【オミクロン株など最新情報】

2022年6月16日

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。
連日コロナのニュースばかりで、
ウンザリしている人も多いと思います。
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オミクロン株が広まれば収束する、
と言う楽観論もありましたが、
感染者が多ければ多いほど
変異は自然に起こりますので、
新たな変異が起きないと言う方が
とても不自然ですよね。
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オミクロン株について、
分かってきたことがいくつかあります。
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感染してから症状が出るまでの日数は、
デルタ株は10日弱でしたが、
オミクロン株では約5日だとされています。
濃厚接触者などの待機期間が
短くされた理由でもあります。
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オミクロン株は肺よりも喉に感染し、
咽喉痛と著しい倦怠感がメインです。
咽喉で増殖するため、
咳等によって伝染し易い一方、
上気道が感染の中心であり、
肺など下気道への感染率が低いことから
肺炎による重症化は既存株より少ない
とされています。
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またオミクロン株は
鼻咽頭や鼻腔の拭い液で陰性率が高く、
口腔から検体を採取する
中咽頭、扁桃腺、咽頭拭い液の場合は
陽性率が高いと言う報告もあります。
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オミクロン株は感染しても
微熱や鼻水、咽喉痛が目立ち、
既存株の様な嗅覚・味覚異常等もなく、
症状も軽微なことが多いことから、
自覚症状無く周囲に感染を拡大するため
「ステルスクラスター」と呼ばれています。
日本国内でもこの様な感染拡大が
起きていると考えた方が良いでしょう。
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そしてさらに厄介な変異株亜種の
情報も飛び交い始めています。
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オミクロン株には
3つの亜種(BA1、BA2、BA3)が存在し、
これまで報告されている症例のほとんどは
BA1です。
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ところがデンマークで
BA2による感染が急拡大しており、
デンマーク保健省の研究機関SSI(Statens Serum Institut)によると、
BA2の感染力はBA1の2倍とされ、
デンマーク国内では
2021年最終週にBA2の割合が急増し、
最近ではデンマーク国内の陽性者の
65%がBA2だと言います。
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SSIによるとBA2の重症化率は
BA1と変わりないそうですが、
BA1感染後にBA2に再感染した事例も
報告されています。
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免疫回避能力が BA1と比較してどうなのか、
ワクチンが有効かなどは調査中とのこと。
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PCR検査は新型コロナウイルス検出に
世界中で使われていますよね。
BA1はPCR検査で特定できますが、
BA2はPCR検査での検出が困難で
ゲノム解析が必要なことから、
「ステルスオミクロン」と
称される様になっています。
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BA2は、既に英国、ノルウェー、
スウェーデン、米国でも発見され、
増加傾向にあり世界全体では
50ヶ国以上で確認済です。
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日本では1月19日時点で
空港検疫1826例を解析したところ、
BA1が1626例で約89.1%、
BA2が198例で約10.8%。
インドやフィリピン等からの帰国者が
BA2に感染していました。
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1月26日にタイ保健省医療科学局は
1月2日に最初のBA2感染を確認し、
26日段階で14人市中感染、1人死亡と発表し、
今後はBA2がタイ国内で流行する可能性を
指摘しています。
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デンマークSSIの説明によれば、
BA2はBA1に比べて
スパイク蛋白の数が10種多い
等の違いがあると言うことですが、
フランス保健省は
「BA2はBA1の特徴とほぼ一致し、
過度に不安になる必要はない」
との見方を示しています。
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一方で英国保健安全保障庁は
「BA2は BA1に比べて感染力や増殖率が高い」
として警鐘を鳴らしています。
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まだよく分かってないので、
様々な見解があるのは仕方ありません。
ちなみにBA3については
情報がほぼありません。
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そして2022年1月上旬に、
デルタ株とオミクロン株(BA1)の
両方の特徴を併せ持つ新たな株が
地中海のキプロスのウイルス学研究所から
報告されました。
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デルタ株の高い重症化リスクと、
オミクロン株の強い感染力。
その両方の特徴を併せ持ち、
「デルタクロン株」と通称されています。
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キプロス国内における
デルタクロン株の感染例は25件で
軽症者より重症者から多く見つかった
と言うことです。
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英国のウイルス学者から、
デルタ株の含まれる検体と
オミクロン株の含まれる検体が
ゲノム解析の工程で混ざった為に起きた、
技術的なアーチファクトの可能性も
指摘されていますが、
キプロス大研究チームは否定しています。
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一般的な変異発生過程は
ウイルス増殖時の遺伝子複製エラーですが、
デルタクロン株は
2つの変異株に同時感染した人間の細胞内で
遺伝子組み換えに近い現象が起こった
と研究チームは考えており、
デルタクロン株はオミクロン株に置き換わる
可能性があると警告しています。
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その後、
デルタクロン株が本当に実在するのかや、
発生由来に関する論争は立ち消え、
詳細不明の状況が続いています。
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過去の感染症でも、
HIVでは2つの型に同時感染した患者が
一定数存在したことが知られていますし、
インフルエンザもA型とB型の同時感染は
時々発生しますので、
異なる変異株に同時感染する可能性は、
十分にあり得ると思われますし、
変異株同士の遺伝子配列は似ているので
組み換えが起こる可能性はあり、
同時感染がデルタクロン株発生の契機と
言う仮説は不自然ではありません。
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デルタ株とオミクロン株の
同時感染の可能性や
「デルタクロン株」が新たな変異株として
流行し始めるのかなども含めて
警戒が必要です。
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新型コロナの世界的流行により、
感染対策が徹底され衛生意識が高まり、
過去2年間インフルエンザの大きな流行は
ありませんでしたが、
「集団免疫」が低下し流行リスクや
重症化リスクが高まっていると言う
専門家もいる中で、
インフルエンザとコロナの同時感染例も
多数報告されており、
「フルロナ」という造語も登場しました。
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1月10日にWHOは否定しましたが、
その後にイスラエル、ハンガリー、
スペイン、ブラジル、米国等で
「フルロナ」患者が確認されています。
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そして今なお
SARS-CoV-2の起源や特性については、
変異株だけではなくオリジナル株も含め、
全容は解明されていませんので、
今後の更なる研究が待たれます。

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