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【オミクロン株など最新情報】

【オミクロン株など最新情報】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。
連日コロナのニュースばかりで、
ウンザリしている人も多いと思います。

オミクロン株が広まれば収束する、
と言う楽観論もありましたが、
感染者が多ければ多いほど
変異は自然に起こりますので、
新たな変異が起きないと言う方が
とても不自然ですよね。

オミクロン株について、
分かってきたことがいくつかあります。

感染してから症状が出るまでの日数は、
デルタ株は10日弱でしたが、
オミクロン株では約5日だとされています。
濃厚接触者などの待機期間が
短くされた理由でもあります。

オミクロン株は肺よりも喉に感染し、
咽喉痛と著しい倦怠感がメインです。
咽喉で増殖するため、
咳等によって伝染し易い一方、
上気道が感染の中心であり、
肺など下気道への感染率が低いことから
肺炎による重症化は既存株より少ない
とされています。

またオミクロン株は
鼻咽頭や鼻腔の拭い液で陰性率が高く、
口腔から検体を採取する
中咽頭、扁桃腺、咽頭拭い液の場合は
陽性率が高いと言う報告もあります。

オミクロン株は感染しても
微熱や鼻水、咽喉痛が目立ち、
既存株の様な嗅覚・味覚異常等もなく、
症状も軽微なことが多いことから、
自覚症状無く周囲に感染を拡大するため
「ステルスクラスター」と呼ばれています。
日本国内でもこの様な感染拡大が
起きていると考えた方が良いでしょう。

そしてさらに厄介な変異株亜種の
情報も飛び交い始めています。

オミクロン株には
3つの亜種(BA1、BA2、BA3)が存在し、
これまで報告されている症例のほとんどは
BA1です。

ところがデンマークで
BA2による感染が急拡大しており、
デンマーク保健省の研究機関SSI(Statens Serum Institut)によると、
BA2の感染力はBA1の2倍とされ、
デンマーク国内では
2021年最終週にBA2の割合が急増し、
最近ではデンマーク国内の陽性者の
65%がBA2だと言います。

SSIによるとBA2の重症化率は
BA1と変わりないそうですが、
BA1感染後にBA2に再感染した事例も
報告されています。

免疫回避能力が BA1と比較してどうなのか、
ワクチンが有効かなどは調査中とのこと。

PCR検査は新型コロナウイルス検出に
世界中で使われていますよね。
BA1はPCR検査で特定できますが、
BA2はPCR検査での検出が困難で
ゲノム解析が必要なことから、
「ステルスオミクロン」と
称される様になっています。

BA2は、既に英国、ノルウェー、
スウェーデン、米国でも発見され、
増加傾向にあり世界全体では
50ヶ国以上で確認済です。

日本では1月19日時点で
空港検疫1826例を解析したところ、
BA1が1626例で約89.1%、
BA2が198例で約10.8%。
インドやフィリピン等からの帰国者が
BA2に感染していました。

1月26日にタイ保健省医療科学局は
1月2日に最初のBA2感染を確認し、
26日段階で14人市中感染、1人死亡と発表し、
今後はBA2がタイ国内で流行する可能性を
指摘しています。

デンマークSSIの説明によれば、
BA2はBA1に比べて
スパイク蛋白の数が10種多い
等の違いがあると言うことですが、
フランス保健省は
「BA2はBA1の特徴とほぼ一致し、
過度に不安になる必要はない」
との見方を示しています。

一方で英国保健安全保障庁は
「BA2は BA1に比べて感染力や増殖率が高い」
として警鐘を鳴らしています。

まだよく分かってないので、
様々な見解があるのは仕方ありません。
ちなみにBA3については
情報がほぼありません。

そして2022年1月上旬に、
デルタ株とオミクロン株(BA1)の
両方の特徴を併せ持つ新たな株が
地中海のキプロスのウイルス学研究所から
報告されました。

デルタ株の高い重症化リスクと、
オミクロン株の強い感染力。
その両方の特徴を併せ持ち、
「デルタクロン株」と通称されています。

キプロス国内における
デルタクロン株の感染例は25件で
軽症者より重症者から多く見つかった
と言うことです。

英国のウイルス学者から、
デルタ株の含まれる検体と
オミクロン株の含まれる検体が
ゲノム解析の工程で混ざった為に起きた、
技術的なアーチファクトの可能性も
指摘されていますが、
キプロス大研究チームは否定しています。

一般的な変異発生過程は
ウイルス増殖時の遺伝子複製エラーですが、
デルタクロン株は
2つの変異株に同時感染した人間の細胞内で
遺伝子組み換えに近い現象が起こった
と研究チームは考えており、
デルタクロン株はオミクロン株に置き換わる
可能性があると警告しています。

その後、
デルタクロン株が本当に実在するのかや、
発生由来に関する論争は立ち消え、
詳細不明の状況が続いています。

過去の感染症でも、
HIVでは2つの型に同時感染した患者が
一定数存在したことが知られていますし、
インフルエンザもA型とB型の同時感染は
時々発生しますので、
異なる変異株に同時感染する可能性は、
十分にあり得ると思われますし、
変異株同士の遺伝子配列は似ているので
組み換えが起こる可能性はあり、
同時感染がデルタクロン株発生の契機と
言う仮説は不自然ではありません。

デルタ株とオミクロン株の
同時感染の可能性や
「デルタクロン株」が新たな変異株として
流行し始めるのかなども含めて
警戒が必要です。

新型コロナの世界的流行により、
感染対策が徹底され衛生意識が高まり、
過去2年間インフルエンザの大きな流行は
ありませんでしたが、
「集団免疫」が低下し流行リスクや
重症化リスクが高まっていると言う
専門家もいる中で、
インフルエンザとコロナの同時感染例も
多数報告されており、
「フルロナ」という造語も登場しました。

1月10日にWHOは否定しましたが、
その後にイスラエル、ハンガリー、
スペイン、ブラジル、米国等で
「フルロナ」患者が確認されています。

そして今なお
SARS-CoV-2の起源や特性については、
変異株だけではなくオリジナル株も含め、
全容は解明されていませんので、
今後の更なる研究が待たれます。

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