「ひじきの毒性」

こんにちは。
ヘルスコンサルタント、宮崎 光史です。

 

皆さん、「ひじき」って食べます?
日本では普通に食べられている
食材ですが、実は英国にて危険とされ、
避けることを推奨されたと言うのです。
2004年7月の話ではあるんですが。

 

有害な「無機ヒ素」が含まている
と言うのがその理由の様です。

 

実際、生ひじきを小鉢一杯を
食べることで寿命が58分縮まる、
と言う計算がされているとのこと。

この「損失余命」と言う考えでは、
・タバコ1本:12分
・コーヒー1杯:20秒
・ソーセージ1本:25秒
等があり、タバコよりも有害、
と言うことで結構な衝撃ですよね。
(ただ、この計算もかなり疑問です。
恐怖を煽り立てるための数字と言うか。
コーヒーを飲む方が長生き、と言う
報告もありますしね。これは次回に。)

 

では、本当にひじきは危険なのか、
と言うことなんですが、
東京都福祉保健局の調査では、
日本人の平均的な食事では
ひじきは約0.6g/日。
WHOの無機ヒ素耐用摂取量は
15μg/kg/週=107μg/日(体重50kg換算)
ひじき中の無機ヒ素含有量は最大22.7μg/g。
ですので、4.7g/日以上を食べ続けなければ
健康障害は出ない、との計算になります。
ひじき4.7gって、結構な量です。

 

加えて、生ひじきをそのまま食べる
と言うことは日本ではあまりされず、
乾燥ひじきが一般的に流通しています。
水で戻して茹でたりして使いますよね。

 

そして無機ヒ素は水溶性。
農林水産省が行った実験でも、
・水戻し:50%減少
・茹で戻し:80%減少
・茹でこぼし:90%減少
と調理過程で無機ヒ素は減少します。
昔から伝わる下処理や調理の効果には
本当に驚かされますね。

 

と言うことで、
戻し汁を使わなければ
不必要に怖がる必要は無い、
と言うことです。

 

「○○は身体に良い」
「××は身体に悪い」
と言う一面だけの情報に
踊らされない為には、
この様に良い面と悪い面とを
しっかり評価した上で
判断されることをオススメします。

—-
体験セッションの御案内
—-
病気では無いが体調がスッキリしない
最近パフォーマンスが悪いと感じて
いらっしゃる起業家、経営者の方々へ
本気で体調やパフォーマンスを
改善させる為の体験セッションを
行っております!
 
blog内「体験セッション申し込み」を
御確認頂き、フォームよりお申し込み下さい。
Facebookメッセージでの問い合わせや
申し込みも受け付けております。

 

ひじきの損失余命とは……タバコより危険って本当?

【管理栄養士が解説】日本の伝統的な食材・ひじき。鉄分、カルシウム、食物繊維などが豊富で健康によいイメージがあると思いますが、海外では毒性のある無機ヒ素が含まれ、損失余命の高い食品なので食べない方がよいとの報告がありました。厚生労働省の見解は? 実際の健康効果、危険性は? わかりやすく解説します。