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【5−ALAってどうなの?】

【5−ALAってどうなの?】

by 宮崎 光史

こんにちは、Dr.K(ドクターコージ)です。

長崎大学の研究グループが、
試験管内での知見ではありますが、
「一定濃度以上の5−ALAを投与すると、
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の増殖が100%阻害される」
と言う報告をしたことで、
俄然注目されることになっています。

自分にも多くの問い合わせが来ていますので、
簡単に紹介と現状での評価を書いておきます。

そもそも5-ALAとは、
「5-アミノレブリン酸」の略であり、
体内にも存在する天然のアミノ酸で、
ミトコンドリア機能において
重要な役割を果たしています。

ところが、加齢に伴い体内量が減少することで、
生活習慣病などになりやすくなる、
と言われています。

意地悪な言い方をしてしまうと、
「一定以上の濃度で100%の効果」
と言う場合の多くは毒性が問題となり
製薬の候補薬としては脱落する可能性が高い、
と言うこともあります。

例えば
「培養細胞実験で100%癌細胞を殺す」
と言う薬品は存在しますが、
動物に投与すると命も失われてしまう様な
モノです。
それくらい「100%」と言うのは
科学や医学の世界ではあり得ない数値です。

5-ALA自体は、
脳外科などで癌細胞を蛍光発光させ
術中に切除部位を判断する、
光線力学的診断法(PDD: PhotoDynamic Diagnosis)
用の薬剤として40年近く前から用いられたり、
血糖上昇を抑制するサプリメントとしても
10年ほど前から市販されている物質で、
安全性は高いと言われています。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は、
ウイルス表面のスパイク蛋白質が
ヒト細胞表面のアンギオテンシン変換酵素II(ACE2)受容体
と結合することで細胞内に侵入し増殖が行われる、
と言うことが分かっており、
5-ALAはその結合を阻害することで
感染を防止出来る可能性があると考えられています。

そもそも長崎大学では熱帯医学研究が行われており、
マラリアの研究が行われていました。
その一部で5−ALAがマラリア原虫の増殖を抑制する、
と言う効果が確認されたため、
ラオスで治療効果を検証する臨床試験を行っていました。

研究者グループは、
新型コロナウイルス(SARS-CoV-1)には
マラリア原虫と同様のグアニン四重鎖(G4)構造がある、
と言うことを発見した為に、
5-ALAに増殖抑制効果がある可能性を思いつき、
試験管内で実験したところ著効したと言うわけです。

ウイルスが細胞表面に結合するのを阻害することで、
増殖抑制効果があるものには、
膵炎治療薬のフオイパン(一般名カモスタット)もあり、
治験が行われているところですが、
5-ALAの利点は「栄養補助食品」として
処方箋が無くても入手が容易なことです。

食品中にも含まれてはいますが、
サプリメントと同等程度を摂るのに
赤ワイン1日1ダース(12本)を飲むとか、
納豆をkg単位で食べる必要があったりなど、
現実的ではありません。

現時点では増殖抑制の為に
どれくらいの用量を内服すればよいのか、
ということもまだ確定しておらず、
何日内服すればよいのかも不明です。

1日450-750mgの投与での研究も行われており、
市販されている栄養補助食品としての5-ALAは
最大用量の商品で1カプセル50mgです。

もし上記研究と同等量が必要とすれば、
1日9-15カプセルを内服する必要があり、
60カプセル入りの商品(2ヶ月分)を
4-6日で消費してしまうくらいの使い方が
必要となる可能性があると言うことです。

とは言え自己責任にはなりますが、
お守りとして常備しておき、
風邪症状が出た時に服用してみる、
と言うのも悪くはないと思いますし、
現在利用しているサプリメントに
5-ALAが含まれていると言う場合も、
含有量がウイルス増殖抑制に
十分では無い可能性はありますが、
続けて使用されて良いかと思います。


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