【米国でのインフルエンザの爆発的流行】

こんにちは、Dr.Kです!

東アジア圏内では、
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、
隔離者から続々と陽性患者が出たり、
中国国内の確認された患者数や死亡者数も
日に日に増えていくばかりです。

2020年2月8日9時現在の中国国内情報では
確定診断患者34598人
感染疑い患者27657人
重症患者   6101人
死亡者数   723人
治癒者数   2052人
とのことです。

厚労省による発表では、
2020年2月7日9時時点での集計で
中国と日本以外での感染者数226人死者2名
となっています。

ところ変わって米国では、
季節性インフルエンザの大流行が
起きてしまっています。
米国CDCも情報を週単位でupdate
して公開しています。
https://www.cdc.gov/flu/weekly/index.htm

米国内の今シーズンにおける
感染者は2200-2600万人
入院患者は21-31万人
インフルエンザ関連死者数は12000-25000人
と推計されています。

数だけで言うと新型コロナウイルスとは
まさに桁違いの患者数や死者数ですね。

米国内の統計ですが、
呼吸器感染症患者のインフルエンザ陽性率は
28.4%から29.4%に上昇しており、
B/Victoria型、A(H1N1)pdm09型が
ほぼ同数程度とのことです。

新型コロナウイルス集団感染の舞台である
クルーズ船Diamond Princess の
米国人乗客/船員の米国による移送が
日本政府に打診されたとのことですが、
帰国した後もインフルエンザ対策に
悩まされそうですね。

東アジア圏内では、
新型コロナウイルス対策により、
インフルエンザ対策にもなっている
と言うこともあるでしょう。

インフルエンザワクチンの遺伝子型が
今年のウイルス型に近かった「当たり年」
と推測する専門家もいますが、
米国では大外れな様ですので、
果たしてどこまで信じられるか
疑問な気もします。

一方で
コロナウイルス感染が収束した頃に、
遅れて日本国内に流行が起こるとして
警鐘を鳴らす専門家もいます。

いずれにせよ、
感染症対策の基本の励行を
習慣化することがとても大切です。

【基本的対策内容】
・手洗い
水道水で20-30秒かけてしっかりと。
目に見える汚れがある場合はしっかり泡だてた石鹸を併用。
特にマスクを外した後は忘れずに。
水が近くに無い場合、アルコール含有擦過消毒液やウェットティッシュ清拭も有効です。
・マスク着用
「感染者体液飛沫の粘膜付着抑制」
「素手で鼻や口へ触るリスクの軽減」
「装着者の鼻や喉の粘膜の保湿」
上記3つが非感染者がマスク装着すらことで
期待される効果です。
ウイルス感染予防効果は認められていません。
眼の粘膜からの感染を指摘する声もあります。
「感染者からの体液飛沫拡散抑制効果」
も感染者がマスク装着することの大きな効果です。
・多くの人が触れる場所のこまめな清拭
適切な濃度のアルコール、次亜塩素酸などが含まれた溶液を利用しましょう。