Dr.Kのヘルスケア情報局
セルフケアの意識を広めるとともに、健康維持増進、パフォーマンスアップをサポート
ホーム / ニュース解説 /

【米国での新型コロナウイルス治療報告】

【米国での新型コロナウイルス治療報告】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.Kです。

最近は健康の話というか
コロナウイルス関連の話題が
続いてしまっています。

新型コロナウイルス感染症
米国で確認報告された第一例目の
症例報告がNEJMに掲載されました。
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2001191?fbclid=IwAR3DhVsWoNYFTX_ESDS90Uq-1NlY5NPz_2FhR0RBX8Yi8jnxrVWfqIhQFJA

貴重な診断や治療の流れを
細かなところは省いて日本語訳してみました。
現場も様々な可能性を考慮しながら
検査や治療を行なっているのが
分かるかと思います。

風邪症候群で入院なんてありえない
米国で入院対応となったのは、
やはり武漢滞在歴があったと言う
自己申告があったからでしょうね。

日本で効果が未確認の未承認薬を
このスピード感で使えるのかなと
不安も感じました。

興味を持たれた方は是非、
原文を読んでみて下さい。

–以下簡訳–
武漢に家族と会いに行き帰国した35歳男性が
2020年1月19日にワシントン州の病院を
4日続く咳と熱感を主訴に受診。
高中性脂肪血症以外は健康な非喫煙者。

A型およびB型のインフルエンザ、
パラインフルエンザウイルス、
ライノウイルス、アデノウイルス、
既知のコロナウイルス4種の
検査は陰性であった為、
鼻咽頭、口咽頭のぬぐい液が
新型コロナウイルス(2019-nCoV)
の検査に提出され、rRT-PCRにて
翌20日に陽性が確認されたとのこと。
血清は陰性、呼吸器並びに便検査で
2019-nCoV陽性が確認されたとのこと。

解熱剤2種頻回投与、去痰剤投与に加え、
1日1リットルの生理食塩水を投与。
入院5日目(第9病日)になり
レントゲン上左下肺野に肺炎像が出現。
酸素飽和度も低下し始め酸素投与開始、
院内感染性肺炎も疑われたことから、
抗生物質(vancomycin、cefepim)が
静注投与されました。

その後
血清プロカルシトニン陰性、
鼻腔PCRにてMRSA陰性
が確認されたことから、
vancomycinは入院7日目に中止、
cefepimは入院8日目に中止。

そして2019-nCoV陽性であることから、
試験的抗ウイルス薬投与が検討され、
remdesivir の静注投与が
入院第7日目の夜に開始されました。

※ remdesivirは治療用としては
承認されていません。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-23/Q4KTF2T0AFB601

入院8日目(第12病日)には症状は軽快。
1月30日現在入院中だが熱もなく、
咳も落ちついている。

この記事を共有する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です