Dr.Kのヘルスケア情報局
セルフケアの意識を広めるとともに、健康維持増進、パフォーマンスアップをサポート
ホーム / ニュース解説 /

【検疫官がCOVID-19ウイルス陽性!】

【検疫官がCOVID-19ウイルス陽性!】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.Kです。

英国ロンドン船籍、
米国Carnival Corporation傘下の
Princess Cruisesが所有、運航している
豪華客船Diamond Princess号。
COVID-19で話題になってますね。

実は発熱などの症状のある「乗客」が
優先的に診察や検査をされており、
「乗務員」は後回しになっており、
乗務員の感染者が増えていると言う
情報もあります。

閉鎖空間に多人数が閉じ込められている
という事で、感染拡大するのは
基本的には自然なことです。
「発症しないとウイルス保有疑いでは無い」
と言う前提を見直すべきかと思います。

そして衛生的にクリーンエリア
と活動者に説明される船内区画も、
オープンエリアで消毒措置などは
された形跡が無いとのことで、
完全に自己責任で現場は回っています。

本来ならば現場環境衛生管理を
担当する部隊も配置されるべき
なのかも知れません。

同室者に発症者、陽性者が出た場合、
濃厚接触者の同室者を船内に残す、
と言う基本方針らしいのですが、
実は2-3日後にその同室者も
発症して搬出対象となる傾向が高い
と言うのが現場で活動された方の
印象とのことです。

同時に搬出させるとか、
濃厚接触者管理区画へ移動させるなど
なんらかの対応が必要なことは
明らかです。

また防護服を着用していても、
その装着/脱着への知識が曖昧で、
本来ならば素手で帽子、マスク、
防護服、手袋の表面は触らない
と言うのは大原則なのですが、
「最初に手袋を外せ」と検疫官に指示された
医療支援チームもいるとのことで、
「検疫官=感染症のプロ」と言う
イメージはおそらく正しくなく、
「あくまで検疫事務処理屋」と
考えておいた方が良さそうです。

メディアで話題になっている
検疫風景を見ても、
装備はバラバラであり、
防護装備の利用も各人により異なる
と言うのが大きな問題です。

起こるべくして起こった、
「検疫官のCIVID-19ウイルス感染陽性」
と言う感じですね。

感染防護服の装着/脱着の基本の徹底ともに、
現場で活動した医療支援チームや役人、
自衛隊員なども含めて「濃厚接触者」
に準じて取り扱うことが求められます。

現状は「氏名と連絡先」を管理するだけで
その後の行動管理は一切されておらず、
支援任務後は1日程度の休暇の後は
不特定多数/特定多数を対象とした
日常勤務が普通に行われています。

日本は世界的に見て最も医療における
追跡体制が優れていると称されている様ですが。

また医療支援の現場では、
自衛隊などは厚労省指揮下、
DMATなど医療支援チームは県本部指揮下
などと言う指揮系統が複数あることで、
現場での活動が統一されていない
と言うことも大きな問題です。

医療者も検疫官も
未経験の事態が起こりつつあります。
もちろん現場の人達は粉骨砕身して
おられることは事実です。

起こって欲しくは無いですが、
遅かれ早かれ国内においても
現場で活動した支援チーム
のメンバーから更なる感染者や
下手したら重傷者、死者が出ると
考えて行動や管理をするべきです。

厚労省下に指揮系統を統一するとともに、
生物化学兵器による事案ではありませんが、
自衛隊中央特殊防護隊の様な
命に関わる感染防護の専門家による
隔離措置現場の衛生管理や活動者の防護策監視を
するくらいの徹底が必要なのかな、
と思います。

一般人の感染予防対策は
今までの情報通りのことを
可能な範囲で遵守するだけです。

【基本的対策内容】
・手洗い
水道水で20-30秒かけてしっかりと。
目に見える汚れがある場合は
しっかり泡だてた石鹸を併用。
特にマスクを外した後は忘れずに。
水が近くに無い場合、
アルコール含有擦過消毒液や
ウェットティッシュ清拭も有効です。
・マスク着用
「感染者体液飛沫の粘膜付着抑制」
「素手で鼻や口へ触るリスクの軽減」
「装着者の鼻や喉の粘膜の保湿」
上記3つが非感染者がマスク装着することで
期待される効果です。
ウイルス感染予防効果は認められていません。
眼の粘膜からの感染を指摘する声もあります。
「感染者からの体液飛沫拡散抑制効果」
も感染者がマスク装着することの大きな効果です。
・多くの人が触れる場所のこまめな清拭
適切な濃度のアルコール、次亜塩素酸などが
含まれた溶液を利用しましょう。

この記事を共有する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です