササニシキを
食べる様にするのも良いと
思います。

コレらはむしろ
人が自分の好みに合う様な
不自然な性質を追求した結果、
その性質を作り出す成分が
逆に悪さをしています。

ですから
遺伝子組み換えやゲノム編集でも
この様な求められる性質を作り出す
不自然に多く含まれる様になった
成分により何らかの悪影響が
起きる可能性はあると思いますが、
それは品種改良種でも
同様に起こり得ますし、
実際に起きているのです。

意図しない有害物質による悪影響よりも
この様な事象のリスクの方が高いと
思います。

ですからGMOやゲノム編集の
農産物や畜産物、魚介類などを
警戒するのと同時に、
過度に品種改良されたモノも
気をつける必要があると思います。

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