「がん治療が変わる」!?

こんにちは!

ヘルスコンサルタント
宮崎 光史です。

大きく変わる がん治療最前線

テレビ東京系列にて今日(5月16日)
放送される予定の『未来世紀ジパング』
「大きく変わる がん治療最前線」

dogatch.jp/news/tx/53959/detail/

 

番組では、
・da Vinci に代表されるロボット支援手術
・放射線治療の一種、重粒子線治療
の保険適応拡大

実用段階では無いが、
・光免疫療法
の紹介。

がメインな様です。

 

先端治療が身近になる!?

今まで治らなかった病気が治り、
手が届かない高額な治療法が
保険適応になって手が届く様に。
と言うことですが、本当でしょうか?

ロボット支援手術は、
従来式の手術と比較して、
術者にも患者にも負担が少ない
として注目されています。

実際、術後の合併症も少なく
回復も早く入院期間も短くなります。

しかし、やっていることは、
「目に見える異常を取り除く」
「目に見える異常を修復する」
と言うことで、根本治療ではありません。
もちろん、特殊な染色法などで
従来より病巣を可視化する手法は
研究開発されていますが、
それでもやはり術野に限られます。

光免疫療法については、
全身の病巣に薬剤を取り込ませ
反応する波長の光を照射する為、
理論的には全身の微小病巣にも
対応出来る利点があります。

しかし、病気になる根本を
見直さない限り、発症原因は
無くならない為、再発の可能性が
高いままです。

高額な治療費は自己負担が減っても、
実は見えない形で負担している事実

そして、保険適応になり
高額な治療法が手が届く様になる
と言うのは、言葉遊びの様なモノ。

実は日本には「高額療養費制度
と言うものがあり、

収入や年齢によって差はありますが、
一定額以上の医療費が払い戻し、
事前に申請すれば支払いもせずに済むのです。

そして、保険適応になれば、
3割自己負担となります。

金額によっては3割負担の方が
高額になる可能性もありますね。

高額療養費制度、保険適応いずれも
加入者である国民が支払う保険料
から支払われています。

勿論、治療法が多くの方に施される様になれば、
そもそもの費用自体が安くなる
可能性はありますが、
元々高額な治療法が
自己負担と言う見た目が安くなったという事で、
より多くの方々のために高額な補助金が
保険料から支払われると、
今でさえ既に破綻していると言われる
国民皆保険制度が完全崩壊する危険すらあります。

病気のほとんどは運では無く
自分が日々の生活により招いたモノ

より侵襲の少ない先端医療が
対象が広がり多くの方に提供
出来る様になるのは、
素晴らしいことです。

しかし、病気の根本原因に対して
アプローチをしない限り、
体内での進行は止められません。

多くの方が発せられる
「運悪く病魔に突然襲われた」
と言う認識が誤りと言えます。

事故や災害による外傷などを除けば
問題のある生活習慣/生活環境を
続けることで、体内で起こる
慢性炎症が様々な病気の芽を
育てていき、ある日症状など
目に見える形で現れるのです。

一部の先天的な疾患については
御両親、特に母親のライフスタイル
が影響するとも言われています。

そして、女性の卵子については
出生までに分裂が終わり、
一生で排卵する卵子が完成する
と言われてきました。

最近、出生後に新たな卵子形成が
されると言う報告もありますが。

そこまで考えると、
あなたの生活習慣/生活環境は
孫の世代まで影響を与えている
と言えます。

「自分は好きな様に生きる、
例え病気になり死んでも悔いは無い」
とうそぶく方もいらっしゃいますが、
自分の子や孫にその害を受け渡す
ことへの配慮が足りないと思います。

そして、そこまで考えて言われている
のであれば、無責任としか言えません。

セルフケアによる予防の重要性

ただ、気がついた時点で改善すれば、
体内の慢性炎症を軽減させ、
体内で進行しつつある病気の芽の
成長を止めたり、場合によっては
小さくすることも出来ることも
分かっています。

治療法の発展とともに、
正しい予防法を知り、
自力でのセルフケアを心がける
と言う意識が、これからの時代
必要になると思いますし、
そう言う意識をしなければ、
遠くない将来、国民皆保険制度は
崩壊してしまい、高額な民間保険に
入っていなければ治療費で破産する
様な米国などで起きていることが、
日本でも起きるであろうことは
容易に想像出来ます。

あなたの気付きと行動が
あなただけでなく、子孫をも
救うことになるのです。

出来ることから
始めてみませんか?