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【電子タバコと肺疾患】

【電子タバコと肺疾患】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.Kです!

米国やインドで話題のニュース。
「電子タバコが肺疾患を引き起こす」
と言うモノです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191004/k10012112071000.html?utm_int=news_contents_news-main_006


米国の医療機関にて
電子たばこと関連性が疑われる
呼吸器疾患と診断された17人の
肺や呼吸器の組織を検査した結果、
全症例で有毒化学物質を
吸い込んだときに似た
組織の損傷が見られましたが、
どのような化学物質が原因かは
不明だそうです。

米国疾病管理予防センター(CDC)
の発表では、
2019年10月1日時点で、
電子たばこが原因と推測される
呼吸器疾患の患者の数は1080人
死者は18人と言うことです。
 
 
具体的にはまだ詳細は不明で、
研究も始まったばかりですが、
どうやら電子タバコに含まれる
なんらかの成分への
マクロファージによる免疫反応が
リポイド肺炎様の変化を引き起こす
と言う報告もあります。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5901124
 
ところで
電子タバコってどんなモノ
だと思っていますか?
 
タバコを吸われる方は
ご存知かも知れませんね。
 
「iQOS」「glo」「プルームテック」
と言ったいわゆる「加熱式タバコ」
は今回問題となっているものでは
無いんです。
 
英語だと喫煙はsmokingですが、
電子タバコはvaping。
 
煙では無くliquid(液体)と呼ばれる
ニコチンや香料に加えて
水蒸気化しやすくする為に
プロピレングリコールやグリセリンなど
が添加された液体の入った
カートリッジをヒーターで加熱、
蒸気にして吸入する仕組みで、
タバコ葉は入ってません。
 
 
大麻オイルやCBDオイルが
合法な地域にて
vapingで吸入するのが
肺粘膜から吸収され
速攻性があるからと広まって
いると言う話もあります。
 
この様なvapingを習慣にしている
人達の一部の肺に問題が起こっている
と言うのです。
 
日本で販売されている「加熱式タバコ」は
smokingに相当しますが、
厳密にはiQOS、gloと
プルームテックは
仕組みが異なります。

iQOS、gloは
専用の紙巻きタバコの葉を
ヒーターで加熱して
発生する蒸気を吸入しますので、
葉巻や紙巻きタバコとほぼ同じ。
今回問題となっている
電子タバコとは異なります。

プルームテックは
liquidカートリッジを加熱し発生した
蒸気を「タバコ葉の入ったカプセル」
を通して吸入します。
様々なフレーバーのliquidが
楽しめると言う点でも
電子タバコに近いです。
 
「日本の加熱式タバコは
米国などで問題となっている
電子タバコと違うので心配無用」
と言う情報も目にしますが、
この仕組みを見ると、
電子タバコ(vaping)に
かなり似ている仕組みの
プルームテック愛用者の方も
リポイド肺炎様の化学性肺炎を
起こす可能性がある
と言うことです。
 
タバコを吸わない人達が
「加熱式タバコが肺疾患を起こす」
と勘違いしちゃうかなと
思って、調べてみました。
 
ちなみに今回問題となってる
化学性肺炎に関しては
加熱式タバコは関係ないですが、
iQOSを吸った後に
急性好酸球性肺炎になった
症例報告があったり、
その他の害についても
色々情報がある様です。
 
 
喫煙が健康に良いか悪いかは
敢えてココでは触れませんし、
喫煙は推奨しませんが、
純粋な水蒸気や
治療用薬剤を入れた精製水を
症状改善の為に吸入する以外に、
化学物質を肺に吸い込むのは
この様なリスクがあると言う
ことですね。
 
大気汚染物質の多い空気を
呼吸とともに毎日吸入するのも
また同じ様なことですので、
タバコを吸わない方も
生活環境や運動習慣によっては
注意された方が良さそうです。

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